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回答・コメントする(No.7619)
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中学か高校の教師(理系)になって、バスケのこともしたい!
[Q] はじめまして。
中学生で、バスケ部のキャプテンをしているものです。
さっそく質問に入りますが、僕は中学か高校の教師(理系がいいです)になりたいと思っています。そして、授業が分かりやすく、メリハリのついた指導(おもしろいときはおもしろく、真面目なときは真面目にする)ができる教師になりたいです。そこで、今から出来ることを小さなことでもいいので教えていただきたいです。
また、僕は、教師になって、部活動ではバスケ部の顧問をして、指導をしたり(技術的なことも)、試合での審判もしたいと思っています。部活は自分では選べないと聞いたんですが、どうすればバスケ部に配属してもらえるかも教えていただきたいです。そして、バスケ部の顧問として指導するために、今しておくべきことも教えていただきたいです。
また、審判の資格もどうやって取得できるのか、どうやったら試合で審判をできるのかも教えていただきたいです。
どんなに些細なことでもいいので教えていただけたら嬉しいです。
よろしくお願いします!
皆さんご回答ありがとうございます。
まとめてお返事することになってしまってすいません。
数々のアドバイスをありがとうございます。
今はいろんなことにチャレンジして、たくさんの経験を積もうと思います!
そして将来、尊敬されるような教師・人間になるよう努力します。
ありがとうございます。
応援よろしくお願いします。

はじめまして!何か嬉しい夢ですね。
私は高校で家庭科を教えています。クラブはバスケットボール部の顧問をしています。大学は教員養成の教育学部を出ていますが、総合大学だったのでいろいろな学部の人たちと関わることができたので、今はそれがとても良かったです。高校の教員は教育学部出身の方ばかりではないので幅広い分野の方と大学の頃から関われて良かったと思っています。
大学の頃はサークルではなく、体育会系のクラブでバスケットボール部に所属していました。総合大学なのでクラブ内には、様々な学部の人が所属していました。家庭科専攻だったので周りにはびっくりされましたが、楽しい4年間でした。私は審判の資格は持っていませんが、主人は高校の教員で審判の資格を持って部活動の指導をしています。大学生の頃から選手をしながら、審判を勉強したそうです。大学卒業後、審判の資格を取り、今は指導と審判とにいそしんでいます。
私は、教員になってすぐバスケットボール部の顧問をさせてもらいました。サークルではなく大学のクラブということもプラスされたと思います。
教員になって、はじめから希望のクラブになかなかさせてもらえないこともありますが、生徒と関わる機会は部活動を一生懸命されているあなたなら、どのクラブでも楽しいと思います。
頑張って下さい!!

IQさん
中学生で「こういう仕事に就きたい」と思える貴方は成功しますよ。教師になるかどうかは将来に決めれば良い事です。本当の教師というものは、他にも興味を持っていたり、専門的に研究したいテーマがあったり、人間との付き合いが好きだったりする人がなると、案外良い教師になれるのです。中学生の貴方が教師として整形を立てたいと思われるのであれば、まず趣味に没頭したり、尊敬される人間になるにはどうしたらいいのか、人助けとは何なのか、などを深く研究していく事だと思います。そして「質のいい」青春時代を送って下さい。他の人に尊敬されるようになれば、自然と教える意味、教育の意味、そして教師になる道を考える事になりますよ。頑張ってもらいたいなあ。

IQ(いっきゅう)先生さんへ
頼もしい人に出会えました。喜んでいます!!
私は、工業高校(機械科)の教員をしながらバスケの顧問をしています。
30年前に、大学の工学部機械工学科で学んでいましたが、国立大学で
すが不況で面接をたくさん断られました。おまけにJBLのチームを持つ
大企業さんの面接では、部活動のことを言うと、馬鹿にされた時代です。
高校時代に進学校ですが、バスケット部の顧問の先生に非常に魅力があり
IQさんと同じように先生に生りたいと言う思いがまた湧いてきて、教育学部
でなくても先生になれることを知りチャレンジしました。そして先生になり
意気込んで赴任しましたら、まるで”クローズド・ゼロ””ごくせん”でした。
でも部活指導を目指していたことが、私に協力してくれる生徒が存在し、たくさん
助けてくれました。30年前は一生懸命生徒の為になることに取り組んでいると、子ども達はその時の表現は、下手ですが必ず伝わっています。今は、先生の一生懸命が
迷惑と考える親御さんが存在するので大変ですが、子ども達は同じです。
IQさんが今してほしいことは、自分が直面したことに諦めず色々な方法を考えて取り組むことです。バスケのキャプテンなら、オールスター選手がいなくても、留学生がいなくても勝つ方法をチームメイトと考え取り組むこと、行きたい高校に入学出来る方法を
色々探って取り組むこと、両親に自分の思いを伝え、否定されても腐らず説得すること
きっとこの経験が、先生になった時、非常に役立つと思います。私も残り少ない教員生活ですが、全国大会で対戦出来る日を楽しみにしています。

