音響エンジニア

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同じ楽器を演奏しても、その音は場所によって違った音色で届く。音の響き、つまり音響は、音楽の一部であり、すべての音楽は音響技術に支えられている。音響エンジニアは、音の響きに関して、さまざまな工学的な仕事を受け持つ。以前は、音響機器メーカーなどに勤めて、おもにアンプやスピーカーなどの再生装置の設計や開発にあたっていたが、コンサート会場の増加や、騒音問題などの影響で、仕事の範囲が広がっている。コンサートホールやライブハウス、スタジオなどの音響設計はもちろん、建物・部屋の防音や遮音、防振、空調の消音などの施工・管理、あるいは音響測定、音響システム設計、音響コンサルタントなど。大学や専門学校などで、音響工学を学ぶことが必要。また電子・電気回路、オーディオ技術の知識のほかに、最近では、コンピュータが音響技術の核になっているため、コンピュータの技術と知識の習得も不可欠になっている。音響機器メーカー、音響設計会社、建築設計施工会社、放送局、スタジオ、映像スタジオなどさまざまな職場があるが、音に対する鋭くて優秀な感覚を持っていることが条件となる。

音響会社に勤めるPAスタッフの年収は400~500万円程度。レコード会社勤務の場合はそれ以上。一流ミュージシャンの専属なら年収にして数千万円のケースも。(※1)

※1『天職事典』造事務所著・PHP研究所出版p90より

「音響エンジニア」に近づくために、自宅で手軽に始める方法も・・・

音響エンジニアになるために特に必須となる資格はありません。ただし、大学の電子工学科、電気工学科や専門学校などで音響工学などの基礎技術を学んでおくといいでしょう。もちろん、音に対する感性が鋭いことも重要。コンサート会場での設営や撤収、長時間のスタジオ収録など体力や集中力も必要とされる仕事です。

エンジニアとは技師、技術者のこと。エンジンという音の響きから自動車などのエンジンに関わる仕事を連想しますが、物づくりの過程で開発・設計を行ったり、機器の操作や運用、保守に関わる仕事に広く使われます。また、機械だけではなくコンピュータソフトやシステムを扱う技術者も含まれ、ソフトウェアエンジニア、システムエンジニアなどと呼ばれます。

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