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回答・コメントする(No.5778)
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国境なき医師団
[Q] こんにちは。私は小学生のころ国境なき医師団にあこがれて医師を志しました。必死に勉強しましたが、センター試験で失敗して医学部さえ受験できませんでした。
発展途上国の医療に恵まれない人々の命を助けたい、という思いでひたすら医師を目指していたのですが、最近自分は医師には向いていないのではないかと考えるようになりました。まず私は数学がとてつもなく苦手で、得意科目は英語です。医師になりたい一心で数ⅢCまで勉強しましたが、明らかに文系なんです。
また、性格もおっとりしていておっちょこちょいだし、要領悪いし、よく天然ボケといわれます。このような私が将来医師として本当に活躍できるのか不安になってきました。
両親には文転したほうがいいのではないかとさえ言われ、文系の私には国際貢献としてそのほうが向いているのではないかとも考え始めています。やはりそうなると国連職員などになるのでしょうか。
頭が文系でも医師になれますか?それともあきらめて文系の道を考えたほうがいいのでしょうか。長くなってすみません。
あなたも知っての通り、国境なき医師団に参加して力になれるような医師は、医療資材も活動環境も制約だらけでしかも心身ともに負荷の大きな環境下でも成果を上げられる医師です。医療資機材もスタッフもそろった恵まれた大病院で自分の狭い専門分野だけの診療ができれば十分なわけではありません。恵まれた医療環境であれば平均以上の医療ができるスキルを身につけているのは当然の前提にすぎず、そうした前提能力が身に付いていて初めて制約された条件や環境下でも工夫や努力でカバーしつつ成果をあげられるのだと思います。
そんな医師になりたいのなら、まずは医師免許取得に向けて努力するのは勿論、医師になった後も自己研鑽を怠らず、生涯をかけてレベルの高い医師を目指し続ける覚悟が必要不可欠だと思います。つまりあなたが目指すべき医師像は、普通の医師に留まらず人間愛を保持し続け、かつ知識もスキルもハイレベルな医師ということですよね?高い理想を掲げて覚悟を決めたあなたに、心から敬意を表します。そして医師になりたいから、浪人してでも全力で頑張ると覚悟されたとの決意を読んで、また親御さんへの感謝と申し訳ないという気持ちを抱いておられることを知って、あなたならそうした素晴らしい医師にきっとなってくれると私は確信しました。
くじけずに志望を貫かれますよう祈念しています。頑張ってください。
ハバネロさん、D.A.Iさん、ありがとうございます。
先日国公立歯学部の追加合格の連絡があったのですが、やはり医学部を目指して浪人する事にしました。(両親には本当に申し訳ないのですが・・・。)
一回目の受験が終わり改めて自分を振り返ってみると、あまりに余裕がなかったことに気づきました。ただ不安から逃げるようにやみくもに勉強していたので、いつの間にか勉強=作業になっていたように思います。
とにかくこの一年、自分に厳しく、真正面から向き合い、壁を乗り越えたいと思います。絶対あきらめないぞ!!(><)
ここに参加してよかったです。とても参考になるアドバイスをありがとうございました。
たぶん、勉強のやり方が間違っているだけで、文系の頭とか理系の頭とかは関係なくて、文転しても何も解決しないと思います。必要とされる学力レベルのハードルをずるずる下げるだけでしょう。
医学部に入学する大半の人は勉強ができる以外はほぼ普通の人です。
大半の人には崇高な志もなにもあったもんじゃありません。でもだいたいどんな人手も医者にはなれてしまいますし、それなりにいろんなことができてしまいます・・・別に勉強ができなくてもたぶん何とかなってしまうのではないかとさえ思えます。まあ何とかなれてしまいます。
専門の選択も割と軽いノリで決めても何とかなってしまいます。そんなに何か特別な人種でないとなれないようなものではありません。
一般の方が医者というものを理解するには情報が偏りすぎているので難しいですね。医学生ですらよく分かってないくらいです。我々もいろいろと伝えたいのですが正しい情報は様々な利権団体にシャットアウトされてしまってなかなか届きません。
あやさん、こんにちは。
>典型的なひ弱な優等生ですよね。
そうですね。
あやさんが、今目の前にある壁をのりこえられなければそうなるでしょうね。
でも、学業成績がふるわず自信をなくすなんてことは、古今東西・老若男女を問わない至極当然の悩みです。
あやさんが憧れている「国境の医師団」で活躍する先生方も、一度は通った道です。
ただ一つ断言できるのは、彼らは悩みこそすれ、決して医師になることをあきらめなかったという事実だけです。
>発展途上国で助かるはずの命を助けたい、苦しんでいる人を自分の手で一人でも多く救いたい
>(中略)この格差はなんだ!?どうして同じ人間なのにこんなに境遇が違うんだ!?私が変えてやる!!
