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回答・コメントする(No.9107)
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社会人になってから教師を目指すことについて
[Q] 現在大学2年の学生です。進路について悩んでいます。
私の通っている学校では、中高の英語と高校の情報の教員免許しか取得できません。
教職課程は2年生から始まります。
前期は教職課程(高校英語)を履修していたのですが、後期続けるか迷っています。
理由は教師になるなら社会科(高校の世界史)の教師になりたいと思っているからです。
また、一般企業での仕事にも興味があります。
このサイトを見て塾講師の道にも関心が出てきました。
今教職に関する科目の単位を取って、一回社会人として働き、どうしても教員になりたいと思った時に、別の大学に入り社会科関連の勉強をして、教員の免許を取得することは可能でしょうか?
単位の書き換えも可能だという事は確認しました。
社会に出でから教員免許取得を目指そうという考えについて意見が欲しいです。
また、塾講師の場合教員免許があるとプラスになるとあったのですが、免許がないとマイナスになる事はありますか?

貴重なご意見ありがとうございます。
社会の教員免許が取れる大学に編入するかは、色々な面で両親とも相談しないといけないので、答えが出るまでには時間がかかりますが考えています。
高校時代に習った世界史が好きで楽しくて、友人に説明するのも楽しかったので世界史の教員になる事に未練があるのです。
編入や通信など様々な方法を調べてみようと思います。
ご回答ありがとうございました。

私は、小学校の教師をしてます。
社会科の教師になりたいのであれば、高校の社会科の教員免許が必要ですよね…
企業に就職してから、大学へ再入学して社会科の教員免許を取るよりは、一歳でも若いうちに希望の教員免許の取れる大学に編入する方がいいのではないかと思います。今、通学している大学でそういうことが可能かどうか分かりませんが…
あなたが、高校社会(世界史)にこだわっている理由がはっきりわからないのですが、これが好きで教えたいという気持ちは、大切にしてほしいです。なぜなら、子ども達はそういうところを敏感に感じるし、見ているからです。
これは、私の教え子が言っていた言葉ですが「先生っていうのは、その教科が好きで、教えたくって先生になったんですよね?」と憤慨して私に話していました。小学校と違って、中学・高校は教科ごとに先生がかわります。彼らにとってはprofessionalなのです。身近にいる「専門家」なのです。
その教科を教えたい、好きだな、子ども達にも好きになってほしいという気持ちがどの程度なのか、自問自答してみてください。子ども達は、甘くはありません。純粋で鋭い子は、見抜いてしまいます。そして、そんな人から学びたいとは思わないものです。

貴重なご意見ありがとうございます。
今どの道にも興味があり迷っているので、後悔しないようにやれる事だけはやっておこうと思います。

こんにちは。一般の社会人の立場からコメントします。適宜参考にしてください。
教職は子供たちを教え導くという点において、きわめて特殊な職業だと思います。なにせわたしたちの社会の将来を直接左右するわけですから、プロとしての資質が求められるのは当然だと思います。その一方で、教師としてはプロであっても、一介の社会人としてはどうか、という点も、これからはより強く意識されると思います。学校という中では「先生」であっても、社会一般ではまったく通用しない方々を幾人もお世話したことがあるので、個人的にはより切実です(もちろん、社会にあっても「先生」と呼ぶにふさわしい方も多いので、誤解なきよう)。
こういうこともあって、いわゆる教職課程からの「純粋培養」ではなく、様々な社会経験を積んだ人が教職に就くことは、教育の場においては望ましいことだと思います。実際、多くの教育委員会では、そうした社会人からの教員採用の機会を設けています。
ただし、「教員になる経験をするために」という目的で一般の仕事に就くことは、避けるべきでしょう。仕事に就く以上は、その職場・社会に役立つことがまず重要で、そういう真摯な経験があってはじめて、あなたの経験が教職でも生かされることになると、私は思います。
なお、現実的な話として、いったん社会人として働き始めた後にもう一度大学に入り直すというのは、あなたが想像しているより、はるかに難しい…少なくとも、かなりの努力が必要です(勉強・お金・そして何よりも時間)。もちろん、それは様々な人生の選択肢の一つとして決して悪くはないのですが、まだ大学生のあなたには、他にもう少し容易な選択肢があるかもしれません。大学の担当部課などともよく相談して、いい手段がないか、よく考えてみることをお勧めします。苦労することは人生には大切なことですが、不必要に苦労を背負い込むことは、せっかくの時間を無駄に消費するだけに終わることもあります。