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回答・コメントする(No.8030)
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いつも、子どもたちの疑問にお答えいただき誠にありがとうございます。
13hw編集部より、ご回答くださる際のポリシーに関するお願いです。
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回答は、基本的には、その職業の方(または経験者、相応の知識を有する方など)にお願いしております。
しかしながら、なかなか回答のつかない質問もあります。
投稿されてから2週間経っても回答がつかない質問に関しましては、職業などに関係なく、ご回答のご協力をお願いしたいと考えております。 -
白書の皆様におかれましては、貴重な時間を割き、子どもたちの質問に丁寧にお答えくださったり、叱咤激励してくださって誠に感謝しております。
このようなお願いをするのは大変恐縮なのですが、勇気を出してこのサイトに質問を投稿してくれた子ども達に、よりよい情報を提供したいと考える当サイトの運営ポリシーをご理解・ご了承いただけますと幸いです。
女優は、どんなことができる人が採用されますか??
[Q] 13歳の私は、本気で女優になることを目指しています!!
オーディションなどでも、1次審査の書類は通過することができるのですが、2次審査で落ちてしまいます。「あと一歩なのに」と思うのですが、どんなことが必要なのでしょう?
くわしく教えて欲しいです!!!

良いオーディション、事務所、養成所等は?合格には?必要な学習は?等女優、歌手、タレント等を目指すのに私がよく受ける質問に答えると、
◎実際の出演者を決めるテレビ、映画、音楽などを制作する会社などのオーディションの合格が必要です。あなたに合ったチャンスの多い所を受ける必要があります。
◎自力で選ぶのは難しいと思いますので、専門家に相談する方が良いかもしれません。
※事務所(芸能プロダクション)、養成所などは出演者を本来決められない所で(制作会社などと実際は関係すら持てない所も多く)、結局色々な高額費用を要求される、思ったんような活動の紹介が無い等、ほとんどが悪い結果となっています。
※有望な人だけ無料にするので、費用がかかる時点で難しいでしょう。
無料でも、事前に何をするか決められない所では、希望の活動は期待できません。
※有名所属者を広告にしている大手でも同じで、活躍はあなた次第、関係ありません。大手ほど費用が高額、良い扱いが難しくなるだけです。
有名、有望な人が多くいれば、他の人に力を入れる必要はありませんし、有効な事をしきれません。
◎必要な学習などは、実際の出演者を決めるプロデューサーなどに評価してもらい、必要な技能、才能などあなたを活かす個人別の実践的指導を受ける必要があります。
◎芸能は個性を有効に活かすのが重要です。各制作責任者によって要望や指導法は違うのが通常です。
特別な学習も経験も無くても(また他分野からでも)女優、歌手、声優などになる(しかも主要な役で)芸能人も多くみられますね。
※出演者を決めらない、効果が難しいグループ学習(芸能は個性が重要なので)などの学校、養成所その他スクール、レッスンなどは時間と費用の無駄となってしまいます。
また、芸能系の学校などは学歴として評価はほとんどされません。
※エキストラ、学校や地域の小規模公演などは他で有効な実績として評価されません。
◎可能性を高めるには、芸能の全てが集中する東京にできる限り来る必要はあります。
◎芸能に学歴など関係ないので、年齢の低い、できるだけ早めに始めるほど有利です。当然競争率も低く、可能性も高くなります。
活躍してる芸能人の例でも、才能、技能の伸び方が非常に高い小学高学年~中学生位から何かしら有効な活動を始めている人が多いですね。
※親や周りから反対される場合もあるかと思います。多くの理由は「可能性が無い」、「無駄な費用と、時間を浪費して欲しくない」などです。
◎以上からあなたに合った「芸能への現実的な道」をできるだけ早めにつくり、その結果で認めてもらうのが良いでしょう。
