コピーライター

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商品の広告の「キャッチフレーズ」を考える。コピーは、もともとはその商品のことに詳しい売り主、つまりスポンサーが考えるものだった。だが時代とともにそれは広告代理店に外注されるようになり、広告代理店も制作会社に外注するようになっていった。こうした過程で、広告のコピーをつくることを専門とするコピーライターが生まれていった。フリーランスのイメージが強いが、今でも広告代理店や制作会社に所属するコピーライターのほうが数としては多い。80年代の一時期、何人かのスターコピーライターが出現して、職業として非常にもてはやされたこともあったが、企業の宣伝費の抑制傾向とともにそれも落ち着き、現在では広告制作という共同作業の一端を担う技術職、と位置づけられている。だが宣伝をする限りコピーは必要であり、優秀な人材は常に求められている。すぐコピーを書く仕事を与えられるかどうかはともかく、広告代理店や制作会社に入るなどして、制作の現場を知ることから始めるのが一般的だ。

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商品のキャッチフレーズなど、CMに使用される言葉や文章を「コピー」といい、これらの言葉や文章を考案する専門家をコピーライターという。コピーに求められるのは、宣伝するモノの特長や性格を、できる限り簡潔に解りやすく伝えることだ。さらに、それを見た人・聞いた人の脳裏にいつまでも残るようなインパクトも必要とされる。そのためには豊富なボキャブラリーと、それを使いこなすセンスが欠かせない。また消費者の嗜好や流行など、時代のトレンドを常にキャッチしていなくてはならない。商品CMのコピーだけでなく、商品自体のネーミングなどまで行う人もいる。 しかし、現在ではコピーライターの仕事だけで生計を立てている人は少なく、編集者やライターがコピーを考えている場合が多い。

広告代理店などに所属する場合、月収は18~40万円程度。独立した場合、年収は500~800万円程度が一般的ですが、大企業の広告を何本も抱えるような実力者ともなれば年収1000万円以上は軽く稼ぐことができます。(※1)

※1『他人の給与明細がこっそりわかる本』廣済堂文庫よりp73

コピーライターは主として広告代理店や広告制作会社・プロダクション、企業の広告・宣伝部などで活動します。一般に、大手広告代理店や広告・宣伝部があるような大企業の採用試験は難関であり、また幅広い知識や視野が必要な仕事でもあることから、大学卒業程度の学歴は必要とされます。民間のコピーライター養成塾・講座などもあり、大学在学中などに通う人もいますが、必ずしも就職に有利になるとは限りません。就職後は、広告制作の仕事をこなす中でコピーライターとしての技能やセンスを磨き、次第に大きな仕事を任されるようになります。キャリアを積むことでディレクターになったり、独立してフリーで活躍したりする場合もあります。

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コピーライターは、文章力さえあれば務まる仕事ではありません。あくまで商品の売り上げを伸ばす、あるいは企業イメージを高めることが目的なわけですから、商品知識はもとより企業や業界についての知識、世間の流行や市場ニーズの把握、クライアント(広告主)やディレクターが求めていることに対する十分な理解などが必要で、これらを怠ると、仮にセンスは良くても購買層に響かない見当違いのキャッチコピーになってしまうのです。派手な職業と見られがちですが、実際には、地道なリサーチ活動や関係者との折衝を繰り返す裏方の仕事といえます。

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