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回答・コメントする(No.6114)
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大学を中退して英会話を学ぶ
[Q] 初めまして、私は神戸の私立女子大に通う1回生です。
得意なわけではないのですが、昔から英語が好きで
英語を学びたいと思ったので英文科に入りました。
しかし、私が思っていたのと違い実用的な英語を
学べずに、ほとんど遊びのような授業ばかりです。
また、英語だけではなく日本文学や音楽などの授業も
取らなくてはならなくて、正直大学に行くことも
苦痛になってきてこれなら語学の専門学校などに行って
英語だけを集中的に学んだほうがいいのかな?と思っています。
父が今年の6月で退社し、また大学進学予定の
高校2年生の弟もいるためお金の問題もあるので
専門学校などに行くのであれば、入学までに働いて
せめて今まで大学に行くのに払ってもらったお金を
返そうと思っています。
授業料なども出来るだけ払おうと思っています。
将来は通訳になりたいと思っているのですが
大学を出ないと難しいですか?
英会話を身に着けるにはどのような方法がいいでしょうか?
ここ最近悩んでいてプレッシャーもあり、あまり寝れません。
長文でまとまっていない文章ですみません。
よかったら皆さんの意見を聞かせてください。
よろしくお願いしますm(_ _)m
すでにお二人から大変役立つアドバイスを頂いています。
こうして様々な質問とその回答を読むと私たちにも役立つことが沢山あります。
私は①大学進学②通訳について回答したいと思います。
①今後の長い貴方のキャリアを考えると、大学を卒業することを勧めます。
あらゆる公的支援や民間財団からの支援を受け大卒の学歴を取得してください。
大学入学が目的ではなく、大学で何を学びそれを将来どう活かすかが大事だ、
とのご意見は良く理解できますが、大卒は大卒です。その重要性が実感できる
時が何時か来ます。
希望すれば大学全入時代になりました。
企業の採用選考も通年採用、大学名を問わない人物重視など少しずつ変化して
来ていますが、大卒新卒重視の姿勢はこれからも変わらないと思います。年功序列、
終身雇用制度は日本人労働者の働くよりどころです。企業が将来それを保証できるか
どうかはわかりませんが、まずは安定した職場に就職されることを提案します。
②通訳について
仕事を通じて通訳の方たちの活動する、会議、セミナーなどに参加する機会が沢山
ありました。その経験からのアドバイスです。
感動した、驚いた、すごいと思った、感じたと言うのが私の率直な印象です。
どうしたらこの様なスキルが身につくのでしょうか、ここで考えてみます。
通訳の適性とは
ーとにかく英語や外国語が好き。好きが仕事なら”苦労”など何も感じないものです。
ー英語や外国語の前に日本のこと全てに通じ明るいこと。知らないことを発見したら
すぐに調べるタイプ。研究熱心で好奇心のかたまり
ーとにかく元気、生き方が前向きで肯定的。
ー数々の失敗を繰り返し、その恥ずかしい経験をバネに立ち上がることができる人
ー過去を引きずらない・断ち切れる人
ー居るだけで周りの人が幸せと感じられる人。つまり人格者。
ー人間力のある人。魅力のある人
ー沢山の仲間、先輩、上司と常に出会い、自分の成長のため他者の意見を聞く
ことが出来る人。
ー他者との初めての出会いの一瞬で心を交わすことが出来る人。つまり一瞬で
互いに好きになることができる人
ー音楽・美術・自然そして外国の歴史など幅広い知識を持った人
ー地球は一つ、人は皆同じと思っている人
ー日本を誇れる人。 日本のことを語れない人、誇れない人は外国人からは信用されません。だからこそ日本の歴史・文化・日本人とはなにかを良く知ることが大事なのす。
ー日本人のアイデンティティーを決して忘れない人。地球上どこにいても。
ー洗練された人
まだまだ沢山あると思いますが思いつくまま書いてみました。
要するに”普通”じゃない人です。”プロ”の領域にいる人たちなのです。
同時通訳、逐次通訳などの仕事があります。政治、経済、文化、国際など
ニーズは世界中にあります。目指すならまず専門分野を選択し、その道を
きわめてください。上記した適性のように、豊富な社会人経験が必要です。
通訳は民間外交官なのです。これからも日本が世界で貢献できる様に
その架け橋となる通訳はとても重要な仕事です。
先は長いのです。自分の強みが何処にあるのか、しつかり自分と相談して
進路を決めてください。
こんにちは。すでにプロの翻訳家の方がコメントなさっているので私のような素人が
