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回答・コメントする(No.7981)
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発展途上国の中での留学先選択と国際協力系の仕事について
[Q] 私は国際教養学部生で、通う大学は一年間の留学を必須としています。留学先は29カ国・地域から選べます。
発展途上国に住んでみたく、留学先としてエジプトとフィリピンを考えています。
エジプトの場合、カイロ大学かカイロアメリカン大学のどちらかになります。
フィリピンの場合はマニラのアテネオ大学になります。
私は将来国際協力関係の仕事に就きたく、大学卒業後は青年海外協力隊の村落開発普及員として働きたいと考えています。
私自身はエジプトの方に興味があるのですが、村落開発普及員はフィリピンで多く求められて、エジプトではほとんど求められていません。実際に住んでいた経験があれば、協力隊の活動に役立つはずです。
英語は海外生活を支障なく送れるレベルですが、アラビア語はまったく勉強したことがありません。
カイロ大学とアテネオ大学の場合、学部に制限されず、自由に授業を選択できます。また、カイロアメリカン大学はリベラルアーツカレッジの為、学部はなく、こちらも自由に授業選択できます。
カイロアメリカン大学とアテネオ大学の授業はすべて英語ですが、カイロ大学の授業は政治経済学部の授業のみ英語です。
余談ですが、times紙の大学ランキングでは
アテネオ大学→カイロ大学→カイロアメリカン大学の順で、カイロ大学はエジプト1位、カイロアメリカン大学は2位、アテネオ大学はフィリピン2位でした。
①フィリピンとエジプトのどちらに留学するのがお勧めであるかとその理由、もしくはフィリピン、エジプトそれぞれに留学することのメリットデメリットを教えてほしいです。
②エジプトを勧めてくださる場合、どちらの大学がお勧めかとその理由を教えてほしいです。
スイマセン。
詳しい事はよく分かりませんが、一つ気になったので…
コメントを見ていて、英語が通じないと嫌…というか勉強に困るようですが、
外国に留学しに行くのに、言葉に困るのは当たり前だと思うんです。
むしろ、通じない事で分かろうとする努力をする事になり、
言葉が通じる場合よりも、
少しだけ多くのものを得られるのではないかと思います。
勉強には支障が出るかもしれませんが、これは結構大事な事なのです。
もちろん、言葉が通じない不安や異文化への不安も理解出来ます。(経験があります)
でも、異文化を理解する努力ってそういう事だと思います。
そして、青年海外協力隊の人が持つべき資質なのではないかと思います。
文は、まったく悪意が無いつもりで書いたのですが、気に障ったらスイマセン。汗
簡単にまとめると、今の内に大きな壁に突進してみる良い機会なのに勿体ない!って事です。(^^)

始めまして。質問と回答をみてると仮説で話してる点が多い気がしたので、もし決断を急いでいなければ、もう少し現状調査してみてもいいかも。きっといろんなアプローチがあるかと思います。
将来の道への執着度にもよるかと考えました。そもそも「国際協力関係の仕事→青年海外協力隊→村落開発普及員」と道のぶれがないといえば、ある意味どこの国に行くかは関係ないかな?と思います。何故ならどこの国に派遣されたとしても、活動内容やアプローチはさほど変わらないのではと予測しています(もちろん困難の差はあるかもしれませんが、基本JICA側のノウハウはきっと標準化されているはず)。となると、本当に現地で住んだという経験だけで、採用上優先されるのかな?(そう募集要項に書かれていれば即フィリピンにすべきです)もしそういった記述がなければ、国というよりも、その分野の経験を、留学中にできる大学・国を選ぶべきだと思います。仮に住んだとしても、例えば、日本・アメリカ・その他の国で村落開発普及員と似たようなボランティア・インターンを別団体でしたことがある人がいれば、採用担当の人は、「現地に学生として住んだ人」と「その分野で少しでも経験がある人」どちらの言葉に重みを感じ、採用するでしょうか。
とりあえずいろんな情報収集があると思ったので、書いてみました。
■人へのアプローチ
実際働いている方のブログ見つけました。ブログの人(もっとかき集めたら数名・数十名もしかしたらでてくるかもしれません)に直接コメントなり、メッセージなりで問いあわせしてアドバイスをもらう、という手もあります。
http://chokottostep.blog109.fc2.com/
