管理栄養士

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高度で複雑な栄養管理・栄養指導にあたる栄養士。病気療養者の症状に応じた栄養指導、また、個人の身体状況、栄養状態に応じた栄養指導などが仕事。病院や学校など、1回に300食以上の集団給食をする施設では、その場で働く栄養士のうちひとりが管理栄養士であることが求められている。また、栄養士・調理師養成施設で教えるには、この資格が必要。国家資格で、受験資格は、まず栄養士の資格を持っていることが前提。栄養士として2年以上の実務経験を積み、厚生労働省が年1回実施する国家試験を受ける。肥満、糖尿病、高脂血症、高血圧症など生活習慣病や食物アレルギー、拒食症などが増えているので、栄養カウンセリングに基づいた個人への栄養指導が求められている。また、老人介護の急速な増加により仕事の領域はますます広がっている。

<< 編集部の職業解説 >>

栄養士からさらにステップアップした職業が、管理栄養士である。基本的には栄養士と同様の業務ではあるが、病院や市町村保健センターでの栄養指導、保健所等での栄養改善事業の企画など、より大規模な給食施設の管理業務を行うことが多い。一定規模以上の集団給食施設には、管理栄養士を置くことが法律で定められており、管理栄養士資格を取得するには、管理栄養士受験資格認定校を卒業する、または、栄養士としての実務経験を積んだ後、受験資格を得て国家試験に合格することが必要。試験科目は、社会・環境と健康、人体の構造と機能及び疾病の成り立ち、食べ物と健康、基礎栄養学、応用栄養学、栄養教育論、臨床栄養学、公衆栄養学、給食経営管理論の9科目に及び、合格率は毎年20~30%前後と厳しい道となっている。

◆管理栄養士の2003年時点における民間施設の平均初任給は約19万円。(※1)
◆公立学校の給食職員は年収800~900万円のケースも。(※2)

※1『好きな仕事実現シリーズ 福祉の仕事』学習研究社よりp63
※2『週刊ダイヤモンド(2005年11月5日号)』ダイヤモンド社よりp49
勤務先、経験年数、雇用形態などにより大きく異なります。

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栄養士が栄養専門学校など指定の養成施設を卒業すれば無試験で資格を取得できるのに対して、管理栄養士になるためには「管理栄養士国家試験」に合格する必要があります。この試験の受験者数は2000年が2万775人だったのに対して2005年は3万475人になるなど年々増加しています。合格率は例年20%前後で推移しています。

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栄養士法の一部改正(2002年施行)により、管理栄養士の定義が「傷病者に対する療養のため必要な栄養の指導、(中略)健康の保持増進のための栄養の指導(中略)などを行うことを業とする者」と位置づけられました。背景には、高齢化が進み生活習慣病が深刻な問題となっている現状があります。これを防ぐためには食生活の改善が不可欠で、管理栄養士はその指導者としての役割を期待されているのです。

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