コメントするのもなんなのですが、同じ大学生としてコメントさせていただきます。
まずngscさんは英語を習得したいとのことですが、私が思うに英語や言語は文化の一つ
です。つまり外国の文化を知る前に自国の文化を知るべきだと思うのです。
私は大学で欧米の留学生に英語で日本語を教えています。当然英語と日本語は文法も表
現も全く違います。なので英会話表現を勉強すると同時に日本語の勉強もしています。
そしてその度に思うのが、なんて自分は日本や日本語について知識が乏しいんだろう。
ということです。そして日本語がいかに難しい言語かということも分かりました。
たとえば日本語の助詞には複雑なルールがあったり、日本語にはサラサラやピカピカ
などの擬音語が多数あるけれど英語にはない、ということ。また日本語には「よろしく
お願いします」という表現があるけども英語にはそういう表現が無い、等。
これらは通訳の仕事においてもおそらく重要なことだと思います。
またたまに留学生に政治的、国際的な問題について聞かれたりもします。
外国人と接する、ということはそういうことなんです。
なので英語だけを勉強するのではなく、大学で幅広く知識をつけるべきだと思いますよ
。あと大学にいながら英語を習得する方法はいくらでもあると思います。
留学するなり、ESSに入るなり、大学の外国人の教授と交流を持つなり・・・。
私の大学ではみんな留学に行ってますね。あとはessの子達は駅で外人つかまえて観光
案内したり。留学生と交流持つのもいいですよ。とにかく、方法はいくらでもあるんで
す。
英語を学ぶというより、自分から積極的に
英語に触れるということが大事なのですね!
私も学ぶということより、身近なところから
英語に触れてみようと思います。
子育てが終わってからでもやろうという
気持ちがあれば出来るのですね。
焦っていたのですが、もう少し冷静に
かりんさんの言うとおり今何が出来るか
というところからじっくり考えたいと思います。
丁寧なご回答、本当にありがとうございました!!
>翻訳するには相当英語が出来ないといけないと思うのですが、
>かりんさんは英語をどうやって身に着けたのですか?
私は大学が理学部で、英語での留学経験もないのですが、
とにかく英語が好きだったので、
英会話学校に時々(ずっとではないですが)通っていました。
それ以外には、大学で英語の科学論文をたくさん読んだり、
就職してから、英語を使える仕事を積極的に希望したりして、
実地で勉強できる機会を生かしていました。
(好きだから、苦にはならないんです)
でも、英語も、翻訳も、まだまだ勉強が十分ではないと思っています。
通訳や翻訳は、プロになってからも、
勉強や情報収集を常に続けている人がほとんどだと聞いたことがあります。
逆に、子育てが終わってから、勉強を再開して通訳になった、という人もいます。
そういう意味では、今何ができるか、ということからじっくり考えても
大丈夫ではないかと思いますよ。
かりんさん、丁寧な回答をありがとうございます。
一人で考えて煮詰まっていたのですが、気持ちが楽にになりました。
英語がしたい!という気持ちばかりが先行していたのですが、
社会に出たら教養が必要になりますよね(>_<)
まだ決まっていないのですが大学を続けることになれば、
正直あまり意味がないと思っていた授業も積極的に
受けようと思います。
翻訳するには相当英語が出来ないといけないと思うのですが、
かりんさんは英語をどうやって身に着けたのですか?
ngscさん、こんにちは。
フリーランスで翻訳をしているものです。
英語が好きで、英語の仕事をしたい!と言う気持ちはとてもよくわかります。
私も高校生の時から、同じように考えていました。
具体的な仕事として、「通訳」を考えているようですね。
私の仕事である「翻訳」も似ていますが、
「英語の仕事」であっても、「英語だけでできる仕事」ではありません。
通訳をする場面を考えてみてください。
通訳する場合に、日本の文化にかんする知識が必要な場面もあるのではないでしょうか。音楽分野で働いている通訳さんもたくさんいます。
私は翻訳者ですが、科学分野の翻訳をしています。
通訳も翻訳も、異なる文化を橋渡しする仕事です。
他の分野の勉強が無駄になることは決してないと思います。
(むしろ、そういう「教養」がないと困ることが多いかも・・・)
大学で勉強すべきか、専門学校に行くべきかと言うことは
簡単にアドバイスできることではないのですが、
「英語の仕事」ということを少し広い目で見て、
今大学で学んでいることを見直してみてください。
私は、一度普通に就職してから、最近翻訳者として再スタートしました。
OL時代のビジネス経験が、翻訳に生きる、ということもありました。
あせらないで、ゆっくり考えてみてください。