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回答・コメントする(No.9809)

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もっと教えて!フォーラム 質問 雑誌編集へ。職務経歴書。

2011/04/16 03:07  詩音さん[その他・女]

[Q] ファッション誌編集の仕事に興味を持っています。
通信制高校で高卒の資格を取得した後、進学はしていません。
高校卒業後、何から手をつけていいものか分からないなりに、自分が普段読んでいる雑誌(かつ編集アシスタントまたアルバイトを募集していた)2社に履歴書を送りましたが、一向に音沙汰がなかったために諦めてしまいました。
また英語の語学習得に関して興味もあったので、大学進学しなかった私は留学することを決め、現在留学中です。
しかし今の環境で将来のことを考えたとき、やはり雑誌編集の仕事に関わりたいと思う気持ちが強く、帰国後もう一度行動を起こそうと考えています。
学歴不問また未経験者でも応募資格がある編集部を見つけて調べましたが、職務経歴書の作成に関して悩んでいます。採用側として職務経歴書は重要な採用基準だと思いますが、職務経験のない私はどうしたらいいでしょうか。また効果的な自己PR方法はあるでしょうか。
帰国後は20歳になる年なので、必要であれば改めて進学することも検討していますが、アルバイトやアシスタントとして実際に編集部に入りたいために、具体的な行動方法があれば教えて頂きたいです。

[A.6]

一発で不採用になる職務経歴書記載内容について説明します。
この様に書いちゃダメです。

①マイナスイメージの否定形文章。
経験はありませんが→チャレンジすると書く

②安定した企業・仕事・職場環境
安定を求める自己保身型人間は必要ありません。
安定したことなど何もありません。

③学びたい・成長したい
職場は学校ではありません。誰も何も教えてくれません。
自分の持ってるスキル・経験を企業に提供するだけ。
その労働の対価として給料を受け取るのです。

これまで一般論としてシュウカツについて述べました。
ここからは貴方の状況を推察し具体的な方法をアドバイスします。

①ライバルたちと同じ行動をしないこと
国内の編集関係企業をリストアップし、社長親展のDM(売込みレター)
を送付すること。ハロワ・ネット・求人誌・チラシなど誰にでも公開されている
求人に応募しても結果はでません。企業には必ず潜在的な人材ニーズがあるのです。
50~100社を目標に送付してください。一方的に送りつけるのですから、切手をつけた
自分あての返信用封筒を同封するには当り前です。メールアドレスも必要です。

②職場を国内だけに求めず海外も視野にシュウカツすること
将来に備え今貴方が留学中の地域に強固な人的ネットワークを確立すること
facebookを有効活用してください。

③英語だけでは不十分です。
英語を使えることだけでは何の売りにもなりません。
これからは中国語も必要です。

④自分の売りと強みを見つけること
自分では気がつかない長所がだれにでもあります。
つまり自分が知らない自分があるのです。だからこそ他者・他人・友人に
自分がどう見えているのか、適職は何かと聞いてみればよいでしょう。
貴方が驚く自分が知らない自分が見つかります。
内面と外面は全く違うのです。

⑤あきらめないこと
なりたい自分があれば道は一つだけではありません。
目標を7~8年後に定め、貴方の質問にある様に、アルバイトでもパートでも、
雇用形態を気にせず、編集の現場に自分の居場所を見つけることが先決です。
編集長になる前の厳しい修行を積むと良いでしょう。キーワードは忍耐です。

20代は自分探しの時代です。どんなことにも挑戦すれば良いでしょう。
30代に入ったらそろそろ一生を賭ける天職を探して欲しいと思います。

編集の仕事に就けるか就けないかの答えは、貴方の気持ちの中にあります。
人生無駄なことは何もありません。一日一日の積み重ねです。

先のことなど誰にもわかりません。311がその証明です。
だからこそ毎日が大切なのです。何ごとも一歩一歩ですよ。

最後に、知らないこと、経験がないことを、逆転の発想で、
売りにすると良いでしょう。
私だからこそのアイデア、ビジネスプランを提供できる様に勉強してください。
個性が大事です。そして人の100倍努力するのです。
本気でがんばってください。

