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回答・コメントする(No.7238)
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サッカー選手になるためには?
[Q] 僕は、サッカーが好きで将来「サッカー選手」になりたいけれど具体的にどういう事をすればいいんでしょうか?
私は実際にプロには行きませんでしたが、片足を突っ込んでいたので回答させていただきますね。
まず、世間のみなさんは小学校6年生までにいいチームからのお誘いが来ています。私ももちろんありましたが、断りました。そのチームは後に日本一になってJリーグ選手もたくさん出ました。ペンギンさんはまだチームに所属していないということなので中学から始めることになるのでしょうか。
中学からサッカーを始める人はいます。技術的にはなかなかしんどいです。みんなが小学生の頃に身につけた基本技術がないのですから。でも、きちんと練習すれば身につきます。でも、プロになりたい人はみんな朝も夜も1人で練習しています。ペンギンさんは今、何か練習をされていますか。私は小学6年の頃に既に中学チームのレギュラーでした。同じ練習をしていても差を埋めることは決してできません。・・・もっとも私は練習をぜんぜんしませんでしたが・・・。
ではどうやって差を埋めるか。それはズバリ頭を使うことです。基本が有る程度できるようになった時に自分のことをよく考えて下さい。何が得意で何が苦手か。苦手なことでは勝負しません。得意なことだけで勝負すればいいのです。(もちろん苦手なことも少しずつ練習しましょう)得意なことをたくさん練習して目立つようになれば試合にも使ってもらえますし、偉い人にも認めてもらえます。私はドリブルが得意でいつも中央突破をしていたので偉い人に誘われました。また、中学チームのレギュラーをもらいました。
もう一つ、サッカーの戦術・戦略を考えましょう。常に、味方と相手は動いています。同じところにいるなんてことはありません。自分が少し動いた時間に相手も動いています。たくさん動いているかもしれないし、少し動いているかもしれません。常にみんながどう動いているのか、サッカーの試合を見ていても考えてみて下さい。ボールを持っていない人がどんな動きをしていてどういう意味があるのか、もしくはどうしてその動きがダメなのか。
中学で頑張ると、いろんなところからお誘いが来ます。プロへの道はそこから開けていくのではないかと思います。もっとも私はプロになるつもりがぜんぜんなかったので全て断ってしまいましたが。。
もし参考になったら嬉しいです。
「10000時間」
分子生物学者 福岡伸一
「こんな調査がある。スポーツ、芸術、技能、どんな分野でもよい、圧倒的な力量を誇示するプロフェッショナルというものが存在する世界がある。そんじょそこらのアマチュアなど全くよせつけないプロフェッショナルたち。そのような人たちがいかに形成されたのか。それを調査したものである。
世界的コンクールで優勝するピアニスト、囲碁や将棋の名人たち、トップアスリートについてふつう私たちは半ばため息をつきつつ、次のように感じている。あのような人たちは特殊な天賦の持ち主なのだ、われわれ凡人とはそもそものできが全く異なるもだと。ところがプロフェッショナルたちの多くは皆、ある特殊な時間を共有しているのである。10000時間。
いずれの世界でも彼ら彼女らは、幼少時を起点として少なくとも10000時間、例外なくそのことだけに集中し専心したゆまぬ努力をしているのだ。10000時間といえば、一日3時間練習をしたりレッスンを受けるとして、一年に1000時間、それを10年にわたってやすまず継続するということである。その上に初めてプロフェッショナルが成り立つ。
DNAの中には、ピアニストの遺伝子も将棋の遺伝子も存在していない。DNAには、人を生かすための仕組みが書かれてはいるが、いかに活かすかについては一切記載はない。プロの子弟はしばしば同じ道を進むことが多く、それは一見、遺伝子のように見える。けれどもおそらくそうではない。親はDNAではなく環境を与えているのだ。やはり氏より育ち。DNA研究者の偽らざる感慨である。」
私はこのコラムを読んだとき、やっぱりそうか、と思いました。
”継続は力”の証明です。でも何事にも例外はあります。調査の結果など気にせず、
やりたいことがあればチャレンジすれば良いのです。
行動すれば見つかることが沢山あります。
日本代表の岡田監督に直筆の手紙を書いてみればどうでしょうか?
