反対の一色になっていしまうことに危機感を覚えます。
なので、どちらでもないに一票。

他の国に比べて国の補助が少ない、という理由で税金を引き出すのはあまりに安易です。
一方、財政が苦しいからという理由で一律縮減するのは長期的なビジョンを欠いています。
個人的に一番気に入らないのは、スポーツ振興費を削られそうだからといって、オリンピックで活躍した人をひっぱり出してきて、「反対」とだけ言わせて世論の支持を得ようとする方々の行動。スーパーコンピュータの件でも、ノーベル賞受賞者のセンセイをかつぎあげて「反対」と、これもただの煽りにしかなってなくてヤレヤレな感じです。

今の日本は、様々なスポーツ振興のためには、国庫に頼る以外に方法がないのでしょうか？　資本主義国家というのはそういうものなのでしょうか？
どうも、スポーツに関わる各種団体の人材はスポーツしかやっていない方が多いような印象があるのですが、お金を動かすプロフェッショナルな方はその中にいないのでしょうか？

また、国としてどのような競技でどこまでのポジションを獲得するというビジョンをお金と共に提示してきたことはないのでしょうか？
ただ、財政事情だけで求められるだけの予算を与えてきただけなのでしょうか？
さすがにイタリアのようにサッカーのクラブチームを所有する政治家はいないのかもしれませんが、政府としての意志をまとめあげる方はこれまでいなかったのでしょうか？
あれだけスポーツ界から政治家を擁立してきたのは、単なる票集めだったのでしょうか？

反対に投票しました。

今回の事業仕分けは、全体のほんの一部です。
全ての事業仕分けを実行し、無駄を削減すれば、まだまだ財源は見つかるでしょう。
マスコミが連日報道している様に、不正な天下りなどもあります。
個々の無駄の金額は小さくても、チリも積もれば山となるのです。
又、埋蔵金なども各省庁には”未だ”沢山プールされていることでしょう。

一つひとつを検証することは膨大な時間と労力が必要ですが、その先に
スポーツ振興の予算が見つかるとすると、ボランテイアになってでも
その調査員の公募に応募される人たちは、多いのではないでしょうか。

ところで、日本には1400兆円と言われる個人資産があると言われています。
その一部を活用するために、スポーツ振興債券などを発行すれば、必要な資金は
集まるのではないでしょうか。（制度的に認められるかどうかは別にして）

　反対に投票しました。日本のアマチュアスポーツが衰退してしまう一因にもなりかねません。