HOME > もっと教えて!フォーラム > 自分の感性を追求「ゲーム・アート・デザイン」の仕事 > 回答・コメントする(No.5922)
もっと教えて!フォーラム
回答・コメントする(No.5922)
-
いつも、子どもたちの疑問にお答えいただき誠にありがとうございます。
13hw編集部より、ご回答くださる際のポリシーに関するお願いです。
-
回答は、基本的には、その職業の方(または経験者、相応の知識を有する方など)にお願いしております。
しかしながら、なかなか回答のつかない質問もあります。
投稿されてから2週間経っても回答がつかない質問に関しましては、職業などに関係なく、ご回答のご協力をお願いしたいと考えております。 -
白書の皆様におかれましては、貴重な時間を割き、子どもたちの質問に丁寧にお答えくださったり、叱咤激励してくださって誠に感謝しております。
このようなお願いをするのは大変恐縮なのですが、勇気を出してこのサイトに質問を投稿してくれた子ども達に、よりよい情報を提供したいと考える当サイトの運営ポリシーをご理解・ご了承いただけますと幸いです。
自分の描きたい絵を仕事で描くには?
[Q] はじめまして。
私は昔からイラストを描く仕事に就きたくて、イラストレーターになりたいと思っていました。
しかし、イラストレーターだとキャラクターの髪型等を、指定された通りに描かなくてはならず、自分の描きたい絵が描けないと聞きました。
私は、自分がデザインして描いたキャラクターなどで、ゲームのイラスト全般を自分で手掛けたいです。
つまり、キャラクターの設定を指示する人と、それを描き上げる人を足したような仕事がしたいです。
贅沢なことですが、そんなことは実際可能なのでしょうか?
もし可能なら、ゲーム会社等に入社してぱっとそんなことができるとは思わないので、努力してそこまでなるという志は十二分にあります。
以前父にも協力してもらいながら調べた時に、(経験を積んだ)ゲームグラフィックデザイナーなら可能というようなことを聞きました。(はっきりとそう書かれていた訳ではないので、誤解かもしれません…。)
実際そうなのでしょうか?
グラフィックデザイナーではなく、ある程度有名なイラストレーターさんなどでないと無理なのでしょうか。
同時に、ゲームグラフィックデザイナーの具体的な仕事の内容・流れについてもお聞きしたいです。
自分の絵を描ける仕事はあるのでしょうか?
質問だらけで申し訳ないのですが、よろしくお願いします。
いえいえ!
寧ろ現実的ではないことを考えても、理想と現実との差に気づいてしょんぼりするだけなので
現実的な意見を聞けてよかったです。
それに、現実的な意見も聞きたかったのでうれしかったです。
でも自分でまた考えたあと、可能性があるなら心意気でやってみよう!と理想を追い掛けるかもしれませんが…(きらーん)
ゲームのキャラクターを作ってそれが動く時を楽しみです!
学校が平常授業の時はなかなかゲームを作る時間がないので、
長期の休みに入った時にゲームを作り始めようと思います。
今からわくわくしてます(笑)。
サクさん、お返事どうもありがとう。
自分の回答を読みなおしてみて、
サクさんの可能性の幅を狭めるような言い方をしてしまったこと、
ちょっと反省しています。ごめんなさい。
私も含め、大人の多くは自分より年下の者に対して、
大変だと感じていることを、なるべく避けるように言います。
でもそれは、その大人が感じたことで、「正解」とは違います。
私は「おすすめしない」と言ったけれど、
それはあくまで私の考えです。
サクさんの行動を制限する意味で言ったのではないことを
わかってください。
ゲームのキャラクターを作るのは本当に楽しいですよ!
この楽しさを、ぜひサクさんも体験してほしいです。
わかりました、ゲームをするのも大好きなので楽しんでゲームを作ってみたいと思います!
