テレビディレクター

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テレビ番組制作の現場の責任者。番組や勤め先によって仕事内容は異なるが、俳優への演技指導、スタッフの仕事のチェック、収録したVTRの構成や編集などさまざまなスタッフや出演者を率いて番組をつくり上げる。ディレクターになるには、テレビ局か番組制作会社に就職し、アシスタントディレクター(AD)として現場の仕事を覚える。アルバイトとして働くうちに就職が決まることもあるが、基本的に一般的な会社への就職なので、4年制の大学を卒業したほうが有利である。また映像の勉強をしたからといって、テレビディレクターになれるとは限らない。テレビや映像に詳しい人よりも、はば広い知識や好奇心と体力があり、面白い人が好まれる。自分の思うような映像を作ることができたり、多くの視聴者が番組を楽しんでくれるのがディレクターの喜びだが、予算やチーム作業であることからそうそう思い通りの番組を作ることができないという。映像ソフト需要は拡大しているが、そのため競争が激化していく面もある。だからこそ面白い番組を作ろうという意欲があって、努力のできるディレクターが必要とされている。

平均年齢39.8歳で平均年収1567万円というフジテレビジョンを筆頭に、テレビ局社員の年収はかなりの高額。キー局の番組制作現場では30歳で年収1000万円を超えることも少なくありません。一方、地方局の平均年収はその2~3割減といったところ(※1)。さらに、下請けの番組制作会社になると、重労働にもかかわらず30代半ばで年収400~500万円程度とぐっと低くなります。(※2)

※1『週刊ダイヤモンド(2005年11月5日号)』ダイヤモンド社よりp54
※2『業界図鑑2006』実業之日本社よりp278

テレビディレクターになるためには、テレビ局もしくは番組制作会社・プロダクションに就職する必要がありますが、放送業界を希望する学生は多く採用試験は概して難関です。就職後、希望が叶い番組作りを行う制作部門に配属された場合、アシスタントディレクター(AD)として数年間現場で下積みを行います。その後、経験を重ねることでディレクター、さらにはプロデューサーへと昇格していきます。

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テレビ番組はテレビ局社員だけで作られていると思われがちですが、多くの場合、実際の番組制作に携わっているのは外部の制作会社・プロダクションです。全日本テレビ番組制作社連盟によると、東京の民放5社のプライムタイム(19時~23時)の番組においてプロダクションがかかわった番組は約7割とのこと。この数字からもテレビ業界はプロダクションなしでは成り立たないといえます。(※1)

※1『つくにはBOOKS No. 3 '06年版』さんぽうよりp24

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