HOME > もっと教えて!フォーラム > 仕事分野に迷ったらココ!「その他」の仕事 > 回答・コメントする(No.8417)
もっと教えて!フォーラム
回答・コメントする(No.8417)
-
いつも、子どもたちの疑問にお答えいただき誠にありがとうございます。
13hw編集部より、ご回答くださる際のポリシーに関するお願いです。
-
回答は、基本的には、その職業の方(または経験者、相応の知識を有する方など)にお願いしております。
しかしながら、なかなか回答のつかない質問もあります。
投稿されてから2週間経っても回答がつかない質問に関しましては、職業などに関係なく、ご回答のご協力をお願いしたいと考えております。 -
白書の皆様におかれましては、貴重な時間を割き、子どもたちの質問に丁寧にお答えくださったり、叱咤激励してくださって誠に感謝しております。
このようなお願いをするのは大変恐縮なのですが、勇気を出してこのサイトに質問を投稿してくれた子ども達に、よりよい情報を提供したいと考える当サイトの運営ポリシーをご理解・ご了承いただけますと幸いです。
小説を最後まで書くにはどうしたらいいですか?
[Q] 私は作家を目指しているものです。
読書量も小説を書く量も同じくらいの年の人よりも多いほうだと思います。
ですが、一応小説を書きなれた上での質問です。タイトルの通り、小説の長編を書ききることができないんです。400字詰め原稿用紙十枚程度ならいけるんですが、それ以上となると、書く日にちが変わったりしますよね?その間にほかの本を読んで、書き方の癖がうつってしまいます。そうすると、今までの書き方では納得することができなくなります。どうしたらいいですか?
プロの方や、文章に関わったことがある方々回答よろしくお願いします。

銀鏡さんこんにちは。
私は看護師の免許を持ってはいますが、今はシナリオの仕事をしています。
シナリオと小説とを比べると、いろいろ違いがありますが、
同じ部分でアドバイスできればと思いました。
どんな長さの文章でもそうですが、『あらすじ』が必要です。
主人公がこんな思いを持って登場し、こんな出来事を経験して、
最後はこんな思いを抱いてこんな人になる……とか。
小説をたくさん読まれるならご存知かと思いますが、
カバーの背表紙に短い内容が書いてありますね。
あれで『読んでみたい』と思わせられてしまいますね。
あれです。
まずは主人公にどんな結末を迎えて欲しいかイメージします。
それを10枚で完結するのか、500枚まで持って行くか……。
もちろん、背表紙のあらすじは本を買ってもらえるように、
結末は伏せられています。
ですが、書き手の中にはきちんとした結末が出来上がっていたほうが良いと思います。
10枚なら、簡潔に終わるでしょうし、
逆に500枚なら、いろんな事件や、心理描写も必要だと思います。
例えばハイキングに行くのに、ゴールがわからなかったら道に迷うでしょう。
地図があって、通過ポイントがわかっていれば、危険な目にあわずに、
楽しくハイキングができるでしょう。
あらすじとは地図みたいなものです。
地図の通過ポイントが『水飲み場』だったとして、
それが小説の中では『主人公が結婚する』だったりとか。
10枚でも500枚でも、大まかな道筋は最初に作ったほうが書きやすいと思います。
まこさん。回答ありがとうございました。小説を読まない・・・ですかちょっとそれは難しいので、ほかの事を試したいと思います。原稿用紙十枚というのは学校から帰ってからの場合ですので、多分もう少しかけるとは思いますが。
結末から書くというのは、考えてみませんでした。早速実行してみたいと思います。
本当にありがとうございました。

こんにちは、銀鏡さん。
私は小説を書き、出版してもらったことがあります。
まず、思いつくまま、いくつか方法を考えてみました。
●小説を書き終わるまで別の本を読まない
原因がわかっているなら簡単です。
他の本を読まなければいいだけです。
●とりあえず書く、あとから直す
今までの書き方で納得出来ないなら、新しい書き方で書きます。
今まで書いた文と、テイストが変わっても気にしないで書きます。
全部書き終わったら、全体を見直して、文体などを統一します。
最終的に全部を見直して推敲するのは、必要な作業です。
●原稿用紙10枚程度でまとめる
10枚程度しか書けないというのなら、それが銀鏡さんの限界です。
だとしたらその10枚で収まるような話にしてはどうでしょう?
自分のできる能力の中で、作品を完結させることは大事です。
●文章を書く基礎体力をつける
1日に書ける量が原稿用紙10枚というのは、わりと少ない方だと思います。
プロなら数時間で書ける量です。
なので、もっと楽々と沢山の文章を書けるようになりましょう。
1日に書ける文章が増えれば、全体として長い文章を書くのも楽になります。
どうすれば沢山の文章が書けるようになるか、ということなら、
これはもう沢山文章を書いて「慣れる」しかないと思います。
●最後から書く
最後まで書けないなら、まずは結末部分から書いてみてはどうでしょう?
「最終巻はもう書いてある」なんて作家さんの話もたまに聞きます。
***
小説を完結させる苦しさは、わかります。たいへんです。
書けないことの「いいわけ」に甘えるのは簡単です。
苦しくても、たいへんでも、思いつかなくても、気に入らなくても、ヘタでも、
なんとか最後まで書き上げて、作品を完成させてください。
最後まで書き上げてはじめて、銀鏡さんの力になるはずです。