友人たちの中で一度ゲームを自分たちで作ってみないかという話が出ているので、
それにも参加させてもらおうと考えてます。
完成したときの感動はすごいんだろうな~。
自分でいろいろ動いて頑張ります。ありがとうございます!
こんにちは、サクさん。
ちょっと私の説明が足りなかったみたいですので、補足しますね。
「ゲームを作る大変さをわかる」ためにゲームを作るのはちょっとつまんないです。
ぜひ実際にゲームを作って、ゲームを作る「楽しさ」を知ってほしいです。
ゲームを作るのは楽しいですよ!(と、ゲームクリエイターは思ってる…はず)
1人で全部作ってみることをおすすめするのですが、
ゲームのイラストレーターを募集しているサークルなどもあるので、
そこでイラストだけ参加してみるのも手です。
自分の描いたイラストが、ゲームでどのように扱われるのか、
それを見ていくのも楽しいと思います。
自分1人の作業で作った素材が、多くのスタッフの手を経て、
どんどんゲームの完成形になっていくのを見ていくのも、共同作業の醍醐味です。
スイミーさん、まこさん、わがままな質問(苦笑)に回答ありがとうございます!
お礼が遅くなってしまってすいません。
とても丁寧な説明で納得して理解できました。ありがとうございます!
>常にゲーム全体の仕上がりを考える必要があり、その作業量はとてもとても多いのです。
>ゲームのボリュームや会社によっては可能なのかもしれませんが、
>個人的にはおすすめできません……。
やはりあれもやる、これもやるでは大変なんですね。。。
お二人のおっしゃる通り、今度自分でゲームを作ってみます。
そうすればゲームを作る大変さもわかると思うので、
それからまたしっかり考えてみます。
ありがとうございました!
こんにちは、サクさん。
私はゲームデザイナーといって、ゲームを作る仕事をしています。
イラストレーターさんやグラフィックデザイナーに仕事を指示する側ですが、
質問に回答しますね。
●イラストレーターさんとの作業について
まず、どんな有名なイラストレーターであろうと、
自由にキャラクターデザインができることはまずないと思います。
私も有名イラストレーターさんと仕事をしましたが、
キャラクターデザインを頼む最初に、どんなキャラクターなのかを指示しましたし、
できあがってきたラフに修正をお願いすることもありました。
大御所の方なのでこっちは緊張しましたが、快く修正に応じていただきました。
修正内容は、イメージの違いという部分もあるのですが、
それよりもゲーム画面上での取り回しのしやすさ
(発色のいい色かどうかとか、髪が細すぎて切り抜きがうまくいかないとか、
小さいアイコンやローポリゴンキャラにしたときイメージが損なわれないかとかなど)
で修正をお願いすることが多かったです。
ただ、上でスイミーさんが書かれているとおり、イラストレーターさん自身のアイデアは
かなり大きな力を持ちます。
例えば、「髪型は元気っぽいショートで」という指示が出ている場合、
ショートスタイルという制限はありますが、
ボブなのかウルフなのかはイラストレーターさんがまず決めることになります。
そこで、いいデザインを提示することができれば、そのデザインで決定するでしょう
(もちろん、ラフを描いてみてイメージが合わなければやりなおしですが)。
基本的にデザインの指示を出す側は、イラストレーターさんほどヴィジュアルに詳しくないので
まずは具体的なヴィジュアルを見せた方が勝ち、的な面はあります。
デザインが固まるまでは、ラフとチェックのやりとりを繰り返すことになりますが、
キャラクターデザインが固まってしまえば、あとはチェックはゆるくなります。
販促用のイメージイラストなどは、イラストレーターさんにお任せで、
かなり自由に書いてもらいました。
●ゲームグラフィックデザイナーの仕事について
「ゲームグラフィックデザイナー」というのは、ゲームの仕事を分類するときの、
一番大きなくくりになります。
ですので、一言に「ゲームグラフィックデザイナー」といっても、いろんな仕事があります。
