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回答・コメントする(No.7366)
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声優かゲーム関係の職業につきたい
[Q] 私は今、声優になるかゲーム関係の職業につくか迷っています。
私は何か物を作ることが好きです。だからゲーム関係の職業につき、ゲームを作りたいと思ったのですが、その一方で、声優になって目立ちたいと思っている自分がいます。ただ目立ちたいだけでなく、純粋に演技をすることも好きなんです。
あと、もし仮にゲーム関係の職業につくとしたら、どういった分野をやればいいのかよく分かりません。
ゲームプログラマーになって、プログラミングをするのもいいですが、ゲームの企画のもやってみたいです。
まこさん、本当にありがとうございます。
そうですね、今はとりあえず両方とも追いかけてみようと思います。
まこさんの回答は親切で、とても助かりました。ありがとうございました。
もともとの質問の「声優になるかゲーム関係の職業につくか」ということについて、
ちょっと色々調べてみました。
いまやゲームに「声」がつくのはあたりまえになってきており、
ゲームの仕事と声優さんとは、かなり密接な関係になっています。
私自身も、多くの声優さんと一緒に仕事をさせてもらっています。
ただ、ゲームの製作と声優の「両方」をやる、ということになると、現状では
あまり現実的ではないようです。
ただ、まったく例がないわけではありません。
例えば「逆転裁判」という、裁判もののアドベンチャーゲームがありますが、
初代主人公の「異議あり!」とか「くらえっ!」という声は、
このゲームの初代ディレクター(兼シナリオライター)の声です。
SE(効果音)として使われる声は、製作者が入れることもなくはないようです。
しかし、やはり、お芝居や演技が入る「セリフ」の域までいくと、
声をあてるのは声優さんだったり、俳優さんだったりします。
理由は簡単で、やっぱりプロの声優さんや俳優さんは上手いのです。
私も録音に立ち会ったりしますが、聞いてて背筋がゾクゾクするほどです。
また、有名な声優さんや俳優さんを使うことで、セールス的な「売り」になります。
声優としては素人のゲーム製作者が声を入れても「売り」にはなりません。
逆に、声優さんが、ゲームを作るというケースもなくはありません。
私が作ったゲームの中にも、声優の千葉繁さんが、企画・脚本を手掛けているものがあります。
もちろん、キャラクターの声も担当されています。
ただ、これは珍しいケースであり、特に最近ではほとんどないと思います。
また千葉繁さんは声優だけでなく音響監督としても活躍されている多才な方なので、
特別な例になるかもしれません。
結局のところ、ゲーム製作も声優さんも非常に専門性の高い仕事であり、
その両方をやるのは難しいということです
(だからどりとんさんも悩んでいるんだと思います)。
ただし、例外があります。
それは、自分1人(あるいはわずかな人数)でゲームを作る場合です。
Web上で公開されているフラッシュアニメなどでは、1人のクリエイターが、
企画も脚本も絵も声も全部1人でやっているものがありますが、
ゲームも同じです。
少人数で作れば、自分で声をあててもなんらおかしくありません。
プロになってしまうとなかなかできないことですが、アマチュアならではの特権でしょう。
最終的にプロになっていくと、「ゲーム製作か声優か」、
決断しなければいけないときがやってくるでしょう。
でも、夢を追いかけることを許されているうちは、
両方を追っかけていってよいと思います。
こんにちは、どりとんさん。
ゲーム関係の仕事に就くための進路について回答しますね。
一言に「ゲーム関係」といってもいろいろな職種があって一概には言えませんし、
ゲームの学校といってもこれまた様々です
(ちなみにそのうちいくつかは「専門学校」ではなく、いわゆる「各種学校」です)。
また、現役のゲーム制作者の中でも色々な考え方があるでしょう。
その上で、私個人の意見では、一般的なゲーム専門校はおすすめしていません。
