HOME > もっと教えて!フォーラム > 生命を扱う「医療・福祉」の仕事 > 回答・コメントする(No.7275)
もっと教えて!フォーラム
回答・コメントする(No.7275)
-
いつも、子どもたちの疑問にお答えいただき誠にありがとうございます。
13hw編集部より、ご回答くださる際のポリシーに関するお願いです。
-
回答は、基本的には、その職業の方(または経験者、相応の知識を有する方など)にお願いしております。
しかしながら、なかなか回答のつかない質問もあります。
投稿されてから2週間経っても回答がつかない質問に関しましては、職業などに関係なく、ご回答のご協力をお願いしたいと考えております。 -
白書の皆様におかれましては、貴重な時間を割き、子どもたちの質問に丁寧にお答えくださったり、叱咤激励してくださって誠に感謝しております。
このようなお願いをするのは大変恐縮なのですが、勇気を出してこのサイトに質問を投稿してくれた子ども達に、よりよい情報を提供したいと考える当サイトの運営ポリシーをご理解・ご了承いただけますと幸いです。
音楽療法の研究
[Q] こんにちは!初めて質問します。
私は大学で音楽について、体に及ぼす影響や、
音楽療法を科学的に研究したいと思っています。
しかし、それを大学で学んで将来何をするのか
全く分かりません。音楽療法士は日本では
狭き門らしいので就職もあまりできなさそうだし…
このままその道に行って良いのか本当に不安です。

私の友人と、昨夜このことについて話をしました。
日本では、音楽療法の理論、研究はなされていても実践でき実技が出来る人は
多く居ないそうです。
友人は、音楽療法を実践できる数少ない人のうちの1人です。
大学では、実技として 外部の講師の話を聞いて実技の単位をもらえるそうです。
もし、音楽療法を研究、実践に使いたいのなら本場のアメリカに留学することを進めます。

すでに、自分なりに答えが見付かったようですが、少し気になることがあったので、コメントしますね。気になったのは、りんごさんは混同しているのではないかということです。もしそうなら、せっかく見付けた答えが正解ではなくなってしまいますから。
音楽が体に及ぼす影響や、音楽療法を科学的に研究したいということは、研究を専門にしたいということですよね。その為に大学に行って、学んで、研究を職業として、その結果を臨床現場で働く専門家に提供する職業に就いて、研究家として生計を立てる。
音楽療法士になりたいから、その為の学問をする為に大学に行って、臨床経験も積んで音楽療法士として施設に就職する。
どちらを望んでいるのでしょう ? それによって回答は全く違うものになってしまいます。現場で、音楽療法をする者としては、ここが一番大事な最初の選択ということをアドバイスしておきます。
回答ありがとうございます!
お礼遅くなってすみません。
音楽療法については、いろんな人の論文を読んだり、
新聞を探したりいろいろしました。
いろんなジャンルも見て、進路が自分の中で決まりつつあります。
はんがんさん、ありがとうございました!

こんにちは。別に音楽療法に限らず、大学で学ぶことが必ずしも社会で働くことのため「だけ」にあるのではありません。他の質問で紹介したことがあるのですが、以前私の横の部屋に住んでいた方は、医学部を卒業して医師免許までとったのに、今のお仕事はジャズミュージシャンです。音楽と身体の関係を学んで、それとまったく無関係の仕事に就いたって、別に悪い話ではありません。ただ、せっかく極度に専門的なことを学ぶなら、それが社会にどう結びついているかを予め知っておいた方が、いいことが多いようです。
あなたは「音楽療法」が具体的にどんなものなのか、何らかの知識はお持ちですか? もし、言葉の雰囲気でなんだか心と身体にやさしそうという印象(実際かなり近いですが)以上のものがなければ、あなたはあしたから図書館に通って、専門書を片っ端から漁りましょう。もし、ある程度の知識があるなら、どういう場面で、そしてどういう場所で、その療法が用いられるのか、具体的に考えてみましょう。それを行うには、単に資格を持つ人の他に、どのような条件(人・設備・ソフト…)があるのでしょう?
…たぶん、今のあなたでここまで答えを導くのは難しいと思います。私だって完璧には答えられません。ただ、自分なりにイメージを持っておくことが大切です。そのイメージが、自分に取って興味深いと思えるなら、将来はさておき、大学で音楽療法を学ぶことは、あなたにとってマイナスになることはないはずです。
ただ、それをプラスにまで持っていくためには、あなた自身が努力しないといけない。どんなことを学ぶにせよ、それを活かすのは他ならぬあなた自身なのです。そのことを忘れないでください。