場合によっては、人物の絵はまったく描かないこともありえます。
それどころか、絵をまったく描かない可能性だってあるのです。
自分が描いた「イラスト」がそのまま画面に表示されるゲームは限られますし、
そういった仕事につける人数はさらに限定されます。
「スチル」や「イベントグラフィック」や「一枚絵」と呼ばれるようなイラストは、
ゲームグラフィックデザイナーではなく、
外部のイラストレーターやアニメーターが描くことも多いです。
ですので、一言でゲームグラフィックデザイナーでくくってしまわず、
サクさんがやりたい仕事の内容を明確にし、それをやれる会社を見つけて就職しないと、
やりたいことと実際の仕事がズレてしまうかもしれません。
●キャラクターの設定を指示する人と、それを描き上げる人を足したような仕事
そういったポジションはあるにはあります。
「ゲームディレクター」といって、ゲーム制作における監督みたいな立場の人です。
ゲームディレクターはゲーム全体を見回して制作の指示を出すのですが、
そのゲームにおける権限は一番大きいです(監督ですから)。
ですので「自分がイラストを描くと言ったら描くんだ!」と言えば、
自分でキャラクターのイラストを手掛けることができます。
特に最近のゲームはグラフィック面が重視されますので、
グラフィック出身のディレクターは少なくありませんし、重宝されます
(実際にゲーム画面に映るグラフィックを描かなくとも、イラストが描けるというのは、
製作時にイメージを伝えるのにもとても役に立つのです)。
なので、ゲームグラフィックデザイナーを経由してディレクターを目指すのも、
ひとつの選択肢だと思います(いきなりディレクターになるのはまず無理です)。
スイミーさんもおっしゃってますが、
私もゲームを実際に作ってみることをおすすめします。
「自分でゲームを作ってみたい」という人の多くは、グラフィックが用意できなくてつまづきます。
それを自分で描けるサクさんには、大きなアドバンテージがあります。
サクさん、こんにちは。
サクさんは、イラストレーターの中でも、
特にゲームのキャラクターデザインがしたいという前提でお話ししますね。
まず、デザイナーと名の付く仕事は、
ある条件を満たし、なおかつよりよい形に仕上げることです。
一から全部、自分の思う通りに何かを作ることは、デザイナーの仕事ではないのです。
どんなに有名なイラストレーターでも、
キャラクターデザインならば必ず「こういうイメージで」という条件が出ます。
サクさんがキャラクターデザインの仕事をしたいのであれば、
提示された条件を理解し、
イメージをふくらませて自分の絵で表現できなければなりません。
指定はある程度ありますが、キャラクターの見た目全部を
指定どおりにしなくてはいけないということはないと思います。
なぜなら、その見た目を考えるのがデザイナーの仕事だからです。
自分でキャラクターを作りたいというサクさんのお気持ちはよくわかります。
私がキャラクターデザインをしたときは
こうしたほうがいいのでは?など、絵描きの目線から意見を言うこともありました。
もちろん、全部受け入れてもらえることはないですが、
サクさんが考えているように、
デザイナーは一方的に指示を受けるばかりではありません。
キャラクターのデザインは、「設定を考える人」と「描く人」の共同作業なのです。
>キャラクターの設定を指示する人と、それを描き上げる人を足したような仕事がしたいです。
一般的なゲーム会社でそれをするのは難しいと思います。
キャラクターの設定を指示する人は、ゲームの骨格を作る人でもあるので
常にゲーム全体の仕上がりを考える必要があり、その作業量はとてもとても多いのです。
ゲームのボリュームや会社によっては可能なのかもしれませんが、
個人的にはおすすめできません……。
サクさんは、自分でゲームを作ったことはありますか?
ないのなら一度簡単なものを作ってみてはどうでしょうか。
一度全部一人でやってみると、実際どれくらいの作業量なのか、イメージできると思いますよ。
自分の絵を仕事で描くのはとても難しいです。
でも、不可能ではありませんよ。