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回答・コメントする(No.6110)
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諦めたほうがいいのでしょうか?
[Q] 中2の女子です。
小さい頃からピアノを習っていて
あまり上手ではないのですがピアニストになりたいと思っていました。
ですが、中学校に入ってホルンを吹いてみたら
第一希望の楽器ではなかったのですが
音色もステキだし、ホルニストになりたいと思うようになりました。
自分で言うのも変ですけどホルンが上手がほうだと思います。
でもそれは、失礼ですけど周りの人が下手なだけであり、
私もそれより少し秀でているくらいですから下手の部類に入ると思います。
色々と調べてきて、簡単になれるものじゃないこと。
仮になれたとしてもそれで食べていくのは難しいこと。
他にも多々解ったことがあります。
でも諦められなくて。
どうしても奏者になりたくて。
でもそんな風になれる実力、自信はなくて。
やっぱりそれでも奏者になりたくて。
もうどうしたらいいのか解りません。
私はどうしたらいいんでしょうか…。

こんにちは。なにせホルンといえば世界中でもっとも演奏が難しい楽器として某世界一を集めた本で公認されるぐらいですから、多少なりとも演奏できるということは、それはそれで実にすばらしい、ステキなことです。
また、あなたが音楽が好きという気持ちも、とても大切なことです。音楽はいつでもどこでも、あなたの生活をきっと豊かにしてくれます。
ただし、音楽が好きということと、音楽を仕事にするということは、まったく別物です。ホルンの場合は9割以上クラシック系のお仕事に就くことになりますが、人よりも遥かに優れた才能を持った人が、厳しい努力を続けることで、(多少の幸運を味方につけて)初めて可能性が得られる、厳しい世界です。なお、アマチュアオーケストラのホルン奏者であっても、かなり厳しいオーディションと競争がある場合が多く、入団したと言っていつも舞台に出れるとは限らないことがあります(団体の実力と人気によって大きく異なります)。
あなたが自分の才能に自信がない、と少しでも思うなら、少なくともプロの演奏家になることは無理でしょう。でも、それであなたの価値が下がるわけではけっしてありません。音楽を楽しむという行為は、才能の有無ではなく、あなたが楽しみたいと思う気持ちが大切なのです。
もし、自分の才能と一度勝負してみたいと思うなら、毎日今まで以上にしっかり練習しましょう。あなたは今の練習で、ロングトーンから始まる「基礎練習」と言われるものをどのぐらいしていますか? あなたがプロを目指すなら、毎日最低1時間は基礎練習を行いましょう。私の本棚にある金管楽器の教則本には、「1日2時間は練習しましょう。うち基礎練習が90分」と、驚異的な練習譜面ともども恐ろしいことが書かれていますが、プロの方々の日常の練習って、だいたいこんなものです。
中学生の間は、無理に高音を出そうとするよりも、むしろホルンらしいふくよかな音色を出すことを心がけるといいでしょう(音楽大学に入学するには4オクターブが必須です)。ホルンは特にリップトリルの技能が求められますので、これはよく練習しましょう。あと、オーケストラ希望の場合、inF以外の譜面が読めること(古典派の曲を中心にinHとかinEなどが平気で出てきます。しかも曲の途中でよく変わる)は重要ですので、今の内から少しずつ慣れておくといいでしょう。
さて、ある程度現実をそのまま書いてみましたが、あなたはどう感じましたか?
とても私には無理だから、マイペースで音楽を楽しむ、でもよし。たいへんだけどチャレンジしてみたい、でもかまいません。大切なのはあなた自身で、自分の将来を決めるということです。どんどん悩んで、ぜひご自分で答えを見つけてください。

人生、先は長いのです。
今は、一旦音楽のことは忘れて目の前の勉強に集中すれば良いと思います。
世界は広く大きいのです。仕事は約3万あると言われています。
働く場所も世界中にあります。
今はまだ視野・視界が狭いと思います。だからこそ今ここでやりたいことと
距離を置き、他の世界に興味関心がないか考えてみることが大切です。
その上で自分を活かす道がこれしかないと確信したら、本格的にその実現に
向け準備すると良いでしょう。
”好き”を仕事に。とてもよい響きで、それが実現できれば幸せでしょう。
どれだけの人がその夢を実現できたでしょうか。
できた人はきっとあきらめなかった人でしょう。また環境にも恵まれたのかも
知れません。運も味方してくれたのでしょう。
共通点は多分、生き方・姿勢・心構えが前向き・肯定的そして努力の人たち
だと思います。
日曜日に市民交響楽団の定期演奏会に行ってきました。第70回管弦楽定期演奏会です。
ホルン担当は6名。半数は女性です。全体を眺めても男女半々の演奏者の皆さんでした。貴方も身近な所でこの様な演奏会があれば積極的に参加すると良いでしょう。
必ず何か将来に役立つことが得られます。まず他者の演奏に耳を傾け、自分だったら
こう演奏すると考えたり、比較したりして夢を膨らませることも大事でしょう。
自分をどう活かすか。自分が何を通して社会に役立つかなどこれから時間をかけ
考えると良いでしょう。