現職でなくても、例えば日本の大学で教えている教授なりで、元青年海外協力隊の村落開発普及員だった人はいるのかと検索してもいいかも。
■JICAへのアプローチ
JICAにアプローチして、いずれかの国へ留学行って将来はそこの仕事に就きたいが誰か紹介してくれないか、あるいはインターン・ボランティアとしてお手伝いがしたい、インタビューだけでもさせてほしい、などアプローチしてみるのはいかがですか。
■現地大学へのアプローチ
実際選択肢で上がっている大学のホームページで学生団体のコミュニティーがあるかどうか(TAUROS2さんがやりたいと思う活動を学生が実際やっているのか、学校がサポートしているのか、現地NPO、政府活動とのつながりがあるのかどうか)、あるいは直接政治学部なりの教授をみつけて、自分の想いや将来やりたいことをメールしてみてはいかがでしょうか?10人に1人返事くるかを覚悟の上試してみる価値ありです。
実際私もアメリカではありますが、入学前に、将来やりたいことや学びたいことは明確だったため、大学ホームページからその分野を教えてる教授のプロフィールなどを読んで(昔所属していた政府団体等)相談のメールを送ったりしていました。もしいち教授の個人情報が取得しにくい場合は、直接大学のAdmissionにこういう風に進路で悩んでるが、学校自体が海外(日本含め)協力隊との関わりやコネクション(セミナー、学生インターン・ボランティア活動の斡旋)は行っているのかどうか、問い合わせしてもいいかも。
いずれにせよ、完璧になることが少ないとは思いますが、(留学先では聞いてないよーーーという衝撃は結構受けるため)、事前の情報収集をいかにするかにかかっていると思います。是非頑張ってください^^
コメントありがとうございます。
ずいぶんとはっきり物を言われる方とお見受けしましたので、こちらもそ直に言わせていただきます。
第一に、「貧しい人々」と思っている方々を助けたいから海外協力隊へ参加したいと思いました。あなたは民俗学的観点から発言なさいましたが、なるほど、文化は大変貴重なものです。一度失われた文化をよみがえらせることは不可能であり、それはアメリカのネイティブアメリカンの生活からもよくわかります。
では、文化を尊重し、あなたの大嫌いな「村落開発」が発展途上国の中でも貧しい国で行われなかったとしましょう。政府は村落を援助する余裕などありません。農産物や海産物の収穫量は増えません。字が読める人数を増えません。災害で多くの人がなくなります。食べるものがほとんどありません。学校になんて行っている暇はありません。3歳児だって働きます。
この生活を彼らにずっとしていけというのですか?
また、フィリピンでは、元の生活に戻りたい、という方が多いのではないですか?とのことですが、はっきり言いましょう。多くの発展途上国の人々は自ら望んでアメリカ化しています。このことはあまり良くないとは思いますが、それより先に衣食住という生きるためのものが必要なのではないでしょうか?
また、エジプトは既に世界GDPランキングで50位以内に入るほど発展している国です。発展途上国の中でもトップランクです。そんな国に村落開発普及員が必要ないことは火を見るよりも明らかです。
また、我々外国人がどこまで他国の習慣を文化と認めるかという問題もあります。
例えば、あなたは首狩り、割礼をお認めになりますか?
そこまでいかなくても、インドネシアのクマリでさえ、幼い少女を拉致監禁し、早死にさせてているのと何ら変わらないと思う人も多いでしょう。
あなたはこのような貧困や風習も文化だから尊重すべきとおっしゃられるのでしょうか?

1ヶ月以上も前のレスに書き込みをさせていただきます。
遅くなってごめんなさい。すごく気になったので。
私は民俗学を学んだ経験があるので、その観点からコメントさせてください。
あなたは、「貧しい人々」と思っている方々を助けるために、海外協力隊へ参加したいのですか?
その考え方は、納得いきません。
彼らにも彼らの文化があり、それは尊ばれるはずのものです。あなたの通う大学のカリキュラムの中に留学が含まれているからといって、その国の富を持つ方々と同じ大学へ行く、というのも一理あるとは思います。
しかし、富裕層の方々との考えには、どの国も差がありすぎるように思いますし、それは違う文化を歩んできたのですから、当たり前のことだと思うのです。使う言葉の方言さえ、違うことがあることは、あなたも容易に想像できることでしょう。違うアクセントを持ったあなたは、果たして受け入れられるのでしょうか?
