HOME > もっと教えて!フォーラム > 人に教える・育てる「教育」に関わる仕事 > 回答・コメントする(No.8328)

もっと教えて!フォーラム
回答・コメントする(No.8328)

いつも、子どもたちの疑問にお答えいただき誠にありがとうございます。
13hw編集部より、ご回答くださる際のポリシーに関するお願いです。
 
  • 回答は、基本的には、その職業の方(または経験者、相応の知識を有する方など)にお願いしております。
    しかしながら、なかなか回答のつかない質問もあります。
    投稿されてから2週間経っても回答がつかない質問に関しましては、職業などに関係なく、ご回答のご協力をお願いしたいと考えております。
  •  
  • 白書の皆様におかれましては、貴重な時間を割き、子どもたちの質問に丁寧にお答えくださったり、叱咤激励してくださって誠に感謝しております。
    このようなお願いをするのは大変恐縮なのですが、勇気を出してこのサイトに質問を投稿してくれた子ども達に、よりよい情報を提供したいと考える当サイトの運営ポリシーをご理解・ご了承いただけますと幸いです。

もっと教えて!フォーラム 質問 中学校教師を目指すのはまだ遅くないですか?

[Q] 私は今中学三年生で春からは通信制高校に行く予定です。
ですが最近中学校の教師になりたいと思いはじめました
なにか得意の教科があるわけでもなくむしろ勉強も運動も苦手です。私は中学一年生まで不登校で二年生から通えるようになったんですが今は学校が大好きですごく楽しいです。

中学二年生の頃ある一人の先生に惹かれました。
睡眠もあまり取れてない、すごく大変そうですがやりがいのある仕事
こんな私でも教師になれますか?
通信制からでも教師を目指せるんでしょうか。
いろいろアドバイスお願いします。

[A.3]

あおいさんへ

まず、「教員」という職種に興味を持っていただいたことに感謝します。
通信から中学の教員になった同僚を持っています。

その方の言葉
「教師にとって一番大切なことは、生徒との人間関係を築くこと。そして、そこが私の一番の不得意なところでもある…」その方は、生徒たちと良好な人間関係を築くために
とても熱心に接していらっしゃいます。
教員採用試験が解ければ、教師にはなれます。でも、それだけでは、「良い教師」にはなれないでしょう。

今のあなたは、家族や友だちやその他の人々とどのような人間関係を結んでいますか?
そういうことが、やがて全て生徒の前にさらけ出されるのが、「教師」という職業だと思います。

つまり、問題にすべきは、「学歴」よりも、今のあなたの「生き方」なのだと思います。


[A.2]

こんにちは。ご進学おめでとうございます。通信制の高校は卒業がたいへんだと聞きますが、まずはちゃんと卒業できるよう、充実した高校生活を送ってください。

さて、中学校の先生になりたいとのことですが、門外漢の立場から気楽にコメントすると…

1.中学校に限らず、先生とは、確かにたいへん厳しい職業の一つだと思います。でも、そうなってしまった原因は、私たちが暮らす社会そのものにあることは、よく認識しておくべきでしょう。
先生だって、私達と同じごく普通の人間です。スーパーマンでは決してありませんし、そうである必要もありません。確かに並みの人物より人格者である必要はあるし、先生ならではの特別な技能が求められることは事実です。でも、それは私達が人間として普通に求められることを、もう少し高いレベルで行えるだけのことです。

2.ただ、今の社会は、子供を育てるという社会全体で担うべき事の多くを、先生という特定の職業に押し付けてしまっている一面があります。結果として、先生は常にスーパーマンであり続けないといけなくなり、先生にかかる負担は膨大なものになってしまった、というのが現状かもしれません。うーん、これはあまり正しい姿とはいえないと、私は思います。どんな職業でも同じように、どんな先生でも最初はよちよち歩きです。最初は失敗もあるでしょう。それを非難する人も(最近は特に)多いですが、そんな余裕のない社会にしてしまった私たち年長者の責任は、きわめて重いものがあります。

3.先生というお仕事は、たとえ新任だろうが来年定年だろうが、子供たちを教え導くという点ではまったく同じ責任を負います。そういう点では、失敗が許されない厳しさをもちます。でも、失敗があるからこそ人は成長するものです。先生という一人の人間が成長する姿から、その人が預かる生徒が学ぶことも、また多いのです。
あなたがこうした厳しさを理解するなら、先生を目指すことは大いに歓迎すべきことです。人間として完璧である必要はどこにもありません。たいへんな仕事であるのは事実ですが、あまり気負うことなく、気楽に考えていいと思います。あなたが大学に通うときに、改めて教師としての資質の有無を自分で考えてみればいいと思います。
最近は先生への道のりがいくつも選べるようになりました。大学卒業後すぐに教職に就くもよし、他の仕事で働いた後、改めて教職に就くもよし。いろんな道のりを経た様々な先生がいるほうが、生徒たちにとってもいいことが多いと思います。
まずは、あなた自身の夢を大切にしながら、毎日を楽しく暮らすことをお勧めします。先生になる最大の要件は、毎日を楽しく暮らせることだと、私は信じて疑いません。そうでないと、子供たちに人生の楽しさを教えられないからです。


[A.1]

まだ早すぎると私は思います。
受験要件を満たせば、何時か教師にはなれるでしょう。

でも教師になって貴方は何をするのですか?
何のために教師になるのでしょうか?
何故貴方でなければならないのでしょうか?

この志望動機が明確にならなければ、
貴方が教師として採用されることはないでしょう。

職種は約3万あると聞きました。貴方の強みを活かせる仕事は
他に沢山あるのではないでしょうか。

教師を考えると、中学校教師ほど大変な仕事はないと私は思います。
一時の感情で将来を決める必要はありません。もっともっと社会人経験を
積んで、それでもなを教師を目指すとなれば本物かも知れません。

気持ちは良く理解できますが、たった一度の人生です。
今この時期に一つに絞り込む必要はありません。

と、私に言われ、ではやめようと思うのなら、その程度の関心なのです。
真剣に自分と良く相談して進路決定してください。

人を育てる教師の仕事はそれほど責任のある仕事です。
結果は直ぐには出ないのです。

生徒の立場に立てば、思い出に残る教師は、小学校の先生、そして進路決定に
深く関わる、高校教師ではないでしょうか。実際に3年生でシュウカツが始まる大学生
の勉強できる時間はたった2年間です。よほどの教授でなければ思い出には残りません。

日々成長する多感な中学生を相手にするのは、数年の社会人経験では全く不十分です。
もし貴方が本気になって中学校教師を目指すなら、応募可能年齢まで十分に社会人経験を積み、チャレンジしてください。その経験が生徒の心をつかむことになると思います。

厳しいコメントになりましたが、これから中学校教師を目指す若者への警鐘となればと
思います。