英会話上達に役立つ勉強方法がもう一つあります。
それは英語を英語で学ぶことです。英和・和英辞書は必要ありません。
一々訳していたら、会話がワンテンポ遅れることになります。

赤ちゃんはどうやって言葉を覚えると思いますか。お母さんのお腹にいる時
からお母さんの言葉が聞こえているのです。誕生後は日々お母さん
の話に耳を傾け、顔の表情を良く見て、成長と共に自然に言葉を身につけて
いくのです。

”この降ってわいたような機会で、何かを見つけたいです”
前向きで良いですね。貴方はOKです。渡英から一ヶ月すぎたばかり、環境の激変に
体が未だ順応していないだけです。努力し行動すれば時間が眼の前の問題を必ず解決
してくれます。何も心配することはありません。

その課題の英語ですが下記の二つを実行できれば着実に身につきます。
①恥ずかしいと思う気持ちを捨てること。失敗は成功の母なのです。
②文法を意識しすぎて正しい英語・正確な英語を使わなくてはならないとの考えを捨てること。一番の目的は相手との意思の疎通です。だから基本的な単語を確実に覚え・
身につけ、TPOに応じて使い分けるスキルをマスターすること。要は簡単な英語を
シンプルに場に応じて使い分けよといっているのです。これでOK、
まず、speak up!なのです。それから教師や友だちに”why"を連発すること。
わからないから教えてとストレートに相手に伝えるのです。

さて、②校内の日本人とのつきあい方
日本人の特徴の一つは集団志向です。農耕民族日本人は集団の中で生活することに
安心感を求め、その中で自分を適応しようと努めるのです。
特にその行動が顕著になるのが海外での生活です。同胞意識、情報交換、身の安全
を守るため、いつしか群れるのです。でもそれはごく自然なことです。
海外留学したけどいつも日本人ばかりで行動し、全く英語が喋れず帰国したなどの
話はよく聞くことです。悲しい現実ですがその責任は本人がとることになります。
決局卒業できないのですから。後悔先に立たずの典型的なパターンです。
それは本人のロストアイデンティティーになります。一体自分は何者なのかと
あとで後悔することになります。

物事は白黒だけではありません。全体でウザッタイと感じる校内の日本人も個々はそれぞれ貴方には無い物を持っているはずです。イヤだと思わないで、そこは柔軟に
誰とでも交流できる積極性と前向きな行動が大事です。
同胞に好かれない人間が外国人と仲良くできると思いますか。
人間は皆同じです。貴方の今の悩みは彼らにもあったはず、素直になって
話、アドバイスを求めたらよいのではないでしょうか。

貴方に関心を持つクラスメートはいるでしょう。貴方から積極的にアプローチし
沢山の仲間と友だちになると良いでしょう。これができれば、確実に貴方の
スクールライフは楽しくなるはずです。そしてそれを教師は期待し観察しているのです。答えは全て貴方の心の中にあるのです。

そうですよね。
日本にいる時は、自分で言うのもおかしいですが、優等生みたいなところがあったので、辛いんだと思います。明日から学校なので、底から這い上がるような心構えで臨みます。前から、目の前に壁ができると、知らず知らずのうちに楽な方に流されるところがあったので、克服します。
自分の考えていることを整理してもらうと、すごく楽になります。ありがとうございます。自分の強みが何かとか、一生を通してやりたいこととか、そういうのがまだ分からないんです。この降ってわいたような機会で、何かを見つけたいです。

なるほど。状況が良くわかってきました。
書き込みを良く読むと今後に役立つキーワードが沢山ありますね。
それは
①フレンドリーなアメリカ人教師のこと
②校内の沢山の日本人とどう付き合うか
③日本帰国後の心構えと日本人としてのアイデンティティー

それぞれ私なりに考えてみます。
①教師のこと。
やるべきことをやっていると思います。一般的にアメリカ人の良いところは
誰とでもフレンドリーなこと。世界中から可能性・機会を求めて人が移住してくる
アメリカとアメリカ人にとっては対人関係能力・コミュニケーション力が生きていくためには欠かせない資質なのです。ここが歴史と伝統にしがみつくイギリス・フランスを中心とするヨーロッパ人との大きな違いです。友だちになるまでには他人をまずじっくり観察する分、時間がかかります。気候のせいもあるでしょう。ヨーロッパの冬は寒く
暗く、そして長いのです。なぜか性格的に暗いと感じるのは私だけかもしれませんが。

さて教師ですが表面のフレンドリーさは別にしてしっかり貴方を観察し、他の教師の客観的な評価も聞き、そして日常の生活態度など総合的に勘案して現段階の正当な評価をしていると私は思います。

さて、この状況を貴方がどう考えるかで貴方の今後が大きく変わります。
わかりやすく言えば、最初から優等生で教師たちに過剰な期待を抱かせ、結果が
悲惨より、底の評価でスタートし、期待を超える結果を出すと、両者にとって
効果は大です。貴方にとってはやればできると自信につながります。
教師も自分の指導の成果と思うでしょう。

