マーシャラー

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空港の滑走路に着陸した旅客機をスポット(駐機場)へ導くなど、空港内で航空機を適切な位置まで誘導する。コックピット内のパイロットは停止位置が見えないため、リフトの上からパドルで、旋回・直進・徐行・停止の合図を送り誘導する。航空機は基本的にバックできないため、停止位置が大きくずれたときにはトーイングカーで牽引もする。離陸する航空機の誘導も行う。資格は必要ない。各航空会社の関連会社が担当しているので、空港サービス科のある専門学校を卒業して、就職するのが一般的。航空の知識を学び、専門の訓練を受けて社内試験に合格すること。成田空港のB滑走路ができたため、小型国内線の就航や海外航空会社の増便、新規乗り入れなど、発着枠が1.5倍になる見込みで、地上スタッフの拡充が図られる。最近は、女性の進出も多い。

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飛行機が滑走路に着陸した後、誘導路に入ってスポット(停止場所)をめざす際、機長に指示を送るのがマーシャラーの仕事。機長は機内から停止位置が見えないので、マーシャラーはマーシャリングカーに備え付けられたリフト上から、機長の目線とほぼ同じ高さで、「パドル」と呼ばれる大きなしゃもじの様な道具を使って指示を送る。飛行機の停止位置がずれると、飛行機と空港ロビーを結ぶボーディングブリッジを機体に接続できなくなり、大きな事故の発生にも繋がりかねない。機体のクセや風向きなどを把握して作業にあたるには、的確に誘導できることはもちろん、操縦士に指示する際の決断力・判断力が求められる。  グランドハンドリングはマーシャラーを含む空港地上業務全般を指し、乗客の荷物の上げ下ろしやボーディングブリッジの接続、離陸時にプッシュバック(航空機牽引車)を使って飛行機が前進できる位置まで押し出す、などが含まれる。グランドハンドリングの仕事は、マーシャラーを含む何人かのチームワークが重要。

マーシャラーを含むグランドハンドリングスタッフの初任給は16~18万円程度で、これに夜勤手当など各種手当てがつきます。航空機の発着に合わせた業務であるため勤務時間は不規則。早朝から午後、あるいは午後から深夜までなど2交替のシフト制をしいていることが多く、メンテナンスや機体清掃が入る場合は夜勤もあります。炎天下や真冬、雨降りのときなどは特に肉体的にこたえる仕事でもあります。(※1)

※1『空港で働く』ぺりかん社よりp71

マーシャラーの仕事をするためにはグランドハンドリング会社や空港業務代理店などに就職します。そのための近道は、航空関係の専門学校で、特殊車両の運転技術など即戦力となる知識や技能を身に付けることです。就職後、訓練や社内試験などを受けながら様々な業務に携わります。具体的には、マーシャリングのほか、翼端監視(ウィングウォッチ)、貨物や手荷物の搭降載、ボーディングブリッジやタラップ車の操作、機体の牽引(トーイング)や押し出し(プッシュバック)などがあります。

航空機が滞りなく運行できるよう地上(ground)で機体や貨物をさばく(handle)、航空機地上支援業務のことをグランドハンドリングといいます。一般的には、駐機場(エプロン)で行われる貨物ハンドリング業務や航空機ハンドリング業務を指し、マーシャラーの仕事もこれに含まれます。グランドハンドリングスタッフの仕事としてはこのほか、飲食類の搬入(ケータリング)や、給油・給水作業、機内の清掃などがあります。

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