回答ありがとうございます。
　これからの将来まだまだわかりませんが、自分なりに考えて
　介護の仕事をめざしてみようと思います。
　本当にありがとうございました。

高齢社会日本で今、求められているのが介護を担う人材です。
日本の平均給与が30万円ですが介護業界は22万円だと数日前の
テレビ報道で知りました。交代の終夜勤務もあり、生活だけを考えると
若者が将来の人生設計に不安を持ち離職する気持ちは良く理解できます。
献身的行為だけでは、続けられないのが、現状です。

誰でも知っているこの介護現場の現状に、新政府が無策でいるとは考えられません。
いずれ、労働条件が改善される、抜本的な解決策が施行されることを願っています。
貴方が介護職に就く頃には、大幅に改善されているかも知れません。
将来に希望を持ってください。

さて、介護施設や介護事業所訪問の経験や、地方に住む、義父の介護施設での生活の現状から、仕事のことを説明します。介護には、訪問介護と施設介護があります。

①訪問介護
全国に数多くの訪問介護事業所があります。
登録しているヘルパーさんは、女性です。一般やパートなど雇用形態は様々ですが、
子育て中でも、日中に働ける時間がある「主婦」の皆さんが、住む地域を中心に、介護希望者の方たちの自宅を訪問し、希望に応じて、調理や買い物、話し相手などを行っています。事前にケア・マネージャーが介護希望者のニーズに応じて作成した、プランを下に介護します。一人で数人の高齢者の方たちを担当し、時間で活動します。
何故、女性だけか、それはお客様が望むからです。

②施設介護
デイサービス（通所介護）は自宅への送迎をします。日中の一定時間、高齢者の
方々を施設で、食事サービス、様々なイベントを提供し、出会いや他者との
交流の場を提供する所と想像していければ理解できると思います。

施設で生活する高齢者の方たち。
自宅で一人で生活するのが困難な高齢者、子どもがいるが、個々の事情で
施設介護しか方法のない、高齢者の方たちが入所しています。
食事、入浴、排泄物処理、話し相手、お誕生日会、イベントなどの企画運営
を行います。医師も常駐し、万全の対策をとっています。

経験からお話すると、自宅で介護が続けられるなら、家族で良く話し合い、
皆で協力しての自宅介護を提案します。一旦施設に入所すると、そこが終の棲家
になる可能性が高いのです。介護の職に従事する人たちは、入所者の皆さんの気持ちを良く理解して、介護に臨む姿勢が求められます。

介護職への入門は、まずホームヘルパー2級の資格取得から始めます。
専門学校に入学すれば、講習と実技訓練により約1ヶ月程度で取得できます。
但し費用は約10万円弱と聞いています。これを高いと考えるかは、人其々ですが、
この資格がないと介護の仕事には就けません。そして、就職できれば、その投資は
短期間に取り返せるのです。物事は考えようです。

時間があるのなら、無料の職業訓練校で介護資格を取得する道もあります。
6ヵ月の職業訓練です。もよりのハローワークや職業訓練校に直接問い合わせて
ください。

楽な仕事など、どこにもありません。
人が仕事に就くきっかけは様々です。でも、ちょっとした疑問や質問が
動機になるかも知れません。介護に限らず、このサイトに蓄積された貴重な
資料を下に、仕事探しの第一歩を踏み出してください。

最後に、人を助けたい、人の役にたちたいとの気持ちにはエールを贈りますが、
もし、一歩踏み出したら、”やりぬく覚悟”を持つことが大事です。
何事も中途半端が一番いけないのです。そしてそれは一生後悔します。
とにかく3年程度は続けてみてください。3年、これが誰でも認める”経験”です。

介護の現状を貴方自身で良く調べてください。必要なら、施設見学してみてください。
あるいは、訪問介護事業所を訪問し、代表者から詳しく説明を受けてみては
いかがでしょうか。

行動すれば、何かがつかめます。それが貴方の未来を切り拓くのです。
がんばってください。