自分の気持ちを率直に伝え、その方法、道を教えてもらうのです。岡田監督は来年の
南アフリカのワールドカップ出場チームの視察のため、現在世界を飛び回っていますが、何時か返事をくれると思います。将来の日本のサッカーを支える子どもたちはとても大事だと考えているからです。
日本には今、プロサッカー選手を目指す子どもたちは何人いるのでしょか。何万、何十万人か、世界全体でみればその数は何百万もいるかも知れません。彼らがわずかなプロのポジションを求めて練習し、競い合っているのです。運命は自分だけでは切り拓けません。そこには必ず、支援してくれる人たちが必要なのです。これから良く考え行動することは、沢山の人たちと会い、自分の指導者を見つけることです。
将来に希望を持ち、良く遊び、良く学んでください。
2006年秋の質問を読んで初めて気がついたこと、そして感想があります。
一つは質問者が同じだったこと。そしてこれまでのサッカー人生の歩みが
わかることです。それを下に感想を率直にお話しましょう。
①「三歳からボールを持ち、六歳からクラブに入って今までやってきた」
ご両親がその環境を与え、励ましたことが良くわかります。でもこれって普通です。
特別なことではありません。親は子どもの適性・可能性を見つけるため、サッカー、
野球、スイミングなど様々なスポーツに挑戦させるチャンスを与えます。勿論
体力の維持向上のためですが、同時に他者と競わせることで本人に自分の強みや
弱みを自分自身で気づく様に仕向けるのです。環境が人を育てます。
②「現プロ選手は中学生でサッカーを始めたら突如才能が開花したという例がある」
とありますが、ここが一番重要なことなのです。才能が開花したのは本人の努力
だけではなく、その才能を引き出してくれたコーチのお陰なのです。
③「中三の夏に部活を引退し社会人チームで県の上位に行き、得点の七割は僕が
決められるところまで来た」とありますが、大きな勘違いをしています。
ポジションがフォワードなら得点するのが当たり前、それが仕事なのです。
まるで一人でサッカーをやってると考えているのが致命的な勘違いなのです。
得点できるのは、チーム全員がそれぞれのポジションをしっかりこなしているから
なのです。交互にくるチャンスをいかに活かすか、守るときに良く守り、相手の
得点を良く防ぐのです。チャンスとみればゴールに向かってまっしぐらですが、
重要なのがボールを支配するプレーヤーの周りのサポートなのです。
結果は仲間とコーチのサポートと指導のお陰なのです。
ここを良く理解しているかどうかで今後の人として、
またサッカープレーヤーとしての成長が大きく変わってきます。
すでに質問した少年も高校生、元気でサッカーを続けていることでしょう。
サッカーだけではなく人としても少しは成長したでしょうか。もしそうなら、
このサイトに又いつか質問した時に、返事をしないことなどありえないでしょう。
君の質問にストレートに答えるなら、サッカーの市内トップの中学、高校サッカー全国大会の県代表の高校、大学選手権トップ大学に進み、Jリーグから声がかかるプレーヤーになる道と、Jリーグチームの下部組織のジュニアーチームで鍛えられ、頭角を現しそのチームのスター選手になり、日本代表の選手に選ばれワールドカップに出場する
道があります。何事も最初の一歩からです。何事にも例外があります。遅すぎること
など何もないのです。ただし、その条件は保護者からの物心両面に強力なサポートがあることと、全てを犠牲にしてサッカーに打ち込む気持ちがあるかどうかです。
自分と保護者に良く相談してください。
参考までに新聞で見つけたコラム「10000時間」を君に紹介します。
わかりました。
では過去の同じ質問への回答を読んでください。
”プロへの道”のことで最近学んだことを後日お話します。
http://minna.13hw.com/forum/viewthread/973
http://minna.13hw.com/forum/viewthread/1051
回答ありがとうございます。
では質問の答えです。
①6年生です。
②中華料理です。
③体育です。
④もちろん「サッカー」です。
⑤ガンバ大阪の人たちです。
⑥いいえ
⑦フォワードの方が好きです。
⑧いいえ
なりたいこと(仕事)があって良いですね。
希望にそって出来るだけ詳しく回答したいと思います。
おじさんはサッカー関係者でもフアンでもありません。
でもワールドカップ出場をかけた日本代表の試合は時々観ていました。
だから回答するのは大人の一般常識からです。
将来ペンギンさんがプロのサッカー選手になるとの前提で回答します。
ではそのために、まず、おじさんの質問に答えてください。
①何年生ですか
②好きな食べ物は何ですか
③学校の勉強で好きな科目は何ですか
④サッカーと勉強のどちらが好きですか
⑤好きなサッカー選手や、目標とする選手はいますか
⑥サッカーチームに所属していますか
⑦サッカーのどのポジション、つまり攻めるか守りのどちらが得意ですか
⑧お母さんかお父さんに将来プロのサッカー選手になりたいと話ましたか
おじさんはペンギンさんに沢山質問しましたが、これは、ペンギンさんが
どこまで自分のことをわかっているか、理解しているのかを知るためです。
まず自分を良く知り、その自分を使って何が出来るかを考えるのが
仕事さがしの第一歩なのですよ。
良い機会だと思います。自分のことを考えてみてください。