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回答・コメントする(No.7520)
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花火師の10年後の職場
[Q] こんにちわ。もう1つお聞きしたいのですが、
花火師さんの10年後の職場ってどうなっていると思いますか?
もっと知りたいです(^ー^)
ヨロシクお願いしますm(_ _)m

こんにちは。あなたからは2つ質問の投稿があるようですが、もう一方はちょっと工夫すればすぐに答えが見つかると思いますので(頑張って探しましょう)、こちらの方に簡単にコメントを寄せておきます。
花火を仕掛けたり打ち上げたりする装置や技術は、それなりに時代に合わせた進歩を見せています。今や電気仕掛けは言うまでもなく、コンピュータ制御という部分も少なからずあります。一方で、花火を作るという作業は、今でも手工業の文化が色濃く残っていて、まさに職人芸といった雰囲気です。他の多くの伝統産業と同じように、花火を作ったり打ち上げたりする仕事は、伝統と革新という二つの側面を持っています。
日本の花火は世界でも希有な技術を持っており(打ち上げ花火が球状に花開くのは、たぶん日本だけです)、世界でも高い評価を得ています。ましてや、日本人は花火なしには季節を進めることができません。花火を打ち上げて、それを愛でるという文化は、よほどのことがないかぎりいつまでも残るはずです。
他の方のコメントにある通り、花火師にとって多少の仕事の増減はあるでしょうが、これはどんな仕事でも同じです。それを今あれこれ考えても意味ありません。
もし、あなたが勤めはじめてから10年という期間で考えるなら、あなた自身が花火師の仕事を手放さずに続けているかどうかの方が、重要だと思います。
多少自動化が進んだとはいえ、花火を作ったり打ち上げたりする仕事は、基本的に力仕事です。また、常に死の危険と隣り合わせでもあります…就職の条件に「全力ダッシュで100mを○秒以内に走れること」という花火製作会社がかつてTVで紹介されましたが、理由はだいたい想像つくでしょう。そうした環境のもとでおそらく10年は続く下積みとしてのお仕事を、あなたが安全かつ誠実にこなすことができるかどうかが、あなたが花火師になって10年後の生活を決めているはずです。

誰も答えることの出来ない質問ですね。でも発想が面白い。
予測してみます。
今年は全国的に花火大会が減っていると聞きました。
全ては10年後の景気次第です。
花火師の伝統を引き継ぐ若者がどれだけいるのか、私にはわかりません。
私たち一般庶民は数万発打ち上げられる、花火大会当日の様子しかわかりません。
でも花火師の皆さんは、その数ヶ月前から命がけで準備していることでしょう。
火薬の取り扱いなど危険が一杯の職場だと想像します。
慎重に進路選択をしてください。