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回答・コメントする(No.8411)
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作曲家を目指すには・・・
[Q] 私は将来作曲家になりたいです。
どんな作曲家かというと、久石譲さんや大島ミチルさんのような映画音楽や(大河)ドラマのオープニングテーマを主に作る作曲家になりたいです。
私は今度高1になります。4歳の頃からエレクトーンを習っていて絶対音感もあります。中学では吹奏楽部に入っていて高校でも入るつもりです。作曲家にはピアノが必須らしいので高校からはエレクトーンをやめてピアノを習うつもりです。
有名になるには才能と実力が必要だと思います。私は特にずば抜けた才能があるわけでもありませんし、ピアノの経験は無いに等しいので、そもそも音大の作曲科に入ること自体不可能に近いです。
彼らのような作曲科を目指すには遅すぎますか?
回答ありがとうございます。
私は作曲家がそんな大変な仕事とは思っていませんでした。
実は、私は今将来の夢について少し悩んでいます。
音楽の道に進むのは絶対ですが、その中でも人に音楽の素晴らしさを伝える職業につきたいと思っています。
作曲家を目指すなら早いほうがいいとは分かっていますが、「絶対作曲家になるんだ!」というような志ではありません。
ですが、作曲するのは好きなので週1くらいで書いてみようとおもいます。
はんがんさんのコメントも含めて、将来の道を考えたいと思います。
ありがとうございました。

こんにちは。門外漢の立場からコメントしますので、よかったら参考にしてみてください。
1.「ドラマのオープニングを主に作る作曲家」という作曲家は、残念ながらいません。○○のジャンルが得意、という評価を受けて、そのジャンルの仕事が多いという作曲家はいますが、それだけで飯は食えません。今ではちょっとした曲ならDTMで簡単にそこそこ見栄えがする作品ができてしまうので、多くの作曲家の方は(仕事がなくて)大変です。
ちなみに、大河ドラマの場合、一人の作曲家がBGMを1年間で最低でも300曲は作るそうです。言い換えると、毎週5曲作り続けないといけない。大河ドラマの音楽を任されるような人気作曲家ならこれ以外の(断れない)お仕事も当然あるわけで、1年間はほとんど体力勝負だそうです。
2.作曲家になる決まった道のりというものはありません。この場で「私は作曲家だ!」とあなたが言えば、あなたは確かに作曲家なのです。ただし、それと実際の仕事の有無は別です。あなたの作る音楽に魅力がなければ、誰もあなたに仕事を任せてはくれません。大切なのはあなたの学歴の有無ではなく、あなたの音楽的才能(を楽譜上で上手く表現できるかどうか)です。
ちなみに、音楽大学に入学するならピアノは必須ですが、ピアノを専攻するわけではないので、極端なテクニックは求められません。大学によって多少試験科目が異なりますので、調べてみるといいでしょう。
3.あなたは作曲に関する自分の才能を引き出す努力を、今何かしていますか? あなたが心から作曲家になりたいと願うなら、今日からでも始めるべきでしょう。
五線紙を買って来て、16小節の曲(旋律)を毎週最低1つ必ず作ってみましょう(パソコンの譜面書きソフトの使用は厳禁です)。難しいなら、隔週で1つでもよろしい。楽典の基本はご存知だと思いますから、できれば4声の作品に仕上げてみましょう。可能であれば、それを誰か他の方に演奏してもらって、自分の思いと実際の演奏がどれだけ違うかを確かめてみましょう。
あなたが1年間それを続けることができた、そしてそれを楽しいと思えたなら、ひょっとするとあなたには作曲家になれるだけの素質があるかもしれません。いずれにせよ、まずは努力してみること。それが重要だと思います。