採否の最終的なポイントは”熱意”です。


[A.5]

ところで、履歴書は必ず手書きで、と思い込んでいませんか?
パソコンで作った履歴書や職務経歴書に名前だけ自書し印鑑を押す人がいますが、何の意味もありません。無駄なことはやめましょう。全てパソコンで良いのだろうかと心配すると思いますが、選考者は封筒に書いた宛名書きの文字から応募者の性格を読み取ります。前回お話しした、字は口ほどに物を言うとはこのことです。

なお、履歴書を手書きにするかパソコンにするかの判断は、応募先の設立年月日
を参考に判断すれば良いでしょう。つまり、明治・大正・昭和など伝統と歴史がある企業ならば、最終選考責任者が私の様なダンカイ世代と考えられます。
彼らは、手書きで履歴書を書かない人間は信用しない、と本気で思い込んでいます。
でも、私が訪問した900社では”手書きだけ”と私に説明した会社は、ほんの僅かでした。臨機応変に対応してください。基本はパソコンでOKです。

こうした読み手の立場を強く意識して準備した書類なら、選考者は読んでみようと思うものです。第一印象が悪ければ書類選考は通過しません。
まず結論を先に書いてください。文章の出だしが最も重要です。
相手に読んでみようと感じさせることが大事なのです。

写真の重要性について。
書類を受け取った選考者が最初に観るのが写真です。
第一印象はここで決まります。
写真は応募者のその瞬間の心理状態を確実に写しています。

眼が輝いているか、若者らしさ、前向き・積極的か、清潔か、など
読み取れる視覚情報が沢山あります。
書類選考は必ずコピーを取って数人で行います。だから白黒写真をお勧めします。
濃いカラー写真は印象が暗くなる可能性があります。もしカラーを準備しているのなら
試しに自分でコピーを取ってみてください。スピード写真は絶対にダメです。
必ず街の写真屋さんで撮ってください。忘れないで欲しいのは他人が貴方を評価する
ということです。だからプロのカメラマンに撮ってもらうことが大変に重要なのです。
当り前のことですが、必ずリクルートスーツ姿です。

就活には金をかけるが、鉄則です。
就職さえ果たせば、それまでの投資は十分に回収できます。

選考者は応募書類から、応募者の人柄・人間性と、募集している求人内容の
即戦力になりえる経験を有しているかを見抜くのです。人間性8経験2です。
他社での経験は経験ですが、会社によってやり方が違うのです。だからこそ
優先するのは人柄・人間性です。仕事を任せられるか、その可能性を見抜くのです。

上記した細かな配慮が貴方の運命を変えます。
仕事とは、人にとって生きがいであり、人生そのものです。

激戦区で闘う貴方に必要なのは、ライバルたちとは違う、発想と行動です。
同じことをやっていては、決して勝てません。
貴方のハンディーをプラスに変える発想の転換が必要です。

人は気持ちの持ちようで、いかほどにも、変われるのです。
次回はハンディー克服の方法を具体的にアドバイスします。


[A.4]

私はハローワークに勤めて8年目です。
この間、事業所訪問(求人開拓)900社以上、職業相談を約1年半で3000人以上に行いました。その中でマンツーマンの個別相談を希望した求職者の支援は400人以上です。
人は経験でしか物事は語れません。そして経験から学んでいくのです。

今日は応募書類から企業は何を読み取るのかを説明します。
①志望動機②何故当社に応募したのか③採用したら、どんな貢献をしてくれるのか、
どんな役に立つのか、当社にどんなメリットがあるのか、です。

文字サイズ、字体、文章の形(段落なして文字を只、書き連ねては
バツ)です。
何れも読み手の立場を考えない自己中心的な文章との印象を選考者に与えます。
これから書類選考を突破するヒントを解説します。

文字サイズについて。
送付状は書く内容が少ないと、フォントサイズ12,履歴書は標準サイズの10.5
職務経歴書は内容が多いので9.0で準備する人がいます。
すべて10.5などの標準にあわせ一貫性を持って書くことが大事です。