I.Q.先生さんへ
了解しました。
教科指導も、学級経営も、そして「部活動指導も熱心な」教員になれたら素晴らしいですね。
ご質問のほとんどの部分が、部活動のことだったので、部活動を中心にお答えしましたが、
今回は、「教科指導」について、お答えします。
私が、思っていることは「教えられたようにしか、教えることはできない」ということです。
ですから、これから、いろいろな理系の先生に、いろいろなことを教えていただいてください。
その中で、「これ」という自分の特別思い入れの強い分野が見つかります。
そこを極めることだと思います。
私の場合は、北方領土に興味を持ち、それを研究している先生の大学を探して受験し、その先生のゼミに入って、北方領土問題について勉強しました。
それは、今でも授業をしていく上で、大きな財産になっています。
これは、文系の学問でも、理系の学問でも同じ事が言えると思います。
そして、「難しいことを易しい言葉で語れる能力」です。
しばらく前に、ノーベル物理学賞を取られた方々が、その研究について、テレビで、語っていらっしゃいました。実にわかりやすかったです。
「本当にものがわかっている人は、一番難しいことを、一番簡単な言葉で説明できる。」と言います。
例えば、今学習している理系のことを小学生にもわかるように説明できますか?
そういう能力は、中高の教員にはとても大切なことです。
そして、教師として成功するかどうかは、自分が、どのくらい学校を好きになれるか、ということにかかっていると思います。
「好きこそ、ものの上手なれ」だと思います。
学校が好きになるような取り組みを、自分の得意な分野だけでなく、苦手な分野でも試みてください。
ご回答ありがとうございます。
ですが、うちの学校はそれほど強くはありませんし、別にぼくの気持ちのほとんどが部活動の指導をしたい、という方向にいっている訳ではありません。
教師という仕事をしたいと考えた中で、どうせやるなら、憧れの先生のように好きなバスケの指導・審判をしたいと思ったために、質問させていただいたという訳です。
以上のことを踏まえた上で、もう一度回答していただけると嬉しいです。

I.Q.(いっきゅう)先生さんへ
私は、中学の教員です。
しかし、社会科の教員ですし、バスケ部の顧問でもありません。
そこの所は、割り引いてお考えください。
まず、「教職」に興味を持っていただいたことを感謝します。
今、教育界には、過大な期待が寄せられており、それを理由にこの仕事を敬遠する若者も多いからです。
では、実際のことです。
まず、朝七時に出勤してから、夜七時に帰るとして、12時間の間に、何時間部活動をするでしょう? どんなに多くても2・3時間ですよね。
つまり、「気持ち」的には、部活動が大きな部分を占めていても、実際の仕事で、部活動の指導は、「一部分」にしか過ぎません。
ついでに言ってしまうと、「部活動」は、生徒にとって大切な活動ではありますが、法律的には「教育課程外の活動」ということになります。
部活等は、ほとんど「ボランティア」的活動です。そのこと自体は、「給与」に含まれません…
ということは、「部活動」の指導がどんなに上手でも、それだけで「良い教員」にはなれないということです。
やはり、教員の基本は「授業」だと思います。
「好きな部活動」と違って、皆がそれほど乗り気ではない「授業」をどう教えるかが、その教員の本当の実力だと思います。
「授業が上手な教員」は、生徒の心をつかむのも上手いのです。
部活動の顧問として活躍したいのなら、何といっても、自分の特技として、その種目を極めることです。総体やインターハイなど全国大会で活躍したような方も、教員にはたくさんいらっしゃいます。自分は現役で選手をしながら、教員として生徒を教えていらっしゃる方もいます。
そういう仲間に入れば、部活動を指導する技術は、どんどん上がって行くでしょう。
審判の資格なども、審判講習会などが開かれています。
協会の公式審判員のライセンスを持っていらっしゃる方もいますよ。
部活動の顧問になりたいと考えていらっしゃるということは、IQさんの中学も、カナリ良い戦績をのこされているのでしょう?
だったら、顧問の先生にその辺をきいてみるのも良いですね。
教員は、資格を要する職業です。大学を出て、教員採用試験に合格しないといけません。
今、大事なことは、高校・大学入学に備えて、どの教科も一生懸命勉強しておくことでしょう。これからは「教員も大学院卒」という時代にどんどん鳴っていくと思われます。
一方猫どもの数はどんどん減っているので、景気があまり良くないこともあって、教員採用の試験倍率は、年々上がっています。
一つの学校に、バスケの顧問は、何人も必要ないですから、若いうちは、自分の希望する部の顧問には、なかなかなれないかもしれませんね。
でも、自分の希望する部活動でなくても、それが、自分の指導技術を磨くことにきっとつながるのだと思います。
とにかく、一度、IQさんの学校の部活動の顧問の先生とお話をされることをお勧めします。