小学生の時分にそれだけ強い問題意識をもっていたのだとすると、あやさんは十分に医師になるための適性をそなえていると思いますよ。
>・・・今にも死にそうな人の苦しみに比べたら、私の挫折なんてほんとにちっぽけなものですよね。
先にも述べましたが、学業成績について思い悩むことは決して恥ずかしいことではありません。
でも、世界を見渡せば、「成績が伸びないことを悩む」どころか、「そもそも学校に通うことができない」子どもたちがたくさんいます。
それどころか、今日一日の食事・水を確保することすらできない人々がいます。
それらとくらべれば、あやさんの悩みは「ちっぽけ」とはいいませんが、少なくとも「生命・健康が危機にさらされる切実さ」というものはありません。
それはもちろん、私にもいえることです。
>追い詰められるとなぜ医者になりたいかを忘れてしまい、かなり弱気になってしまいました。
>あと一年、もう一度歯を食いしばって精一杯やってみようと思います。
地元で一番の進学校に特別枠で入学したあやさんのことですから、学力面での適性も十分に備えていることと思います。
なので、あとは精神的な強さを身につけるだけ!
受験勉強ばかりしているとどうしても気持ちが内向きになっていくので、勉強に疲れたら、医学部のオープンキャンパスに参加して医学部の教授や医大生、医師として働く先輩方の話を聞いて、「医師になった自分」を思い描くとモチベーションの向上につながりますよ。
また、あやさんの目標(=「夢」というほど実現可能性が低いわけではなく、適切な手順をふめば確実に達成できるもの)である「国境なき医師団」に関する書籍を読んでみるのもおすすめです。
受験勉強は長くつらいものですが、人は苦しい思いをしてはじめて成長できます。
一生懸命がんばって、ぜひ「国境なき医師団」として、世界中の人々のいのちを救ってください。
あやさんのそうした姿が、また子どもたちに夢と希望をあたえ、優秀な医師を志す原動力となります。
ありがとうございます。
>本当に医師になるのか、自分自身に徹底的に問いかける必要があるように思います。
最初は半分プライドもあったかもしれません。小学生の時からそこそこ勉強には自信があり、高校も地元では一番の進学校(公立)に特別枠で入り、自分は医者になるもんだと思い込んでいました。(甘い!)しかし、東大・京大志望がごろごろいる学校なので、自分よりできる子がいると、だんだん自分に自信がなくなっていきました。典型的なひ弱な優等生ですよね。
そもそもなぜ医者になりたいと思ったのか。実はこの理由は一つだけではありません。ただ、発展途上国で助かるはずの命を助けたい、苦しんでいる人を自分の手で一人でも多く救いたい、そして、人は生まれてきたからには誰でも健康で幸せになる権利がある、というのはずっと私が抱き続けてきた思いです。自分は世界でもほんの一握りの幸福な人間の一人で、同じ時間を生きている罪のない人々が次々と命を落としている、という事実を知ったとき、大きな衝撃を受けました。社会に貢献したいというのもありましたが、この格差はなんだ!?どうして同じ人間なのにこんなに境遇が違うんだ!?私が変えてやる!!と(小学生ながらかなりビッグな事を)思ったのがきっかけだったように思います。
・・・今にも死にそうな人の苦しみに比べたら、私の挫折なんてほんとにちっぽけなものですよね。追い詰められるとなぜ医者になりたいかを忘れてしまい、かなり弱気になってしまいました。あと一年、もう一度歯を食いしばって精一杯やってみようと思います。
あやさん、こんにちは。
「発展途上国の医療に恵まれない人々の命を助けたい」との理由から医師を目指されのは、とても立派だと思います。
ただ、あえて厳しいことをいうと、テレビや映画の影響を受けただけの“単なるあこがれ”程度のものだったのでしょう。
それは、なぜか。
本当に医師になりたいと強く願っているのであったら、成績が思うように伸びないからといって「自分に医師は向いていない」だとか「国連職員の方が向いているか」は思わないからです。
向いている、向いていないという適性ももちろん大事なのですが、まだ、その仕事についたわけでもないのに「向いていない」などと思うのは、それほど強い動機があるわけではないからでしょう。
数学がどうとか、性格がどうとかいう前に、「成績が伸びないから医師になるのをやめる」と思い悩む方がよほど適性を欠いていると私は思います。
考えてみてください。
目の前に素人目にみても助かりそうにない重体のケガ人がいるとしますよね?
で、治療にあたった医師が、
「私の専門は内科なんで、ケガの治療は自信がありません」とか
「私はまだ医師になって1年しかたっていないんで、こんなケガ治せません」とかいう医師を信頼する気になりますか?
実際問題として、スキル・経験・力量が不足していたとしても、全力をもって患者さんの命を救うよう努力するのが医師であって、目の前の現実から目を背けたり、まごついたりする人を医師とは認めたくないですよね?
今のあやさんは、そういう状況にあるのだと思います。
ちなみに、「国連職員」への志望変更も検討しているようですが、個人的には医師になるよりも難しいと思います。
少なくとも、“今の”あやさんがなれる職業だとは思えません。
最後に、文系・理系について過去に書き込んだ箇所をお知らせしますので、参考にしてみてください。
http://minna.13hw.com/forum/viewthread/5764
とにもかくにも、本当に医師になるのか、自分自身に徹底的に問いかける必要があるように思います。
それで、もし本当に医師を志すということであれば、つまらないことを考えず、覚悟を決めて勉強するほかありません。
つらいかもしれませんが、がんばってください。