歯科衛生士・歯科助手

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歯科衛生士は歯科治療において、器材やカルテの管理など歯科医師が診察を行う際の補助をしたり、歯石を取り除くなど虫歯や歯周病にならないための予防処置を行う。また、患者の口の健康を守るための指導も行っている。専門学校、短大で指定された教科を学び、国家試験に合格したのち個人の歯科医院や大学病院、保健所などで働くのが一般的。高齢化が進んでいる最近では、ホームヘルパーの資格を取得し、福祉施設や自宅で寝たきりの生活をしているお年寄りを訪ね、口の中の清掃や義歯の使い方を指導する歯科衛生士も増えている。直接の医療業務をすることはないが、歯科医師が治療を行うにあたってなくてはならない存在であり、需要も少なくない。また、歯科助手も歯科医師の治療補助を行うが、特に資格を持っている必要がない。そのため、歯科助手は歯垢の除去や歯科保健指導など、直接患者の口の中に手を入れる行為はできない。

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歯科衛生士は、歯科医師の管理・指導のもと、主に次の3つの役割がある。虫歯や歯周病などの口腔疾患の「歯科予防処置」、歯石除去など、歯科医師に代わって一部の診療行為を行う「歯科診療補助」、歯ブラシの正しい使い方や歯磨きの方法をはじめ、口腔の衛生全般に関する相談や機能訓練などをする「歯科保健指導」である。一方、歯科助手は患者の口腔内に触れることができないことを除けば、仕事内容は歯科衛生士と同じである。具体的には、受付・会計業務をはじめ、器具の清掃・準備、患者の介添、歯に詰めるセメントを練るなど。歯科医は地域に多く開業しており、勤務時間が比較的規則正しいため、女性が職を得やすく、かつ安定的に働ける場として年代を問わず目指す人が多い。なお、歯科衛生士になるには国家資格が必要なのに対し、歯科助手は資格不要である。 (解説協力:調剤報酬請求事務専門士検定協会)
編集部の職業解説では、

のそれぞれに解説があります。

2004年末時点で、実際に就業している歯科衛生士の数は7万9695人です。1994年の調査で4万8659人だったため、10年で約1.6倍に増えたことになります(※1)。ただし、歯科医師の届出数は約9万人であり(※2)、歯科医師1人に対して2人の歯科衛生士が必要といわれるなか、その数はまだ不足しています。

※1「平成16年保健・衛生行政業務報告」厚生労働省より
※2「平成14年 医師・歯科医師・薬剤師調査」厚生労働省より

◆民間で働く歯科衛生士(調査時平均年齢27.6歳)の平均月収は22万5000円、推定平均年収は316万7600円。(※1)
◆歯科助手の月収は15~18万円程度。(※2)

※1『賃金構造基本統計調査 平成16年』厚生労働省より
※2『ニッポンの職業・しごと全ガイド2006』自由国民社よりp150
勤務先、経験年数、雇用形態などにより大きく異なります。

歯科衛生士になるためには、指定の学校で専門課程を修めたのち、国家試験である「歯科衛生士試験」に合格する必要があります。この試験の受験者数はここ10年以上6000人台で推移し、合格率は常に95%以上を維持しています。歯科助手になるために特に必須となる資格はありません。

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