能楽三役[ワキ方・囃子方・狂言方]

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歌舞伎の項でも紹介した伝統芸能伝承者養成所で、ワキ、シテ謡、笛、小鼓、大鼓、太鼓、狂言などを学ぶ。応募要項、研修後の就業などは、歌舞伎・文楽などとほぼ同じだが、応募資格は中学卒業後24歳までとなっている(※1)。歌舞伎、文楽にも共通することだが、やる気と才能が何よりも問われる世界である。だが、伝統芸能は、歴史の淘汰に耐えてきたもので、たとえば海外では日本独自の芸として紹介される。アイデンティティがしっかりしているわけで、グローバリズム・ボーダーレスの時代だからこそ、海外の物まねではない伝統芸がこの先さらに注目されることも十分考えられる。つまり、所作や発声などの訓練をしっかり積んでいる伝統芸能出身者が、テレビや映画や演劇で大活躍する時代がもう一度来るかもしれない。若い歌舞伎俳優がテレビドラマの主役になったり、能楽の若いスターがジャンルを超えた人気を得たり、すでにその兆候はある。

※1 編集部注:2012年12月時点では、23歳までとなっている。

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