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回答・コメントする(No.8955)

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もっと教えて!フォーラム 質問 大学と将来やりたい職業はどちらを先に選ぶべきですか?

2010/08/21 09:03  Aliceさん[高校生・女]

[Q] こんにちは
初めまして、高校2年生のAliceと申します
私は今、大学選択を強いられて困っています
そもそも大学で自分は何を学びたいのかがわかりません
理系の高校に通っているのですが、正直なところ、私は法学や経済学を学びたいと思っているのですが、親のは反対されています
高校を理系にしてしまったから、大学も理系じゃなきゃいけないんでしょうか…
目標が「大学に入る」ってのがどうも納得できず、あまり勉強への意欲が湧かない毎日を送っています
やっぱり大学に入るのを目標にすればいいのでしょうか?
それとも、将来やりたい職業に向かっていくための、大学は通過点と考えるべきなのでしょうか…

2010/08/25 14:46  Aliceさん[高校生・女]
[A.3]

大変ご丁寧なコメント、ありがとうございます。
とても熱心に私の質問に答えていただき、大変嬉しく思います。
昨日母親と話ました。
母親はまったく私の話を聞く気がないみたいでほとんど言い合いで終わってしまいましたが、しばらくは私の進路に関して文句やケチを言わないという事になりました。(…と母親が言ってました)
父親に相談したところ、私がしたいようにしていいと言ってくれました。
もう少し、色々見て、聞いて、考えてから最終決定したいと思います。
お二人の助言、とても助かりました。
おかげで迷いも少しずつですが消えてきた気がします。
自分を信じて頑張ってみたいと思います。
本当にありがとうございました。


[A.2]

こんにちは。

私見ですが、どちらを先に選ぶべき、というのはないと思います。ダイレクトに興味のある学科があるからその大学をめざす、でもよいし、就きたい職業があるから、それに近い内容の大学に行く、というのもありです。

aliceさんは、何を学びたいか分からない、と言いつつも、法律や経済を学びたいと言っていますね。その気持ちを大事にされたらよいと思います。ただ、親に反対されているのなら、良く話したほうがいいですね。親はどうして自分を理系に行かせようとしているのか、自分はどうして法律や経済に興味があるのか(・・・どうして好きか?という問いは、大抵答えることができないので、より具体的には、こういうところが好き。と解釈するのがいいです。)、両方の声を良く聞いて、道を決めましょう。

私は、大学では原子力を学んだのですが、その後、材料メーカーで新しい材料の開発をやり、今は自動車メーカーでエンジン部品の開発をしています。高校生の頃には、今の自分の姿は、全く予想していませんでした。そもそも、宇宙の成り立ちに興味があり、それを学ぶには核物理が必要で、原子力に進んだので、大学の選択に職業をどうするかは初めからなかったのです。親からは大学卒業後の進路について、かなりいろんなことを言われた記憶があります。丁度、原子力産業が下火になり始めた頃だったので、就職はどうなるか分からない、でも今はこれが勉強したい、と言ったら最後は認めてくれました。今でもこの選択は後悔していませんし、社会に出て大学で学んだことは大変役に立っています。

確かに、大学は通過点で、会社すらも、人生を見渡せばゴールではありません。出世してたとえ大企業の社長になっても、辞めた後まだ、人生は続いているのです。通過点そのものが人生なのかもしれません。
だとしたら、行きたい所が近くても、そこを目指せばいいし、遠くなら、周到に準備して出発するのが良いでしょう。なので、職業まで考えられないのなら、大学に向けて勉強すればよいし、大学で勉強して、いろんなものを見て、より広がった世界の中からなりたい職業を探せばよいでしょう。


[A.1]

無論、大学は只の通過点にしか過ぎません。
やりたいこと、就きたい職業があり、それを大学で専門的に学ぶのです。

目標を大学だけにおいた学生が、入学後に燃え尽きると聞いたことがあります。
何のために毎日勉強しているのか自問したことがありますか?
教師はそれを貴方に伝えていますか?

教育の究極的な目的は、職業人の育成です。
人生無駄なことは何もないのです。日々の学校生活の中から、
コミュニケーション力、問題発見力、問題解決力、企画力、リーダーシップを
身につけていくのです。わざわざ上記した、当たり前に身につけることを
その専門の学校に行って学ぶことはないのです。

日々同じことの繰り返しのように見えますが、人は成長しているのです。
これからは物事を柔軟に考えることを提案します。
これでなくてはならない事など何もないのです。
世の中は大きく変化しています。変化し続ける社会ではその変化に柔軟に
対応できる人しか生き残っていけません。

多くの人間が保守的です。そして変化を望みません。特に日本人は。
グローバル社会、世界が1つになりつつある現代ではカメレオンタイプの人間が必要とされると私は考えています。

貴方がこれからなすべきことは、まず、適性を良く考え自分の仕事探しをすること、次にその仕事に就くために学ぶ学部を決めること。入学と同時に、就職活動の準備をすること。3年生からでは遅すぎます。時代の変化に対応しなければならないのです。
就職氷河期はこれからも続くことでしょう。日本国内だけでなく海外にも眼を向けて
自分を活かせる道を探すことを提案します。

一般的に、親は子どもが自分で決めたことに何でも反対する、との哲学者のコメントを読んだことがあります。それはそれとして親子仲良くしてください。
結局、当面は親がスポンサーなのですから。

将来が楽しみですね、明るく前向きに、そして積極的に活動してください。