診療放射線技師

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病院など医療施設で、レントゲンやCTスキャン、MRIなどの医療機器を操作する。医師の指示に従って、治療に必要な患部の映像を撮影する。エックス線などの放射線は、扱い方によっては人体に大きな危険をおよぼすため、専門的な知識と、それに裏付けられた確かな技術が不可欠となる。また最近では医療機器もコンピュータ化が進み、操作法もより複雑に、高度になってきている。新しい技術や医療機器にすぐに対応できるだけの適応力や好奇心、向学心なども必要だ。診療放射線技師になるためには、養成コースをもつ専門学校や大学などを卒業し、国家試験を受験しなければならない。試験に合格した後、診療放射線技師を募集している医療機関に就職するのが一般的だ。

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診療放射線技師とは、放射線診療の高度な知識と技術を持つ専門家。放射線を使用した診察には、患者の身体を傷つけることなく体内の病理箇所の発見や診断を行えるという利点がある。また放射線には、がん細胞の増殖を抑え、さらに壊死させる作用があることも知られている。このように放射線を使用した診察や治療は、現代の医療には欠かせないものになっているが、放射線には人体に悪影響を与えるマイナス面もあるため、その取り扱いには高度な知識と倫理観が不可欠。医療機関において医師や歯科医師の指示の下に、診療用放射線を用いる機器の操作・管理を行っている。

2003年時点で、病院に勤務する診療放射線技師は約3万4000人います(※1)。この他、診療所、保健所・保健センターなどに勤務している場合もあります。また、日本放射線技師会には、2004年8月時点で約3万500人の会員がいます。(※2)

※1「平成15年 医療施設(動態)調査・病院報告」厚生労働省より
※2日本放射線技師会ホームページより

◆民間に勤める診療放射線・診療エックス線技師(調査時平均年齢37.6歳)の現金給与月額は38万3400円、推定平均年収は567万円。(※1)

※1「賃金構造基本統計調査 平成16年」厚生労働省より推計
勤務先、経験年数、雇用形態などにより大きく異なります。

診療放射線技師として働くためには、指定の学校・養成所において診療放射線技師として必要な知識・技能を修めるなどしたのち「診療放射線技師試験」に合格する必要があります。第57回(2005年)試験の受験者数は2607人、合格者は1869人、合格率は71.7%でした。

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