どこの大学の、どんな場所で学んできてもかまいません。でも、それは現地で役に立つことですか?役に立つことは何でしょうか?
あなたは青年海外協力隊で、ただ単に日本との橋渡しをしたがっているようにしか思えませんが、この制度はできて何年もたっているわけで、そんなことができる方は、多いと思いますよ?経験で何とかなるものです。
「村落開発」!!!なんという恐ろしい言葉の響きでしょう。あなたは、彼らの過ごしてきた文化を踏みにじりにいこうとしているのですか?エジプトでほとんど求められていないのは、そういうことでしょう?エジプトは、人類発祥の地といわれているところとも、ほど近いと聞きます。太古の昔からの方法を踏みにじってはいけない、むしろ尊重していかなくては、人間が歩んできた道を、人間とは何であるかを、見失ってしまうのです。
ずっと続けていれば、心豊かに生活できる方法もあるのです。私たちは、その生活を捨ててしまった、後発の民族なのです。ただ、日本にも日本特有のマナーがあります。あなたは幸いにも、それを身近で学ぶことができるでしょう?
家へ入るとき靴をそろえてあがり、手を洗いうがいをすることによって身を清めてから、くつろぐ。利き手で箸を持ち、もう片方の手で茶碗を持つ。床へこぼしたら、自分ですぐ拭くことさえ、文化なのです。
フィリピンでは、文化が戦争や後発文化に踏みにじられてしまったから、「村落開発」などという簡単な四文字熟語にまとめられてしまったプログラムに基づいてでも、元の生活に戻りたい、という方が多いのではないですか?
エジプトで学んでくるなら、人間のたどってきた生き様と知恵を。フィリピンで学ぶなら、これから日本と共に歩むであろうアジア一国の現在の姿を、学んできてください。
10年後、あなたはどうありたいのですか?
コメントありがとうございます。「学歴」を大切にしていると見受けられるとのことですが、はっきり言ってしまうと全く気にしておりません。本当に気にしていたら、カルフォルニア大学のデイビス校やトロント大学、シンガポール国立大学など世界的に有名な大学に行こうと考えていたと思います。大学ランキングに言及したことで、誤解を招いてしまったのかもしれませんが、そこに関しては、ただの情報として書いただけのつもりです。
「「援助の対象となる仕事で実際に働いた経験があること」と同時に「援助対象となるコミュニティの一員として生活できること」という2つの要素が欠かせないはずです。」とのことですが、前者に関しては、どこに留学しようとあまり関係しないと思いますが、大学生の間、学べること、できることを精一杯やっていこうと思います。留学中の長期休みを生かして、現地の国際協力団体などにボランティアとして手伝えたらなと考えています。
「大学に通う若者の家庭がどのような社会的地位にあるかを、ちょっと考えてほしいのです。」とのことですがこのことについては重々承知しております。しかし、実際に貧富の差が激しい発展途上国の中で暮らしていて、富を持つ家庭で暮らす大学生と共に暮らしながらも、貧しい人々と関ることは可能だと思いますし、金持ちの人が貧しい人々のことをどう思っているのかなどに触れられます。そこでの関りは必ず良い経験になると思っています。
「この地域に自ら進んで留学する/住むということは、そうした潜在的な危険を受け入れるということでもあります。」とありますが、ここで書いても上っ面なものとしか認識されないでしょうが、一応覚悟はできています。

こんにちは。あなたの質問文を読んでいると、あなたにとっては、結局のところ留学することによって得られる「学歴」が大切なように感じられます。もしその通りであれば、この質問はあなたが通う大学の留学サポート窓口のようなところに行うのが一番効率的で、また的確な答が得られるはずです。
村落開発普及員に限らず、青年海外協力隊に参加するには、「援助の対象となる仕事で実際に働いた経験があること」と同時に「援助対象となるコミュニティの一員として生活できること」という2つの要素が欠かせないはずです(実際には、こういうことは自明の上で、いろいろ細かい規定がありますが、全て省略します)。あなたが留学生としてある国に住んだとして、この2項目のいずれか一つに直接資することがあるかと言えば、答えはほとんど否です。例えば、援助を必要とする国で、大学に通う若者の家庭がどのような社会的地位にあるかを、ちょっと考えてほしいのです。
