ゆうこさん
畑違いの営業の総合職から転職した小学校の教員です。いいえ、仕事の内容は他の仕事と比べてもっと大変ではありませんし、楽でもありません。それを知っているから今の仕事は自分に丁度いいと思っています。ただ、人間を造り上げるという過程に携わっているのでかなり責任重大の仕事です。その代わりに巣立つ生徒の姿をみるとこれほど楽しい仕事は他には無いとも確信しています。一年の区切りがはっきりしている職場なので、疲れは他の職種ほどではないとも思います。一生懸命に人生勉強をしている生徒達をみていると、「汚い、安月給だ」とは思わないし、そう思っている先生に教えられている生徒は可哀想です。「仕事」として捉えてはいけないかな、「人生の経験」と捉えると教え甲斐があります。きりがないのでここで一旦やめますが、苦労はどの会社や社会でもあるものなので、苦労よりも何が楽しいのかを聞いてみて下さい。

ゆうこさんへ

申し半世紀以上教員をしていますが、とても「自信にあふれて」と言えるようなものではなく、失敗を繰り返しています。
昨日も…

教育、とくに義務教育は、ものの販売などと違って、すぐに結果が出る仕事ではありません。その少年・少女がどういう大人になるか、で決まるのだと思っています。

http://minna.13hw.com/work_con/m/m/i/12871
にも書きましたが、仕事の誇りを感じるのは、成人になった子どもたちが「いきいきと」社会で活躍しながら生活している姿を見るときです。

妻帯したり、子どもが学校教育を受けるようになっている教え子ともカナリ付き合いがあるので、
そういうとき「教員をやっていて良かったなあ」と思う瞬間です。

最初から「自信」があるような人はいないし、もしそうだとしたら、そのような「自信」はすぐに打ち砕かれてしまうものなのかも知れません。
「自信」は、その仕事を終わったときに、「これで良かったんだ」と思えるようなことではないでしょうか？

あきちゃんで～す　さんへ

お返事ありがとうございました。

子どもを育てる仕事はすばらしいと思いますが、自分が子どものお手本になる位のパワーや自信になるものを持っていないと通用しないのではないでしょうか。
特に、高学年の子や保護者に対して。
私には、今そこまで自信を持って教えられるものがなく、役に立つ先生になれるかどうか不安です。

あきちゃんで～す　さんは、どのようなことが生徒を教える上での自信になっていますか。

ゆうこさんへ

おはようございます。
どの仕事でもそうですが、他の仕事と比べるのは難しいと思いますし、比べる必要もないと思います。
職業には、その一つ一つに、それぞれの尊さがあるのだと思うから。

私は、現在中学校の教員ですが、新卒の頃、小学校で勤務したこともあります。
以前に比べると、例えば、子どもの社会性を育てること＝ソーシャルスキルトレーニング、に目を向けないといけない場面が増えました。友だちのこと、学習以外の児童の生活面…
社会性が育っていないのは、もちろん家庭や社会にも原因がありますから、世間や保護者の方にわかっていただくのが大変という側面もあると思います。

あとは、ご両親が公務員なら、もうおわかりでしょうが、複数の県で、財政難から来る賃金カットが続いているという状況もあります。
一生懸命働いても賃金がカットされるわけですから、やりきれない部分もあります。

それでも、子どもの笑顔を見るのが楽しいから、毎日の仕事が続けられています。