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回答・コメントする(No.9996)

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もっと教えて!フォーラム 質問 車椅子の図書館司書

[Q] はじめまして、桜花と申します。
現在私は高校生です。
漠然とではありますが、「将来は図書館司書として働きたい」と思っていました。
ですが、数ヶ月前、事故にあい、下半身不随となってしまいました。
現在リハビリ中ですが、これからの生活は車椅子での生活をよぎなくされると思います。

そこで質問なのですが、車椅子で図書館司書をしていらっしゃる方はいるのでしょうか?
完全に足が動かない状態なのですが、図書館司書になることはできるのでしょうか?

[A.2]

はんがんさん、とても親切にありがとうございます!

競争率の高さは知ってはいましたが、まさか十倍以上にものぼるとは…。

ですが、「若干のハンディキャップかもしれないけど、必ずしも大きなマイナスではありません。」というお言葉にはすごく勇気をもらえました。

図書館司書になるのは大変かもしれないけれど、まずは司書資格を取るためにがんばってみようと思います!

本当にありがとうございました。


[A.1]

こんにちは。門外漢ですが分かる範囲でコメントしますので、良かったら参考にしてください。

1.物理的に本を移動させる、という部分(これは重要な仕事です)を別にすれば、身体能力の有無は司書のお仕事に決定的な要素にはならないはずです。数年前、全盲の方が司書をされているという新聞記事を見たことがあります。
司書にはさまざまな技能が求められますので、あなたが単に身体が不自由というだけで、司書になることができない、ということはありません。

2.むしろ問題なのは、今の日本には司書のニーズがあまり多くない、というか、「司書」という資格が比較的容易に取得できてしまう一方で、それに見合うだけの就職先がない、という点でしょう。あなたは、あなたと同じように図書館に勤務したいという多くの人々(その多くが司書資格を持っています)との競争に勝ち抜かないと、図書館に勤めることはできません。あなたがどんな図書館での勤務を希望するかによって、競争の激しさは大きく異なるのですが、少なく見積もっても10倍以上の競争率でしょう。ある程度幸運に左右される部分もあるはずです。

3.繰り返しますが、その競争にあたって、あなたの身体状況は、若干のハンディキャップかもしれないけど、必ずしも大きなマイナスではありません。ただ、ごく普通に勤めるのが難しい職場だ、ということを理解した上で、チャレンジしてほしいと思います。
まぁ、今はどんな仕事に就くのも大差ないので、司書が特別大変だということではありません。ただ、なりたい人が多いわりに、なれるチャンスが少ない仕事、という理解はあながち間違いではないと思います。