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回答・コメントする(No.8846)
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小学校教師と中学校教師のちがいについて
[Q] 中3です。小学校の教師になるか、中学校の教師になるか迷っています。それぞれのメリットデメリット、倍率など教えてください。お願いします。

upaさんありがとうございました。
中学の教員としての立場から書きます。
>中学に比べると、チームとして情報を共有し、
>団結しやすい気がします。
中学の小学校の一番違う特徴は、「教科担任制」です。
一人の生徒を複数の教員で教えます。当然、生徒は、その教科や先生によって、違う反応を見せます。学級担任は、各教科担任や生徒間からの情報を「コーディネート」して生徒を指導します。ここに部活動の担当教員からの情報も大きく関連します。
つまり、「チームとしての情報は共有されるべきもの」という認識は当然ありますし、そうしています。「団結」なくして指導はあり得ないのです。
一方、小学校では、原則、一人の教員がすべての教科も生徒指導もしますので、チームとしての情報が共有されづらい面もあると思います。
しかし、私が小学校に在職していた当時は、upaさんの小学校のような感じでした。
つまり、「チームとしての情報の共有」のちがいは、「小・中の違い」ではなくて、「教師集団の人間性や、そこから来る人間関係の違い」という側面が大きいと感じております。
他教科でどのような指導がされているかは、生徒を通じて知ることが出来ますし、休み時間には、職員室で必ずその話になります。
ですから、私などは、「今私が教えている単元は、あの教科のあの単元と関係ある」といつも考えておりますし、生徒にもそう説明しております。
>「様々な角度から仕掛ける」
ことは、中学においても大切で、これは、「違い」というより、「共通点」であり「努力目標」でもあると思っております。

こんばんは。寿梨さん。
私は小学校教師なのでわかる範囲で書きますね。
小学校1年生と6年生では
できることもしなければいけないことも大きく異なるので
自分も幅を持たなければいけないなと思います。
一年生ではおもらしの処理をしたり、
字が分からないので絵だけで説明をしたりしますし、
6年生とは大人としての自分自身をぶつけたり
思いを語ったりして通じ合うことができます。
得意不得意あると思いますが、
私はその年によって飽きないので
どの学年も楽しいです。
また、中学校に比べると教える内容が簡単ですが、
中学校に比べると理解する能力が未熟な人に教えるので
工夫が大切だと思います。
当然のことですが、
小学校は中学校より数が多く
就業年数(6年・3年)も違うので
教員の数は多いです。
採用される人数(あなたの言われる倍率)
から言うと小学校のほうが常に多いと思います。
教科が固定されてる中学校に比べ、
どの教員も原則全教科を指導する立場にあるので
横並びで区別があまりありません。
だから、同僚同士で話がしやすいんじゃないかな。
中学に比べると、チームとして情報を共有し、
団結しやすい気がします。
それに、
国語だけど、表現の一部として音楽を取り入れよう。
算数だけど、図形を使った工作をしてみよう。
体育が好きな子どもたちに体育的なゲームで集団を作ろう。
と、さまざまな角度からしかけることができるのも面白いです。
健闘を祈ります。

寿梨さんへ
私は、現在、中学にいますが、小学校の経験もあるので、お答えします。
まず、違う板にも書きましたが、「言葉の使い方」には、注意して下さい。
「メリット」・「デメリット」というのは、一つのことがらを「良い点」と「悪い点」からかんがえてみることです。
「小学校」と「中学校」で、どっちが「悪いか」などは決められません。
同様に、どっちが「良い」とも言えません。ですから、「メリット」・「デメリット」は言えません。
特に、「悪い」と言われた方の先生方は、どんな気がしますか?
「良い」と言われた方の先生方も、そんな比較で「良い」と言われても、嬉しくも何ともないでしょう…
「違い」ならたくさんありますよ。というか、「全く違う」というのが、二つを経験した感想です。でも、その「違い」を本当に感じているのは、実は、あなた方「生徒」なのではないですか?
たとえば、30年前は、中学生は、「もっと中学生らしかった」です。でも、今は、「小学校の低学年か?」とおもうような中学生が増えてきました。
これが、「違い」が「違わなくなってきた」ひとつの点だと思います。
「先生になりたい」と思っていただいて、感謝します。
これからもたくさん、勉強して(教科の学習のことだけ指しているわけではありませんよ)、ぜひ、教員を目指して下さい。
教員採用試験の状況については、
http://www.tokyo-ac.co.jp/kyousai/ky-data_0.html
や各県の教育委員会のHPを参考にして下さい。