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回答・コメントする(No.8842)
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義肢マスターについて
[Q] 義肢の仕事について質問です。
義肢はドイツでマスターという資格がある、とききました。それについて詳しく教えてください。
また、それをとればどのくらいの年収ですか。仕事がなくて困る、ということはありますか?
皆様、沢山の返答、ありがとうございます。
義肢という仕事についてよく知ることが出来ました。
これからじっくり考えて生きたいと思います。
靴のフィッティングで,そういうのがありましたね(確かまさにドイツのマイスターの所で修行してきた,というやつでした).
義肢装具に関しては,まぁドイツは非常に先進的なレベルであることは確かなので,そこに勉強しに行くのはいいことなのだと思いますが,あくまでも日本国内での仕事を考えているのならば,まず日本の国家資格を取る方が先決ですね.
日本の装具メーカーなどに入社しても,優秀な社員は留学させるような仕組みがありそうです(検証していませんが).

日本で「ドイツのマイスターを持っている」と宣伝?するのは、いわゆる「自分の職歴にはくをつけるため」の部類ではないでしようか?

ドイツでは、たいていの職種で「マイスター制度」は廃止されたそうです。「しかし、現在でも電気工事士や煙突掃除夫など市民生活の安全に関連した職種については法律によりマイスターの資格が無いと開業できない。」とウィキにはありました。
ドイツでいうところの「マイスター」ですね.ちなみに日本では通用しません.
日本の資格はご存じですか?「義肢装具士」といって,医師の処方の元に義肢を作る国家資格があります.義肢を作る課程には,採寸・微調整など種々の工程が含まれております.Wikipediaの説明がなかなか良いので,ご覧下さい.ちなみになるのは結構難しいです.
http://ja.wikipedia.org/wiki/義肢装具士
通常整形外科には出入りの装具屋さんというのがありまして,その科で必要とされる義肢装具類(これは義肢のみでなく,靭帯を切ったときなどに処方されるサポーターのような装具なども含まれる)の納入に携わっています.固定客(=出入りできる整形外科)の数により,実入りは変わってきます.

ドイツでは、手工業者が開業するとき「マスター」資格が必要(だった)なのですよね。
なにも、義足に限らず、手工業全般のこと(だった)です。
「(だった)」と書いたのは、ドイツも「統合EU」の一員です。リーダー的存在ですが…。その国が、「自分の国だけの資格」を他の国の人にも要求することは困難と思います。たぶん「マスター」の資格がなくても、ドイツでも「開業」できる「はず」です。
「医師免許」ですら、EU内は「統一」なのですから。