教師との人間関係が貴方にとって大変重要です。まず自分のことを教師に
良く理解させ・してもらうこと。つまり信頼関係を醸成すること。
そのためには貴方は勉強に集中し本気で授業に取り組むしかありません。
こうして相手とコミュニケーションが取れる英語力を身につけるしか、自分の身を
守る方法は無いんだとわかれば、英語の取り組み方が違ってきます。
こうして人は必要に迫られるとイヤでも英語勉強することになるのです。

”自分の身を守るため”と改めて自分に言い聞かせてください。
周囲の眼に振り回されず自分を取り戻すのです。
まずここからですね。必ず貴方には強みがあるはずです。
それを思い出してください。
ストレスをためないで下さい。

今日はここまでにしましょう。
質問があれば何なりとどうぞ。

ハロワのおやじさん、ありがとうございます！
ハロワさんが他の留学生に向けて書いた回答も見ました。とても参考になりました。

職業のこととは関係がないのですが、聴いてもらってもいいですか。
私は高校1年生で、今ここでいう9年生に入っています。そして、夏明けは10年生にあがるつもりでした。しかし、学校側に、私の英語力不足を理由に9年生をリピートするように言われています。もしそうなると、滞在期間が3年なので、卒業できず、そして高3で日本の高校に編入するのは難しいので、計画がぐちゃぐちゃになってしまいます。

そこで両親がミーティングをした際に、私の英語ができないという証拠に、各教科の先生たちの私に対しての評価を見せられたそうです。その評価は悲惨で、very
very weakとか、消極的とか、書かれていたみたいです。私の英語はまだ来たばかりで弱いのは分かっているのですが、すごくフレンドリーなアメリカ人が、私のことを本当はそんな風に思っていたのかと思うとショックでした。
アメリカの学校では、発言重視というのは知っていたのですが、これから英語が少しずつできるようになり、発言したりもできるようになるはずです。
また、その学校には日本人が本当に多く、私の学年には、日本人だけとつるんで、外人と全く話そうとしない子たちがいます。最初私もその中に入っていたのですが、英語を勉強してきたのに日本語ばかりしゃべっているなんてバカらしくて、今はそのグループから抜け出しました。学校側は、そういう、つるむ日本人がウザったいらしく、私が日本人とランチを食べているのか、とまで聞いてきたそうです。

今、10年生にあがるために、できるだけ積極的に発言したりしようと思っているのですが、表面はフレンドリーでも、裏で私を「面倒な日本人」なんて思っているかもしれないと思うと、すごくこわくなります。まだまだ幼稚な英語しか話せなくて…。また、少し日本人と話すだけでも、先生に見られたら、と思ったりしてビクビクしてしまいます。馬鹿みたいなんですが・・・。

人のことなんて気にしないで生きていけばいい、と思っていて、いつも鈍感に生きていたのですが。。最近、どう思われるか過剰に考えてしまう自分がいます。
甘えていてごめんなさい。どなたでもいいです。この質問を読んでくれた人、私にアドバイスをください。

お願いします。

貴方の状況は良く理解できます。

その解決方法を説明します。
イギリスやアメリカなどにこだわらず何処にいても同じこと
結局外国語を学ぼうと思ったら、

①分からない自分を認めること
②気持ちをオープンにして”わからないのでゆっくり話して
、教えて、など素直・率直に聞くこと。
③”聞くは一時（いっとき）の恥、知らぬは一生の恥”を忘れないこと
④相手の立場になって考えてみてください。もし場所が日本で
そこに家族の都合で来日したイギリス人の高校生が日本語が出来ずに
悩んでいたら、日本人の貴方はその子をほっておきますか？
きっと助けてあげたいと思うでしょう。多分貴方から声がけするかも
しれません。その理由は貴方が日本人だから。

さて、イギリス人はこんな状況にどう対処するでしょうか。
欧米の個人主義は理解していますか？日本人は”アウン”の呼吸で状況を判断
します。でも欧米人には自分から声にだして言わないと誰も理解してくれないのです。
つまり”言葉”がとても大事なのです。

あまり沢山書いても混乱するでしょう。要はわからないと素直になること。
わからないから教えてと謙虚に友だちに打ち分けるのです。
先生に対しては、わからない人に教えるのは当然だと、開き直る様な
気持ちで積極的に教えを請うとよいでしょう。

欧米人と接するさいには自らをオープンにすることが大事です。
世界どこに行っても人は同じです。それぞれの歴史・文化の中で生きています。

こう考えるとまず貴方が知るべきは言葉ではなく、彼らの文化・歴史、価値観
などを知ることでしょう。その先にコミュニケーションツールとしての
英語があるのです。言葉だけ学んでも真の国際人にはなれません。

これまでをリセットし、今日からアプローチを変えてみませんか。
やればだれでもできるのです。本気になって眼の前の壁を乗り越えてください。