◎その他の質問もあるかと思いますが、何しろ芸能は個人次第、あなたを実際に知らなければ有効なアドバイスはできません。
本当に目指しているのなら、個別にご相談してみてください。

こんにちは。あなたの思っているのとは少々違うと思いますが、今年、会社の新製品紹介ビデオの製作を担当した際、女性レポーター役のオーディションをしました。出演テロップも表示されない、ほんの2-3分出演するだけのこうした小さなお仕事でも、たくさんの女優(やその卵)の皆さんが応募されます。皆さん、チャンスと経験(と収入)を得るため、懸命に努力しているのです。
書類選考をして4名に絞り込んだ後、ビデオオーディションを行いました。プロダクションの会議室の中で、ビデオの1シーン「それでは、今からこの設備に入って詳しい説明を聞いてみることにしましょう」という台詞を話してもらいました。4人ともそれなりのキャリアがある(「え、こんなキャリアの人が応募してきたの?」とびっくりするぐらいでした)ので、発音はしっかりしているし、ビデオ映りもとてもいい。皆さん甲乙つけがたいところなのですが、オーディションビデオを観た関係者は、全員同じ方を採用したいと言いました。いったい何が違ったんでしょう。ちょっと考えてみてください。
俳優とは、演技を通じて人に何かを伝えるお仕事です。言い換えれば、人に何かを伝える才能があれば、俳優になれるチャンスがあるわけです。変な話ですが、人間個人としてはほとんど最低であっても、舞台の上ですばらしい演技を見せてくれる人は、いくらでもいます(もちろん、すばらしい人格者がすばらしい演技を見せてくれることも、たくさんあります)。
自分を高めようとか、よく見せようとか、最初はあまり小難しく考える必要はありません。ありのままの自分をどこまで率直に表現できるか、それを与えられた役の中でどう活かすことができるか。この二つを正しく意識できることがまず大切だと、一人の演劇ファンとして申し上げます。その上で、あなたにある才能をどう磨くのかを考えてみてください。その努力を惜しまない人が、多少の運を味方につけて、俳優の道を進んでいくのでしょう。
先のビデオオーディションですが、参加者の中で「説明を聞いてみることにしましょう」の後に、観光ガイドさながらに手で設備がある(架空の)方向を指して、そちらに向かって歩いていった方が、一人だけいました。全員同じ台本を渡してあるのですが、この人はその台詞からレポーターが何を求められているかを自分なりに判断して、それをちゃんと演技した。そこが高く評価されたのでした。
私たちは全員ビデオ製作の素人なので、プロの審査員が私たちと同じ視点で判断するかどうかまではわかりません。でも、オーディションに参加してくれた4人の中で誰が私たちのビデオのために一番努力してくれたか、というのは、撮影した審査ビデオを観ればすぐにわかりました。
私たちは結局この方と契約しました。素人の当社社員説明者を相手に専門用語を使ってレポートするというちょっと難しい役どころですが、彼女は抜群の仕事振りで、完成したビデオはおかげさまでお客様に好評を賜りました。何より、撮影当日、映像プロダクションの方に「素人さん出演のビデオで、こんなにスムーズに撮影が進むのは久しぶりです。オーディションでいいレポーターを探してくれたので助かりました」と言われたのが嬉しかったです。

こんにちは。あなたの思っているのとは少々違うと思いますが、今年、会社の新製品紹介ビデオの製作を担当した際、女性レポーター役のオーディションをしました。出演テロップも表示されない、ほんの2-3分出演するだけのこうした小さなお仕事でも、たくさんの女優(やその卵)の皆さんが応募されます。皆さん、チャンスと経験(と収入)を得るため、懸命に努力しているのです。
書類選考をして4名に絞り込んだ後、ビデオオーディションを行いました。プロダクションの会議室の中で、ビデオの1シーン「それでは、今からこの設備に入って詳しい説明を聞いてみることにしましょう」という台詞を話してもらいました。4人ともそれなりのキャリアがある(「え、こんなキャリアの人が応募してきたの?」とびっくりするぐらいでした)ので、発音はしっかりしているし、ビデオ映りもとてもいい。皆さん甲乙つけがたいところなのですが、オーディションビデオを観た関係者は、全員同じ方を採用したいと言いました。いったい何が違ったんでしょう。ちょっと考えてみてください。
