ホテル、大学と連想して、直ぐに思い出したのが、世界のホテル経営者を輩出する
アメリカのコーネル大学のことです。

ホテルに応募の際には学部は関係ありません。
社会性、コミュニケーション力、お客様のどんな要望にも応えられる、幅広い知識、
そして経験など。選考のポイントはホテルに限らずどの仕事も同じなのですが、
”人間性”です。

ホテル、CA、テレビ局は女子学生の憧れの仕事です。こう並べると、どれも求められる
人材は共通しています。他者との違う”何か”をもっているのです。
学生はその”可能性”により採用選考されます。事前に仕事について何の知識もなくて
もOKです。教えれば、そして現場経験を積ませれば、自主的に行動し、伸びる人材、と
採用責任者が判断するかどうかが、カギになります。

最近は大学名を問わない採用選考をする企業が増えてきました。
原則、全員と面接します。だからピンチなのは国立や有名大学の学生です。
企業は常に”人材”を求めています。
企業に変革をもたらす有能な人材です。エリートの中だけに求める人材が
いるわけではないのです。雑草の中で育ってきた若者の中にも、将来のダイヤモンド
になる原石が沢山いるのです。

人間は自分が考えるように行動するものです。
なりたければ、そのために行動するしかありません。行動すれば必ず何かが見つかります。結局、人は自らの経験でしか語れないのです。

大学進学→ホテルでアルバイト経験を積む（料飲部門など）→ホテル入社→経験を積み重ね支配人にブライダル部門の異動を直訴ーこれまでの成果を認められ希望職種へ異動→
努力を重ねその道のプロになる→他のホテル、もしくは大手ブライダル会社からヘッド
ハントされマネージメント職に就く。などなど楽しい夢のプランを描き、その一つ一つ
を実行すると良いですね。

そして何時か貴方が上記のコーネル大学でホテル経営学を学ぶと、貴方の働く場所が
世界に広がるのです。

夢を持つと事はすばらしいことです。
その実現に向けてベストを尽くしてください。

くりさん
自分の将来を真剣に考えているくりさんの姿が目に浮かびます。あなたの様な方々が居ることを知ると日本もまだまだ大丈夫だ、と思えます。これからも色々なことを真剣に考えていかれることを、目に見えないところからですが応援してます。

ということで、くりさんの質問に対して感じることを以下の通り書かせてもらいます。
でも、他にもいろんな方のご意見を訊いて自分でしっかりと考えてください。それが最も大切なことです。

＞Qホテルなどで将来働きたい場合、大学では何学部で学べば役に立つのでしょうか？

コミュニケーションの第一は直接顔を見て話すことです。ネットでの情報収集は効率的ですが、ベストな方法ではありません。そのことを先ず知って下さい。近所にホテルはありますか？もしあればそこに行って、そのホテルで働いている方々に直接お話しを訊いてみてはどうでしょう。どんな学校でどんな勉強をされたのか、実体験にもとづいた話しほど役に立つ情報はありません。ましてホテルでの仕事は他の業種、業界と比べても直接の対人コミュニケーションが重要なはずです。
もしもなければ、時間とお金があれば、遠くてもどこかのホテルに行ってみて下さい。わざわざ話しを聞きに来てくれた、ひょっとしたら数年後に同僚になるかもしれない方の質問にはきっと真摯に答えてくれると思います。

＞なぜ専門学校ではなく大学で学びたいのかというと
＞①お金がかかる　(現在私立高校に通ってるためどうしても避けたい)
＞②大学より期間が短い　(様々な社会を経験したいので2年やそこらでの卒業はこわい＞ので)
＞③いろんな考えを持った人と関われる　(専門学校だとそれを目指してるものだけが＞集まるけど大学はそうではないから)

この質問について、
①専門学校と大学とどちらが良いかは難しい問題です。目的によっては専門学校のほうが合理的なケースはたくさんあります。
お金の問題も大切ですよね。それぞれのご家庭の事情にもよりますが、もしもよりお金を掛けずに学びたいのであれば、自分でよく調べてより経済合理的な方向を選んでください。

②在学期間と様々な経験の量との間に相関関係はありません。様々な社会を経験したい、というのがどういう意味か解りませんが、文字通りに受け取るとすると、世間を知らない学生と4年間付き合うよりも2年で実社会に出るほうが様々な経験ができると思います。
③も同様です。同じ目標を持っているということは考え方が同じだということではありません。自分と違う考え方を持っている人と多く関わりたいというのであれば、専門学校でも大学でも、高卒で実社会に出るというのでも、違いはありません。

くりさんのご質問に全く回答していませんが、回答の見つけ方はお伝えできたのではないかと思います。まずは身近な方々から意見を聞いていく、というのが最も大切なことです。