プランナー志望の場合は、特におすすめしていません。
ゲームを作った経験がまったくないのに、
「ゲーム(を遊ぶこと)が好き」という理由だけで、専門校にいくのは危険です。
「ゲームが好き」と「ゲームを作るのが好き」はまったくちがいます。
専門校に行って、「ゲームを作ることが好き」ではないことに気がついて、
学校をやめる人は何人もいます。
どりとんさんに「ゲームを作る」という目標があるなら、
専門校に入るまで「ゲーム作り」を待つ必要はありません。
今日からでもゲームを作ってみましょう。
「専門校に入ってからゲームを作るよ」という心構えでは、弱いです。
「どういう進路がいいか」と考える前に、「まずは実際に作ってみる」ことが、
クリエイターとして大切だと思います。
「そんなこといってもどうやって作ればいいの?」と思うかもしれません。
そのときにはまた聞いてください。
学校としてのおすすめは特にはありませんが、強いて言うなら、
普通に大学に進学するのがおすすめです。
特におすすめの学部があるわけではありませんが、
さまざまな体験をして引き出しを増やすことが、プランナーには大切です。
また、グラフィックデザイナー志望なら、美大や、美術系の専門学校などがおすすめです。
プログラマー志望なら、大学の情報系の学科もよいでしょう。
そのあたりはどんな職種かによって違ってきます。
あと、ゲーム会社としては大手の「コナミ」が、
「コナミスクール」という学校(?)を作っています。
ここは「スクール」といっても、実際にはコナミの研修機関で、ここを修了すれば、
コナミの社員としてゲーム作りの現場に立つことになります。
専門校などですと、通常年間100万円くらいの費用がかかりますが、
コナミスクールでは受講料は無料になっています。
知人が学校の様子を見たことがあるのですが、かなり真剣な雰囲気らしいです。
ここは別格だと思っていいでしょう。
また、直接就職に結びつくとは限らないのですが、任天堂も
「任天堂ゲームセミナー」というのを開催しています(こちらも無料です)。
受講資格は、首都圏の大学生、大学院生、専門学校生となっていますので、
どりとんさんがその年齢になったら、チャレンジしてもいいですね。
ちなみに、私は普通の国立大学の理系に進学しました。
正直、大学で学んだことはほとんどゲーム作りには役に立っていません。
また、学歴が、特に有利に働いているという実感もありません。
ただ、大学生活で経験したことは役に立っていますし、行ってよかったと思っています。
もともとの質問だった、ゲーム関係の仕事と声優について、続きます。
まこさん、回答ありがとうございます。
それでは、もう少し質問してもいいですか?
ゲーム関係の職業につくとしたら、どんな学校に行ったらいいでしょうか?
やはり専門学校のがいいんですか?
こんにちは、どりとんさん。
私は「声優」ではなく「ゲーム関係」のほうの仕事をしています。
ゲームデザイナーといって、「企画」に分類される仕事です。
どりとんさんの悩みはよくわかりました。
「声優」も「ゲーム関係(しかも制作)」も、両方やりたいんですね。
私は「声優」についてはあまりくわしくないのですが、
ゲーム関係の仕事については、質問に答えることができます。
ゲームの製作について、何か具体的に質問があれば聞いてください。
そのときに、
○どんなゲームが好きなのか(RPGとかアクションとかのジャンルとか)
○どんなゲームを作りたいのか(好きなゲームと同じことが多いですが)
○ゲーム作りでどんなことがやりたいのか
とかを一緒に書いてくれると答えやすいです。
とりあえず、「ゲーム作りでどういった分野をやればいいのか」の質問については、
まずは1人でゲームを作って、すべての分野をやってみるのがおすすめです。
ゲーム作りには、大きく分けて、「企画」「グラフィック(絵)」
「プログラミング」「サウンド」の4つの分野があると言われていますが、
この4つの分野をすべて、通してやってみることで、
それぞれの分野がどんな作業なのか、自分がどの分野に向いているかがわかります。
「声優をやりたい」という気持ちと「ゲームを作りたい」という気持ちを
結びつける方法については、ちょっと私も考えてみますね。