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回答・コメントする(No.9272)
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いつも、子どもたちの疑問にお答えいただき誠にありがとうございます。
13hw編集部より、ご回答くださる際のポリシーに関するお願いです。
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回答は、基本的には、その職業の方(または経験者、相応の知識を有する方など)にお願いしております。
しかしながら、なかなか回答のつかない質問もあります。
投稿されてから2週間経っても回答がつかない質問に関しましては、職業などに関係なく、ご回答のご協力をお願いしたいと考えております。 -
白書の皆様におかれましては、貴重な時間を割き、子どもたちの質問に丁寧にお答えくださったり、叱咤激励してくださって誠に感謝しております。
このようなお願いをするのは大変恐縮なのですが、勇気を出してこのサイトに質問を投稿してくれた子ども達に、よりよい情報を提供したいと考える当サイトの運営ポリシーをご理解・ご了承いただけますと幸いです。
耕介さん 回答ありがとうございました。私は国語がとくい科目なのでもっとがんばって出来るようにしていきたいです。
D.AIさん 回答ありがとうございました。私はお友達と遊ぶのが大好きです。D.AIさんの回答を見て、勉強はやる気になった時にやっても良いんだと思いました。
ハロワのおやじさん 回答ありがとうございました。 私も遊んだときに学んだことが
あります。それは、人とふれあって人の気持ちを思う事です。これからも遊んで勉強では学べない色々な事を見つけたいです。
通りすがりの大学教員さん 回答有難うございました。私はこれまでの勉強の中で電子計算機を使った事がありません。自分の頭で覚えなければ後で大変なことになると思っています。これからも自分の頭で計算をしていきたいです。
私も「よく学びよく遊ぶ」に賛成ですが,「学ぶ」方が気になるのかな?それでは,今のうちから出来る勉強の心構えについて,ちょっとだけ書いておきましょう.できればおうちの人と一緒に読んで下さい.
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1.電子計算機(電卓)は二十歳になるまで使っちゃダメ.
(ご両親への説明)お医者さんは,仕事の中で血液検査のデータなど,数字を多く取り扱います.電卓に慣れてしまうと,数字に対する「直感力」が悪くなります.もちろん大事な計算の検算には計算機を使いますが,それはあくまでも大人になってから!
2. 字を丁寧に書きましょう.日記などを付けたりして,文章を書く練習をしましょう.
(ご両親への説明)書き文字というのはその人の人柄を表すものです.下手でもいいから丁寧な字を書くことは,患者さんへの誠意の現れでもあります.読みにくい字は読み間違いを生み,医療ミスの原因ともなり得ますしね(医療関係者なら読みにくい処方箋やオーダーでひやりとした経験が誰しもあるはず).あと,「説明する」ことは医師の業務の多くを占めます.言語力を鍛える手っ取り早い方法は,短文を重ねて筋道の通った文章を書くことです.日記や読書感想文,長文の要約は良い練習になります.
3.新聞を読みましょう.
(ご両親への説明)社会の色々なことに興味を持つことが,医師のみならず社会人のたしなみだと思います.欲を言えば複数の新聞を読んで,世の中の色々な意見に触れることです.
4,大きな声ではっきりと喋りましょう.大きな声で歌を歌いましょう.
(ご両親への説明)明瞭な発声は患者さんの安心に繋がります.その練習に歌は大変効果的です.もちろん宴会の二次会でも役に立ちます(苦笑).
5.強い体を作りましょう.運動をたくさんしましょう.
(ご両親への説明)医師に限らず,仕事をするには体が資本となります.殊に医師は身を削るようにして業務につくことがあります.風邪っぴきなど,感染症の患者さんを多く診察することもありますので,自分が感染されないようにするためには強健な体力は役に立つでしょう.
6.よく観察しましょう.観察したものはそっくりな絵を描けるようにしましょう.
(ご両親への説明)個人的な印象ですが,マンガ文化が発展しすぎたせいか,模式的な絵しか描けない学生が増えています.見たものをありのままにとらえる「写生能力」を養うことは,とても大事だと思います.なにせ医師の仕事の多くは,患者さんを「観察する」ことなのですから.
7.復習は大事です.テストを受けたら,間違ったところは絶対に正解できるように,何回も繰り返し勉強しましょう.
(ご両親への説明)医学はおおむね「経験から学ぶ」学問です.成功や失敗の経験の積み重ねが,今日の医療を育ててきました.経験を無駄にしないためにも,復習を大事にする癖を付けておいた方がよいと思います.あと,学校の勉強に限って言えば,予習よりも復習の方が数段効率がよいです.
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などなど.ほかにも色々あると思いますが,とりあえずこの辺で.
これを読んでみると分かると思いますが,学校で学ぶ算数・国語・社会・理科・図工・体育など,全てのお勉強がお医者さんになるための勉強につながっているんですよ!
ですから,いまお勉強していることをしっかり身につけて下さい.勉強以外の習い事や遊びをやっているなら,それもしっかり楽しんで下さい.

大いに遊んでください。
遊びから学ぶことは沢山ありますよ。
良く遊び良く学ぶ。
これが今、貴方にとって一番大事なことです。
何時か貴方が”相手の立場に立って物事を考えられる人”
になって欲しいと希望します。

9歳ですか。
毎日をみんなで楽しく過ごすことを考えて生活していればいいんじゃないですか。意外と難しいです。
勉強なんかは無理に今からしなくても学校の授業をちゃんと聞いて、分からないところのないようにすればいいと思います。

お医者さんになるためには大学の医学部を卒業して、国家試験に合格しないといけません。そのために9才のあなたが今しないといけないのは、まず学校の勉強です。すじみちを立てた考え方や科学的な知識がないと医学は勉強できませんから、算数や理科の他、国語がとても大事です。
また色々な患者さんと心を通わせ、症状や苦痛を理解しないといけませんから、患者さんのために力になってあげたいという思いやりの気持ちや想像力も大切ですし、年上でも年下でもおこりっぽい人でもけんかせずに付き合える寛容さと、がまんしすぎて自分がつぶれないように自分を大切にもできる「バランスのいい心」が大事です。だから勉強以外でも、クラスの委員になったり、係を引き受けたりしてみんなのために頑張ることや、お父さんやお母さんの気持ちを読み取って進んでお手伝いすることなんかもいい練習だと思います。
今は勉強をがんばって、思いやりの心を行動につなげられる優しさを身につけることを意識してはどうですか?もし両方同時にが難しかったら、勉強よりも思いやりの心を育むことの方を先にしましょう。勉強はやる気になりさえすればあとで簡単に追いつけますが、思いやりの心は大きくなってから追いつくのはとてもむつかしいですから。
がんばってくださいね。