あなたが留学することで、あなたの夢に資することがないとは私は思いません。少なくとも、間接的にはプラスになることばかりです。機会があるなら、どんどんチャレンジするべきでしょう。でも、あなたの夢に実際に必要になるのは、留学やその結果生じる現地体験とは全く違う事柄だということを、よく考えてほしいと思います。それをどうやって身につければいいのか、それこそよくよく考えてみてください。
一般的なことをコメントしておくと、イスラム圏は私達が慣れ親しんでいる西洋=キリスト教文化圏とは大きく異なる世界です。そこで地に這った仕事をしたいと望むなら、まず生活としてのイスラムをよく理解しないといけないでしょう。日本人が不慣れな宗教という概念も、ことイスラム圏では重要です。
一方で、中期的にイスラム社会は不安定化が進むという予測が多いようです。テロや民族紛争が起こる可能性は、残念ながら大きくなっています。この地域に自ら進んで留学する/住むということは、そうした潜在的な危険を受け入れるということでもあります。このあたりのトレードオフをよく考えることをお勧めします。
コメントありがとうございます。
村落開発普及員になるための勉強ははっきり言ってしまうと、現地を知ることと基礎的能力の向上に尽きます。知識としてどのようなものが身に付いているかよりも、柔軟性や人間性、問題発見力など、具体的技能よりも個人に能力が重要になります。
強いて言うならば開発学関係なのでしょうが、開発学は基本的に大学院で学ぶもので、大学での授業はほとんど意味がないと聞きます。私自身が学んでみたいと思うことはやはり開発学なのですが、それについては社会人として経験を積んでから、大学院に言って学ぼうと考えています。開発学の基礎として、経済学、社会学、地域研究などがありますが、私自身の考えとして、経済学と社会学系の学問であれば、書籍と自分の大学で十分学べると考えています。地域研究に関しては、百聞は一見に如かずという言葉にある通り、実際に住んでみることが大事なのではと考えています。
カイロアメリカン大学はリベラルアーツカレッジであり、浅く広く、少人数で学べるという利点があります。また、授業は確実に英語なので、言葉が理解できないということがありません。他の学生もみな英語を確実に使いこなすことができ、、世界中の国々から人が来ているので、刺激を受けることも多いと思います。
カイロ大学は中東世界No.1として、カイロアメリカン大学より研究等は優れていると思います。政治経済に関して興味はありますが、実際のレベルを考えてみますと、私が通う大学の方が質が良い可能性も大きいです。また、英語授業をうたっていても実際はアラビア語で授業をするケースもあるかもしれません。さらに言えば、周りがアラビア語で会話する中でどれだけ友好を持つことができるかという悩みもあります。
アテネオ大学は開発学関係の授業のレベルが高いという話は聞きますが、やはり大学レベルの話です。さらに言うならば、フィリピンの学校制度は、日本のものとは違い、初等教育6年、中等教育(日本の中学校、高校に相当)4年、高等教育(大学)4年の6・4・4制です。よってフィリピンの大学卒業は日本の短大卒業を意味します。

まず、青年海外協力隊の村落開発普及員になるにはどのような勉強が必要なのかを考える必要があると思います。留学が卒業するために必要であればなおさらのこと、卒業論文のネタにできる(より深く勉強してみたいと思うこと)ような勉強ができる土地・大学を選ぶ、などいろいろ検討する材料はあるのではないでしょうか。
授業の言語や、住んでみたい、行ってみたいなどの希望も決める材料になるのかもしれませんが、やはりどこに行くのが自分のためになるのかを、よく考えるといいのかもしれません。
エジプトでアメリカン大学に行くというのも不思議な感じはしますが、大学の教育プログラムや授業のプログラムなどの内容をチェックせずに、場所やランキングなどで決めてしまうのは、安易すぎると思います。
勉強してみたい内容のクラスがあれば、直接大学にメールして聞いてみる、などしてみるといいかもしれません。
留学は楽しいです。ぜひ、日本では勉強できないことを勉強してきてください。