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回答・コメントする（No.7545）
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金融関係の仕事で、学生のうちにできること
[Q] 将来、金融ディーラー ファンドマネージャー、経営コンサルタント などの仕事につきたいと思っています。
今のうちにできること（資格取得など）あれば、教えてください。
貴方が本気なら、出来ることから、今から始めてください。
こうした努力、積み重ねが、何時かきっと役に立つのです。
人生80年です。まだまだ先はあります。
がんばって、何時か貴方の夢を叶えてください。
ほんとに参考に、なりました。 すごい実感が、わきました。
学歴はもうどうにもならないので。 公認会計士の方から 目指してみたいと思います。
2～5は 入社時にも もとめられるのですか？
準備すること：
①最高位の大学を目指す
エントリーの入り口です。金融の世界は猛烈な学歴社会（入社まで）
成果主義・結果主義そして下克上の世界です。
②体を鍛える
知力だけでは勝ち残れません。人並みはずれた体力とガッツが必要です。
前職のシンガポール支店ディーリングルームにはトレーニングジムが併設
されていました。アメフト・ラグビー経験者など筋肉マンがごろごろいました。
つまり文武両道。何でも出来るし何をしてもプロ並みです。いるんですよ沢山
こんな連中が。だから面白い世界です。全体のレベルは高いのですが、この中で
もまれていくと、自然と自分自身も成長していきます。ここがトップの金融機関
で働く醍醐味です。
③経済新聞を読む
図書館や自宅で新聞を読む習慣を今から身につけていくと良いでしょう
社会の仕組み、世の中の動き、世界の中の日本を知ることを始めてください。
私のディーラー時代の一日は、朝五時起床、直ぐにNYのマーケットチェック、7時に
出社し日本の主要新聞と英字新聞を、一面から社会面までの全ての記事をチェックし
世界全支店のディーラー仲間に配信しました。直ぐに各支店から、コメントを求められ、私の視点でニュースの裏を読みとり、相場にどう影響するか、短期・中期の視点で回答しました。そのアドバイスが世界中のヘッジファンドなどの主要顧客に伝わるのです。そして直ぐに売買が行われました。何事も行動が早いのです。最終的に企業や個人など一般顧客が売買に参入する時が、私たちの利益確定の場になったのです。
全社で同じモニターが使用され、会話のやり取りが見えるので、情報を完全に
共有する体制が整っていました。睡眠時間は約五時間です。
週末は完全に相場を忘れ自然と親しむ生活をしていました。
④推薦のコラムを紹介します
同じ外国銀行のディーリングデスクで働いた仲間の
豊島さんのコラムを紹介します。これを読むだけで”金融の今”が読み取れます。
http://blog.nikkeibp.co.jp/money/gold/toshima/
彼は日本と世界の金（ゴールド）の第一人者です。
ナイスガイです。このコラムから学び取ることが沢山あります。
⑤村上龍さんが編集長のJMM、メールマガジンを購読してください。
JMMは検索すれば直ぐに見つけられます。
特にこの中のアメリカ在住の冷泉彰彦さんのコラムは必読です。
”世界の今”を是非知ってください。世界各国で活躍する日本人からの現場報告です。
まず、出来ることから始めてください。
そして、世界で勝ち残れる、「したたかさ」、を身につけてください。
何事も一歩一歩です。着実にそして勇気をもってこの世界に飛び込んできて
ください。金融業界は真のチャレンジャーを歓迎します。
今年2月に類似の質問がありました。
その中に外資系金融が求める人物像の回答をしました。
http://minna.13hw.com/forum/viewthread/5624
今後の参考にしてください。
遠慮なく何でも質問してください。
公認会計士資格取得はOKです。
難関の資格だからこそ将来必ず役に立ちます。
金融マンを目指すなら、MBAやFP、については自分で調べてください。
ネットを駆使すれば、情報は何でも得られます。
全米大学や世界の大学ランキングもチェックしてください。
因みに東大は世界で19位です。
外資系で求められる人材については、後日改めてお話します。
お2人とも、忙しい中、わざわざ返信ありがとうございます。
戦略を練ったり、分析したりするのが、すこし好きってのはあるんですけど、大多数の中に飲まれたくなく、地位、発言力、収入などのプライドが欲しいっていうのが正直です、やる気はあります。
できれば具体的なことをお願いします。 ファイナンシャルプランナー、MBAの資格をとるとか。 何をすればいいのかをおしえていただきたい。 求められてる人材になるには何をすればいいのかをお願いします。
後、公認会計士の資格を取ろうと思ってるんですが、金融界で必要とされますか？
返信お待ちしております。
日系を含めグローバルプレイヤーの金融機関を想定し回答します。
まず、FP資格（国家資格）取得を目指してください。
将来FPになるかならないかは別にして、今後のライフプランを考える際に
大変役に立ちます。金融の全体像が学べます。
次に、大学は日本のトップ、可能なら、全米トップを目指してください。
そのトップのMBA資格があれば（仕事が出来る出来ないは別として）金融機関
入社の可能性が高まります。
採用選考担当者の経験から率直に言うと、まず、学歴ありきです。
金融ビジネスの今後を展望すると、政府の介入が強化され、自由から規制への
流れが加速すると予想します。
金融工学を学んだ卒業生はこれからは、金融機関ではなく、他の業種
へ分散していくことでしょう。頭脳を活かす機会は沢山あると思います。
すでにリストラされた金融マンが世界で数十万人います。復帰をめざして
チャンスを待っています。だから新卒採用は限りなく少ないと思います。
これから約10年、金融は冬の時代を迎えます。
以前は、採用し、約三年間かけ全ての部門を経験させ、本人の希望と、適性を
判断し配属先が決まった時代がありましたが、その時代は終わりました。
金融機関にはその余裕も時間も金もありません。経験者が優先されます。
もう一度、貴方の志望動機を考えてみてください。
もしそれが、高報酬、とプライドなら、その実現のために、命をかける
覚悟が必要です。終身雇用ではありません。”明日から出社に及ばず”、と
簡単に解雇される過酷な労働環境です。
野心と報酬だけのために集まった外国人と伍して働きます。
価値観は全く違うのです。
日本人を越える日本人でなければ、勝ち残れません。
一番問題なのは、一旦この世界に入ると、他の社会では通用しない可能性が
あります。若いときには現場で働けても、マネージメントに進める人は限りなく
少ないと言うことです。45歳から55歳ぐらいに人生で最大のピンチを迎える
可能性があります。この年までに、残りの人生を生きられるお金を貯めなければ
いけないのです。
目先ではなく、手に職がつく、仕事を選ぶことを職業選択を提案します。
それでもチャレンジしたいと言うなら、別途、外資系が求める人材について
お話しします。
Xさんへ
今の段階では、資格の取得を考えることより、社会の仕組みを理解しようとすること野方が、「100倍大切」と思います。
例えば、
①なぜサブプライムローンが破綻して、なぜ、それが日本に波及して、アメリカ本国より日本の方が景気回復が遅れているか？ 説明できますか？
②地球温暖化防止の国際的な取り組み話が出てくると、なぜアメリカや、発展途上国は反対するか、説明できますか？
そういうことが、頭の中で整理されてこそ、立派な金融マンになれるのだと思います。