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回答・コメントする(No.7943)

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もっと教えて!フォーラム 質問 外資系の経理

[Q] 以前からドイツ系外資企業に興味があり、経理のポジションについて企業に入りたいと思っています。現在は全く違った、オフィスワークではない仕事をしています。勉強の時間がほしいという理由もあって二年働いていた会社を辞め、パートで働きながら勉強しています。それは逆に履歴書に書くのに不利でしょうか?
私は23歳で、まだ若いから大丈夫だ、といわれますが、経理やビジネス英語、政治、経済、法律と、勉強しなければいけないものがすごく沢山あると思います。そもそも大学を出てないし、応募資格さえない場合があります。(大卒以上、2年以上経理経験者など)それを勉強するためにビジネススクールに通おうと思いますが。。。留学経験なしで外資系企業は、TOEIC持ってれば大丈夫なのでしょうか。留学をする予定はありません。日常会話は問題ないのですがビジネスの会話になるとわけがわからなくなります。外資系も経理も初めてです。簿記は習いましたが。。。ただ、私の知る限りのドイツの方々は頭が切れます。重役の人達だからなのかわかりませんが。。何か意見を出すと、なぜそう思うのか具体的に説明してくれと言い、少しの妥協も許されません。その様な方々とビジネスをしていくにはまだ若いのか、相当な知識とキャリアがないとできないのでしょうか。ここしか質問する場所がないので、ご回答の程よろしくお願いいたします。

[A.5]

遅くなりまして申し訳ありません。以前の職場と同じように日本人同士のコミュニケーション、仕事が大事だということはわかります。ただそこに外国人が入ってくるとどう切り替えたらよいのか(仕事のやり方、コミュニケーションなど)少し混乱する気がします。基本的に上司の指示を仰ぎ効率よく仕事を進めるのが望ましいのかと思ってますが。。。そのへんは学校へ行ってよく勉強しておきたいと思います。でもドイツ系医療機器業界に本気で入りたいので、基本的な事前準備をしておき、あとは会社に入ってから臨機応変に対応できるように努めたいと思います。貴重なアドバイスをありがとうございました。


[A.4]

なるほど、質問がより具体的になってきましたね。

既に志望企業のサイトに採用情報があり、人事部担当者宛になっている場合は、
ルールを厳格に守る在日代表者のドイツ人には全く逆効果です。

外資系のクラーク採用の場合は実質的な採用決定責任者である、直属の上司が
面接します。もし、在日代表との最終面接があるとすれば、それは形式的なご挨拶
です。英語は必要です。でもそれ以前にもっと重要なのは、日本語です。
日本で仕事をするのであれば、最も鍛えるべきは基本的な日本語、
ビジネスマンの常識、礼儀・挨拶などのビジネスマナーの習得が最も重要です。
貴方が夢を叶え、最初に働く仲間、上司は全員、日本人と思って間違いないでしょう。
ドイツ人など外国人ばかりを意識して就職準備をしてきても、現実は大きく違うのです。ここを良く理解し、日本人は勿論のこと、どんな国籍の人たちと仕事をするにあたっても重要なスキルである、コミュニケーション力、そして柔軟性・適応力を磨き上げることを提案します。

参考までに外資系企業の面接のポイントを列挙します。
積極性、バランス感覚、強い意志、エネルギッシュな行動力、柔軟性、
国際感覚、フィジカルパワー、人格など。

1.Personality(楽しく個性的な人)
2.Creative /Innovative(創意工夫のある人)
3.Balance(バランス感覚のある人)
4.Stamina(肉体的精神的にタフな人)
5.Leadership(リーダーシップのある人)


[A.3]

 ご丁寧な返信をありがとうございます。同じ企業で27年間働いてこられたハロワさんは本当に自分に厳しく、仕事熱心な方なのですね。私がどんなに日本で頑張っても海外の大学を出た方にはかなわないとネガティブになることが多々あります。自分のことは自分が一番よくわかってます。ただ、負けず嫌いなのでできるまで、自分が納得するまで努力はします。たまに体を壊します。。ドイツ医療機器分野に興味があり、今の職場少し関連があると思うので強みをアピールして頑張りたいと思います。まずは一番早いスピードでビジネススクールでアカウンティングを学びます。”在日代表者に直接手紙を送る”とおっしゃっておりましたが採用情報の欄を見て”人事部○○宛に”、と書いてあっても無視して代表者宛てに手紙を送るのが適切なのですか?その際、面接は代表者がするのでしょうか。。すみません、外資系の面接すら受けたことがないので今すぐだと自身がありません。。時間を無駄にせず日々勉強し自分になにができるのか何がしたいのか、きちんと考えをまとめ、その企業に見合った仕事ができるのか、完全に事前準備を整えて面接に臨むのが望ましいのかなと思います。


[A.2]

さて、これから個々の質問に回答します。

①パート労働の履歴書への記載について
3ヶ月以上で、応募先求人と関係ある職種であれば、是非、記載してください。
アピールポイントになります。

②経理、ビジネス英語、政治、経済、法律などの勉強について。
貴方に大望がありそれが本気なら、優先順位をつけて勉強するのは当然でしょう。
努力を継続できる人だけに、チャンスは与えられるのです。
就職に成功するのは、力のある人ではなく、準備をした人、そのために、あらゆる物を
犠牲にして努力した人です。

③応募資格(大卒・経験2年以上)などについて。
すべて無視して応募するのが、困難な状況の中で採用内定をゲットする秘訣です。
求人票は求人企業の希望条件であり、絶対条件ではありません。だからこそ
決してあきらめず、チャンレンジする行動力が大事なのです。

