歯科医師

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歯科医師さまざまな器具や薬品を使って、虫歯や歯周病の治療や歯列矯正など、歯に関わるすべての医療業務を行う。文部科学大臣に認定された6年制の大学を、正規の歯学課程を修めて卒業したうえで歯科医師国家試験に合格し、厚生労働大臣の免許を受けることが必要。その後、数年間の臨床研修を行い、自分の技術に自信が持てるようになってはじめて歯科医業を行う。近年では、単に歯を治療するだけにとどまらず、より歯を美しく見せたいという需要も増加しているなど、歯科治療を取り巻く環境は変わりつつある。また、その技術は日々進歩しており、つねに学習をしようという意欲が不可欠。現在、歯科医師は飽和状態になりつつあるが、信頼に足る歯科医師は多くはない。、確かな技術と知識を持って、患者の気持ちになりながら治療を行えることが、歯科医師として成功する重要な要素である。

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歯科医師の仕事は、虫歯の治療や歯列の矯正が中心となるが、そのほか顎・顔面・口腔なども治療の対象となる。基本的には病院などでの診察・治療になるが、学校や児童施設での定期検診を行ったりもする。現代人は食生活の変化や偏りによって噛む力が低下する傾向にあり、虫歯などの歯科の疾病が増加しているため、歯科医師のニーズは高い。また歯や口腔の異常や噛むことなどの能力低下は、身体の他の部分における健康低下も引き起こすと言われ、その意味でも歯科医師の任務は重要だが、現在、歯科医師は過剰傾向にあり、歯学部、歯科大学の定員を削減する方針をとっている。歯科医師になるためには、歯科大や大学歯学部の6年制の課程を経て、厚生労働大臣が施行する歯科医師国家試験に合格する必要がある。

2002年末時点における全国の届出歯科医師数は9万2874人。うち、医療施設に従事する歯科医師を診療科名別にみると、「歯科」が8万1108人(89.6%)と最も多く、次いで「歯科口腔外科」3845人(4.2%)、「矯正歯科」2793人(3.1%)、「小児歯科」1850人(2.0%)の順になっている。男女比は82.7対17.3で男性が多いように感じられるが、29歳以下に限ってみれば60.5対39.5と、女性の割合が高くなる。(※1)

※1「平成14年 医師・歯科医師・薬剤師調査」厚生労働省より

◆民間に勤める歯科医師(調査時平均年齢39.5歳)の平均給与月額は72万4649円。(※1)
◆大学病院の研修医で月収10~15万円程度から。卒業後7、8年で年収1000~1500万円。開業歯科医の年収は2000~3000万円といわれる一方、過当競争のなか厳しい経営を強いられているケースも多い。(※2)

※1『平成16年 職種別民間給与実態調査』人事院より
※2『これが年収だ!!』長崎出版よりp52
勤務先、経験年数、技能などにより大きく異なります。

歯科医師として働くためには、歯学の正規の課程を修めて大学を卒業するなどした後、「歯科医師国家試験」に合格する必要がある。

第98回(2005年)試験の受験者数は3343人、合格者は2493人、合格率は74.6%。

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