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回答・コメントする(No.9942)

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もっと教えて!フォーラム 質問 将来について悩んでいます。

2011/06/11 02:49  あささん[高校生・女]

[Q] こんにちはあさです。

私は今高校3年生です。ですがまだ進路が決まっていません。

私の家は金銭的問題で親に進学するのなら2年のところ、と言われています。                            事情を知っている先生には病院で働きながら、準看護師の学校に通うことをすすめてくれています。

私も家のためにはそのほうがいいと思っています。
なのですが、看護という仕事はどうしてもやりたいとは思えません。

ならほかにやりたい仕事があるのか!?と聞かれると、思い当たりません。以前はインテリア関係の仕事、家庭裁判所調査官の仕事をしたいとと思っていたのですが、

インテリアにいって仕事はあるのか!?や家庭裁判所調査官になるには4年生大学にいったほうがよい。と考えると本当にそれがやりたいことなのかわからなくなってしまいました。

そんなときに先生に看護をすすめられどうしたらいいのか悩んでいます。 

   

お金をとれ、安定している看護に進み、そのお金で仕事以外をたのしむか、少しでも自分の興味がおるほうにすすみ、お金はすくなくても仕事にやりがい、いきがいをもって仕事とをたのしむのか、どちらのほうがよいのでしょうか? 

長文になってしまい、すみません。こんな甘ったれた質問をしてしまい、もうしわけありません。でも本当になやんでいます。返答お願いします。

2011/06/14 10:32  コウアキヒロさん[大学生・専門学校生・男]
[A.2]

こんにちは。全然甘ったれた質問ではないと思いますよ。

おそらくあささんはとても堅実な方なのでは?高校三年生で具体的になりたい職業まで決まっているのは、ずいぶんと早い段階から自分がこれから生きていく道を模索し始めている証拠だと。

その堅実な性格は、どうやら親御さんのことを考えて、のこともあると思われます。とても優しく、そして行く末が楽しみな方ですね。

僕からのアドバイスとしましては、まず二年制の大学や専門学校をあなどらないこと。
どんな教育機関・教育環境にいたとしても、結局は自分の人生に対する真摯な態度をどれだけ勉学や仲間内との関係・はたまたアルバイトやサークルに反映できるかでその成果が変わります。
有名な四年制大学に入れたとして、ただ座学だけして家に帰るを繰り返したとしても、何を得ることもできないんですよ。

また奨学金をもらって、あくせく生活費を稼ぐためにアルバイトをし通し、四年制大学で勉強するという選択肢もまた一興のような気がします。ただ、そうするのはずいぶんと大変なようですが、そのような生活を送っている人は皆総じて同年代の人よりも大人らしく見えます。とてもかっこいいもので、そういう人は人を惹き付ける魅力があり、ずいぶんと人生を有利に歩むものです(こんなこと貴女の親御さんに言ったら、この無責任男が、などと言われそうですが)。

また、大学に行っている間に「やりがい」のある仕事に出会う可能性もあります。アルバイト先の業務に充実感を覚え、結局は自分の進んだ学科とは全く違う分野の仕事に就く。そのようなケースは僕の周りにはたくさんあります(逆に大学にやりがいを見付けられず、退学してしまう人も多くいますが)。

次に「看護学校」について。
看護という仕事は聞くところによればやはり大変なのでしょう(僕には看護学校に通っているorいたという人がいないので、その実情はわかりませんが)。

人を助ける、人を見守る。それは並大抵のことではなくて、おそらく貴女はそこに恐れを覚えるのでしょう。私には無理だな、と。性格に合ってないし、今まで考えていた分野とは全く違うもの、と(違ってたら申し訳ないです)。

でも、先生には勧められる。家庭の事情を鑑みればそうした方がいいかもしれない。
どうしよう。

そこまで悩むなら、看護学校は嫌だと先生に説得するためにとことん看護学校について調べましょう。その過程で嫌だと思えたなら、きっぱりと嫌だと言えばいい。嫌だとは言えず、しかも調べているうちに「ちょっと、いいかもしれない」と思えたのならばそれも視野に入れて、今後先生とさらに話し合えばいい。親と話し合えばいい。

