現場で働く人たちからの回答がないので、参考になればと思い回答します。
①ハローワーカーからの視点②個人の視点に分けて説明します。

①ハローワーカーからの視点
これまで私は何度も求職者の皆さんの希望に応じて、ペットショップスタッフ、トリマーなどの求人票を検索しました。（相談しながら一緒に）
労働条件の特徴として明確にわかるのが(低）賃金です。最低賃金をベースに経験によりプラスされています。東京都の最低賃金（時給）は766円です。”最低賃金”とネット検索すれば全国各地の最低賃金が比較できます。北海道は667円、新潟669円、広島683円、大分630円、そして沖縄は627円なのです。学歴・経験・資格など不問の友人票もありますが、多くは専門学校卒で経験とトリマー資格が必要と記載されています。
全国の専門学校の案内やトリマーについてはネットで検索すれば必要な情報はゲットできます。

賃金は需給関係で決まるものです。募集しても応募がない、必要な人材を確保できない
となれば高賃金を提示するのが経営者の心理です。人材への投資なのです。
賃金だけを見れば決して恵まれているとは言えない求人票が多いのは、それだけ
応募者が多いことの証明です。数年間高額の授業料を支払いトリマー資格をとり、
無事に就職しても、ぎりぎりの生活を強いられる環境が予想されますが、それでも好きなことをやりたいと若者が感じるのは、お金では計り知れない仕事の喜びがあるのでしょう。非常にわかりやすい”好きを仕事に”です。

高齢社会の日本はこれから都会を中心に独居老人が増えると思います。
例えば”犬”は彼らにとってはもはやペットではなく生活を共にするパートナーなのです。また子どもたちの教育にも大変役にたつことでしょう。
それはお互いに癒し癒されるからです。家族の共通の話題にもなります。

この業界には様々な可能性があります。現役の若者はその可能性に賭け、将来は独立
を考えている人がいるのではないでしょうか。だからこそ今この労働条件を受け入れて
いるのではないかと思います。

いずれにしても長い業界の繁栄を考えるのなら労働条件を改善して欲しいと私は
希望します。過酷な労働条件のため若者が離職していく介護の現場を是非参考に
ボランティア精神だけでは人はいつまでも仕事を続けられないと業界指導者が早く
気がついて欲しいと思います。

今日はここまでにしましょう。