字体(書体)ついて。
ゴシック、明朝、MSP明朝と書類毎にばらばらに使うのではなく、相手に好感を与える
柔らかな字体を使用すること。強烈な個性がでるゴシック体は避けること。
こんな中にも性格が現れます。ここも一貫性です。

文章全体の印象について。
自分が書きたいことを全て書きつくす人がいます。
見た目には文字の塊です。読み手は見た瞬間、読みたくないと感じます。

ワード文章は一行約30文字から36文字だと思いますが、必ず三行ほど書いたら、
ワンスペース入れてください(改行)そして出だしは必ず一文字下げて
文章を入力してください。こんな細かな常識を読み手は観ています。

余白を取らずスペースなしで紙一杯文章を書く人がいます。
余裕のない応募者と一発アウトです。それから、むやみに自分の名前や相手先企業名を
拡大したり、強調したいとの思い込みから濃くする人がいますが、
書類の見た目が悪いのでやめましょう。文章を黒枠で囲むのもやめましょう。
見た目スッキリの書類を作成してください。

書いたら必ず文章を推敲すること。決して書いた後で直ちに読み直さないこと。
それはなぜか?そう書いたと思い込んでいるからです。だから必ず、推敲のために
時間を空けること。朝書いた文章を午後読み直す。前夜の文章を翌朝読み直すことを
お勧めします。

最後に究極のヒントを説明します
必ず音読すること。ここで文章の流れに気づきます。
起承転結、理路整然とした簡潔な文章作成を心がけてください。


[A.3]

職務経歴書作成の基本について説明します。
「書類選考突破のポイントは相手(採用責任者)の立場になって考えること」
就職活動に必要なのは、戦略的思考です。つまり相手の行動を予測し、相手の立場に
なって考えることなのです。今どんな人材を求めているのか、自分はその準備が出来ているのかと考えることが大事なのです。
就職に成功するのは力のある人ではありません。準備した人です。

応募書類は採用責任者に、この応募者に会ってみたい、会ってもう少し話を聞いてみたいと思わせるのがコツです。過去の職歴だけでなく、その中で、どんなスキルを身につけたのか、どんな経験をしてきたのか、そのスキルや経験を企業にどう活かせるのかをアピールしなければなりません。過去に焦点をあわせるのではなく、将来に向かって書くのです。決して書きすぎてはいけません。伝えたいことの七割に抑えるのです。
中学生が読んでもわかる言葉で論理的にそして簡潔に書くのです。

応募書類全てに応募者の個性がでます。人間性はここで判断できるのです。
字は口ほどにものを言う。第一印象とは、面接だけのものではありません。

上記は定期的に私が講師を務めるキャリア支援セミナーのレジュメの前書きです。
一般的な内容ですが次回は貴方の状況にあわせたアドバイスをします。

ここで一つお願いがあります。
今貴方が持っているシュウカツへの思い込みや先入観を一旦すてて下さい。
時代は大きく変化しています。過去のやり方など一切通用しません。
私と一緒にゼロから出発しませんか?

では次回まで。


2011/04/21 02:01  詩音さん[その他・女]
[A.2]

とても詳しいアドバイスをくださるようで嬉しいです。
ありがとうございます。


[A.1]

就職活動は自分という商品を営業する活動です。
そして応募書類一式(送付状、履歴書、職務経歴書)はその商品のカタログなのです。

本来なら直接お会いして、じっくりとお話をお聞きし、その中から貴方の強みや
長所を私が発見し、今後のキャリア形成のアドバイスをするのが私の仕事です。

本人、書類、自筆、そして文章構成力などを読み取れば、就職に結びつく、
的確なアドバイスができます。

今回はあえて最も困難な、ネット上での書類の書き方アドバイスにチャレンジします。
ほとんどが、質問の文章から読み取る、私の独断の意見です。こんな意見もあるのだと、参考にしていただければ良いと思います。これから順番に指導します。
長文になります。準備編から話を始めたいと思います。

その前にこれから職場に行き、私を待っている沢山の求職者の支援を行ってきます。
出勤前の短い時間です。これで失礼します。

大丈夫ですよ。私が支援しますから。楽しみに待っていてください。
ではまた後ほど。