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回答・コメントする(No.6080)
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声優事務所の実態について
[Q] こんにちは。
私は将来声優になりたいと考えている高校生です。
雑誌やインターネットで声優について調べていると、声優のプロダクションの数や、フリーの声優さんの数が思っていたよりも多くて驚きました。またプロダクションを移籍したことのある声優さんも多いことや、プロダクションによってある分野の仕事やTV局、アニメーション会社に対する影響力も違うことを知りました。
ここで質問なのですが。声優さんは実際どのように所属するプロダクションを選ぶのでしょうか。また、フリーの方はどのようにして仕事を探すのでしょうか。
私はアニメでの吹き込みが一番したいのですが、ナレーションや洋画の吹き替えなどいわゆる声優の仕事といわれる他の分野の仕事もしてみたいですし、できるようにもなりたいです。
ややこしい質問だと思いますが、この業界に詳しいどなたかご返答をよろしくお願いします。

ご回答どうもありがとうございました。
時間をかけて将来のことを考えます。

参考程度に読んでいただければと思います。
男性の声優志望に関しては、かなり狭き門といえます。
アニメの声優(18禁含む)・ナレーション・吹き替えと種類があり、
事務所によって何が強いという特徴があったりします。
自分がどれを目指すのかはしっかりと考えておいたほうがいいと思います。(無論給料も変わってきます。)
私の周りにも大学の先輩・後輩で事務所に所属している方はいますが、
声優業一本で食べている人は居ません。
みんなアルバイトをして生活しています。
又、アイドル声優でもない限り(アイドル声優でも演技力は求められますが・・・)
演技が出来ない方は論外だと思います。(劇団に所属されている方も多かったりしますし)
やはり養成所に通うのが一番の近道だと思います。
ただ高校卒業後養成所だけ通うとかは将来つぶしがきかないのでやめたほうがいいような気はします。(白石稔さんのように遅咲きの方もいらっしゃるのでなんですが、必ずなれる職業ではありませんので・・・)
あと仕事は食べていけるようになるまで選べないと思ったほうが良いです。
それでは頑張ってください。

ご回答していただき、ありがとうございました。
これからの進路に向き合う為の参考とさせていただきます。
本当にありがとうございました。

こんにちは。あなたの志望する業界には勤めていませんが、ある程度の内容をコメントしますので、よかったら適宜参考にしてください。
まず、あなたが声優になる才能があったとして、最初に所属するプロダクションは、あなたが選択できる余地はほとんどありません。よほど才能のある人や、以前から他のジャンルで活躍していた人を除いて、あなたに声優になるチャンスを与えてくれるプロダクションは、一つだけです。そのチャンスを活かし、オーディションなどで晴れて役を得ることができれば、そのプロダクションと契約することになります。プロダクションに付属する養成所などで修行を積んでいたなら、基本的にはそのプロダクションに入ることになります。もし、あなたがそのプロダクションからのお誘いを断れば、たいてい次はありません。
ちょっと理不尽かもしれませんが、あなたと同じぐらいの才能を持った声優志望者はいくらでもいるのです。また、いただいたチャンスを活かさない人物だという評価が広まってしまうと、次に声をかけてもらえるチャンスはずっと低くなってしまいます。まだ仕事としての実績がない間は、選択の余地はほとんどない、というのが実態のようです。
あなたが声優としてある程度成功を収めるようになれば、所属プロダクションを変わったり、あるいはフリーとして活動することも可能でしょう。ただ、基本的に声優のお仕事は一般のサラリーマンよりはるかに厳しい競争社会ですから、演技力とともに社会人としての素養が求められます。最近は声優の雑誌というのがあるそうですが、そこで書かれているのは「アイドル」としての声優の姿だということを、理解してください。
誰でも知っているような超人気声優でも、役をもらうためにはオーディションを受けますし、その前に、オーディションの声をかけてもらうために営業活動をしています。フリーの場合は、この営業活動も自分でしないといけません。言い換えると、営業のウリとなる実績がないと、フリーになったと言って自由に仕事を選べるわけではありません。
あなたが将来声優の養成施設に入るチャンスがあるなら、そこがどんなプロダクションと関係があるのか、よく調べることをお勧めします。たぶんここでの選択が、あなたが声優になれたとして、その最初の数歩を決めることになるでしょう。