貴女ならばそれができると思います。何の気なしに親や先生と人生について語れることはそれだけで人生においてプラスなのです。

最後に僕の高校の時の友人の話をします。
彼はみんなと同じように四年制大学に入るつもりでした。学びたい学問の分野までは分かりませんが、とても勉強を頑張っていて、クラスでも人気者。

そんな彼のお父さんが病気で倒れられました。彼は致し方なくとある都内の鉄道会社に入社しました。高校生が就職とは、それはすごいことだな。そしてずいぶんと大変なことではないかと彼を僕は不憫に思いました。

その二年後くらいですか。彼の務める鉄道会社の運営する電車を使って僕は大学まで通っていたのですが、ふととある駅のホームを見ればなんと制服を着た彼が電車の発着の係りをやっているではないですか!
あの独特な声色で「お下がりください」などという彼のその姿がとても大人らしくてかっこよくて。僕は見直しましたね。後でその人と会ってみれば、存外楽しそうでした。

そう考えると「やりがい」とはなんなんでしょうかね。僕にはよく分かりませんが、人生とはそのようなものだと思います。様々な可能性があるんです。そしていつも真剣に人生を歩む貴女には、いつか必ず良い答えが出るはずですよ。

長文申し訳ありません。今後も頑張ってください。


[A.1]

こんにちは。以下に記すことは、必ずしも正解ではありません。あくまでもたくさんある物事の考え方の一つの例です。その点をよく理解してもらった上で、良かったら参考にしてみてください。

1.特に看護というお仕事は「やりたくない」と思う人がなる職業ではないでしょう。こんな仕事いやだ、と思われながら看護をされる人の気持ちになってみましょう。
ただ、一つ私が気になるのは、どうして学校の先生はあなたに看護の仕事を勧めるのでしょうか。単純に金銭的な理由なのか(これは意外と重要)、もしくはあなた自身が気づいていない、あなたのこの職業への適性を先生が気づいているのか、はたまた他に理由があるのか…。
その見方が正しいかどうかはともかく、学校の先生はあなたが思っている以上にあなたのことを見てくれています。まずは、あなたに看護の仕事を勧めてくれた先生に、どうして勧めてくれるのか、きちんと理由を確認してみましょう。

2.最初に進路ありき、で自分の将来を考えると、「×」が先に出てしまいがちになってしまうと思います。高校3年生という時期なので、どうしても焦りが出てしまうのは仕方がないと思いますが、1週間でいいから、じっくりあなた自身と向き合ってみましょう。今までのあなたの人生の中で、経験してよかったことを一つずつ大きな紙に書き出してみてください。それを眺めるだけでも、何かヒントが見つかるでしょう。

3.仮にあなたが見つけた将来の姿が、4年生の大学を卒業することが必須だった場合、ご家庭の事情によっては進路を迷うこともあるはずです。これはあなたのご家庭の問題であって、部外者たる私達がお話しできることではありません。
ただ、大学によっては、あなたが優秀な成績を修めていれば、有利な奨学金を受け取ることもできるので、そういう制度がある大学を探してチャレンジするのもいいでしょう。要するに、あなたが努力をすれば、それなりに可能性が高くなるということは、覚えておいて損はないはずです。言い換えれば、あなたが努力しなければ何も生まれないということです。

4.あなたの人生は、結局のところあなた自身で決めなくてはいけません。こればかりは誰もあなたの代わりを引き受けてはくれません。確かに苦しいこともありますが、それがあなたを社会に必要とされる大人にしてくれるはずです。深刻になりすぎない程度によく考えて、悔いのない選択をしてください。
そして、もし万一、あなたの選択が誤っていたとしたら…その時は、もう一度やり直せばいいのです。私は事ある毎に皆さんに申し上げているのですが、人生は、あなたがそう望む限り、いつでも、何度でもやり直すことができます。そのことを忘れずにいてほしいと思います。