俳優とは、演技を通じて人に何かを伝えるお仕事です。言い換えれば、人に何かを伝える才能があれば、俳優になれるチャンスがあるわけです。変な話ですが、人間個人としてはほとんど最低であっても、舞台の上ですばらしい演技を見せてくれる人は、いくらでもいます(もちろん、すばらしい人格者がすばらしい演技を見せてくれることも、たくさんあります)。
自分を高めようとか、よく見せようとか、最初はあまり小難しく考える必要はありません。ありのままの自分をどこまで率直に表現できるか、それを与えられた役の中でどう活かすことができるか。この二つを正しく意識できることがまず大切だと、一人の演劇ファンとして申し上げます。その上で、あなたにある才能をどう磨くのかを考えてみてください。その努力を惜しまない人が、多少の運を味方につけて、俳優の道を進んでいくのでしょう。
先のビデオオーディションですが、参加者の中で「説明を聞いてみることにしましょう」の後に、観光ガイドさながらに手で設備がある(架空の)方向を指して、そちらに向かって歩いていった方が、一人だけいました。全員同じ台本を渡してあるのですが、この人はその台詞からレポーターが何を求められているかを自分なりに判断して、それをちゃんと演技した。そこが高く評価されたのでした。
私たちは全員ビデオ製作の素人なので、プロの審査員が私たちと同じ視点で判断するかどうかまではわかりません。でも、オーディションに参加してくれた4人の中で誰が私たちのビデオのために一番努力してくれたか、というのは、撮影した審査ビデオを観ればすぐにわかりました。
私たちは結局この方と契約しました。素人の当社社員説明者を相手に専門用語を使ってレポートするというちょっと難しい役どころですが、彼女は抜群の仕事振りで、完成したビデオはおかげさまでお客様に好評を賜りました。何より、撮影当日、映像プロダクションの方に「素人さん出演のビデオで、こんなにスムーズに撮影が進むのは久しぶりです。オーディションでいいレポーターを探してくれたので助かりました」と言われたのが嬉しかったです。

面接官の視点で回答します。
是非この若者にチャンスをあげたいと、面接官が思わないからでしょう。
誰も持っていない、個性、華、輝くものなど、他者とは違う何かを感じないからです。それは沢山の女優志望の若者を観て来た面接官の感性です。
いくら芸を磨いて準備してきても、面接官が観るのは、応募者の内面です。
生まれてきた環境で育まれてきた人間性です。
未だ、時間はあるでしょう。内面を鍛える方法をアドバイスします。
①若者らしく育つこと。生きること。
②年齢を問わず沢山の人たちと交流し、自分が知らない、体験・経験をしている
人たちから良く話をきくこと
③本を沢山読み、文章力を身につけること。
その中から、物事を筋道をたててわかりやすく相手に説明できる
論理的思考をみにつけること。
④本を読むだけではなく、内容をそのまま書きとめること。
その結果、文章の書き方が身につく。但し一人の作家の文章だけに限らないこと。
⑤音楽、美術、映画、自然など五感を使って体感・体験し、なれ親しむこと。
⑥バランス良く学び育つこと。
⑦一生懸命、学業に励むこと
⑧心身ともに鍛えること。
⑨”感動”する気持ちを持ち続けること。
⑩自分を常に客観的にみつめる習慣をみにつけること。
⑪人生でスランプに陥ったときの気分転換のためにも、仕事とは全く関係のない
趣味を持つこと。
自分や物事を的確に表現できるコミュニケーション力を磨き上げることが
とても大事です。
女優も事務員さんもプログラマーなどなどの採用選考の考え方は皆同じです。
最終的な採否のポイントはその応募者の人柄・人間性です。
女優になりたければ、”本気”になって、それを目指してください。
そしてそれが面接官の心を動かすのです。
この子は、可能性がある、と。
上記提案を出来ることから始めてみませんか。