昨日アドバイスした様に、トップへのDM作戦が、貴方の中の壁を取り除く
唯一の方法です。記載された条件に合えば誰でも応募できる、公開求人票に応募する
のは、貴方には、競争率が高く効果的な応募方法とは言えません。

④TOEICが大丈夫とは言い切れませんが、高スコアーをゲット出来れば
アピールポイントになります。是非、努力してください。

⑤在日外国ビジネスマンについて
滞在中に求められる成果をだすことは当然のことです。成果を出すには、日本人に頼らざるを得ません。そのため、人材の選別は成功の第一歩です。応募者に厳しい質問をするのは当たり前。真のビジネスマンに妥協などありません。最後に妥協するのは、それ以外に問題を解決する方法が無いときと判断した時です。安易な妥協は後に禍根を残します。外国には日本の様に、”本音と建前”はないのです。何でも具体的に話すことは、ビジネスの社会では当たり前のことです。だからこそコミュニケーション力向上が最も大事なのです。

最後に、
今、貴方は大きな勘違いをしていると私は思います。
即戦力でなければ、応募できないと思い込んでいませんか。
貴方の質問の中にある様に、全てを身につけていないと応募できないと
思い込んでいませんか。

マネージャークラスのポジションに貴方は応募するつもりじゃないでしょう。
最初はクラークでしょう。でれば、全てを身につけているなど、多分、不可能でしょう。仕事は一歩一歩学んでいくものです。

若者の強みの一つは、失敗しても失うものが何もないことです。
自ら調べ行動するしか自分の人生を切り拓く方法はありません。

本当にチャレンジしたければ、(スイス企業を含め)ドイツ大使館や在日ドイツ商工会議所(もしあれば)、日独友好協会などの会員リストから、応募先を選定し、何十何百とDMを送ってください。その多くは即ゴミ箱に行く可能性がありますが、貴方の手紙の内容によっては、連絡があるかも知れません。この手紙の主に、是非会ってみたいと、
思わせる様な、簡潔・明瞭な内容がとても重要です。

人生無駄なことは何もありません。その多くは行動から学び取るのです。
自分のこれからのライフプランを良く考えてください。
貴方は十年後、どんな自分になっていたいですか。
今後、自分を活かして何が出来るかを良く考えてください。

否定形、ネガティブな思考からは生産的な考えは浮かびません。
何事も肯定的、ポジティブな考え方から明日の希望が生まれます。
あきらめず、でも、状況に柔軟に対応してください。
以上。


[A.1]

やりたい事と、出来る事は違います。
そしてまた、やりたいことが、何でも実現できるわけでもありません。

質問の内容を良く読む限りでは、貴方の夢の実現は大変に難しいと私は思います。
まだ若いから大丈夫だよ、との無責任な回答は私には出来ません。

でも、ここしか質問できる場所がないとの貴方の希望にお応えしたいと考え、
こうしてパソコンの画面に向かっています。

私はスイス企業に27年間勤めました。スイス=ドイツと言っても過言ではありません。
気質はとても似ています。一言で言えば、勤勉・実直です。日本人と多くの共通点が
あります。振り返って見ると、私は27年間無遅刻・無欠勤でした。
本当に仕事が好きだったのです。一緒に働いたスイス人の背中を見て仕事人として
育たれて来たのです。それを下に貴方の就職の可能性を考えてみます。

現状なら方法は一つしかありません。
志望企業の在日代表者に直接手紙を送り、貴方の率直な就職の熱意を伝えることです。
くれぐれも間違ってはいけないことは、人事部に手紙を送ることです。
人事権、採用決定権のない担当者は、直接貴方の手紙をトップに送ることをせずに
担当者の個人的な裁量・判断でボツにする可能性があるのです。

企業にとり最優先課題は人材の発掘です。どんな素晴らしい企画や戦略があっても、
それを実行する人材が必要なのです。その人材とは、営業マンばかりではありません。
管理部門を含め、業務を任せられる人材なのです。人材登用の基本方針は少数精鋭です。

一人で三人分の仕事ができる人材を内外から発掘し、仕事を全て任せます。
一人だけに業務が集中し、万が一体調や事故のために仕事に就けないことを
想定し予めサブを付けています。リスク管理の要諦は正に人の管理にあるのです。
必ず連続約2週間の有給休暇を取得させます。その間、仕事をサブに任せ業務運営を入念にチェックします。
日本人経営者とは全く違う価値観の中で冷徹に企業運営をしているのです。

貴方がトップに訴えるのは、働きたいとの素直な気持ち、そのためにどんな準備をしてきたのか、なぜ経理の仕事か、なぜ貴社か、そして将来この会社でどんなキャリアアップしたのかを、自分の言葉で語るのです。

勿論、手紙は英語です。読みやすい様にパソコンで作成して下さい。
但し、署名は自筆です。文章のうまい下手は関係ありません。その行動、実行力に
トップは貴方の可能性を見つけるのです。簡潔・明瞭・わかりやすく、物事を筋道を
たてて話せる論理的思考の持ち主だとトップに感じさせることが大事です。
その手紙の中に貴方の人間性、行動特性を見つけます。

企業のトップの最大の役目とは、経営方針の策定ではなく、将来の企業運営を託せる
人材の発掘です。一般公開される求人ではなく、常に優秀な人材ニーズのある、潜在
求人にアプローチすることが最も効果的なのです。近未来の貴方のシュウカツ成功
のポイントはここにあるのです。

ここまでは心構えなど全体像をお話しました。
今後、物事を私の様に、全体的(森)、長期的、根本的な視点で考察する事を
提案します。

また後ほど、個々の課題(木)についてお話しします。