スタイリスト

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雑誌やテレビ、CM、ポスター、映画などの撮影のために、洋服や靴、小物、アクセサリーなどをコーディネートする。担当者と打ち合わせをして、その企画内容にあった商品を用意する。アパレルメーカーの広報やショップから商品を借り、撮影時には値札をとったり、アイロンがけをしたり、靴が汚れないように裏にガムテープをはるなど、細かい雑用もたくさんある。ファッションセンスやトレンドに対する感度はもちろん、人脈の豊富さや気が利くこと、フットワークの良さ、そして洋服やアクセサリー、靴などが詰まった大きなカバンを3、4個も抱えて移動できる腕力や体力も必要だ。専門学校のスタイリスト科などを卒業してスタイリストになる以外に、スタイリスト事務所に就職して経験を積んだり、アシスタントとして現場でスタイリングを覚えていってもよい。また食品、インテリア、雑貨など、ファッション以外の分野にも専門のスタイリストがいる。

<< 編集部の職業解説 >>

雑誌や広告の写真撮影、テレビ番組やコマーシャルの制作などの際に、出演するモデルやタレントの衣装の手配や選択を行い、場合によっては小道具なども使って、ファッション全般をコーディネートする仕事。そのモデル、タレントに似合っていて、かつ番組や広告などの内容や雰囲気にふさわしい衣装などを準備して、現場で臨機応変にセッティングを行わなければならないため、ファッションセンスはもちろんのこと、企画意図を把握する力や、ディレクターやデザイナーのイメージを具体的に表現できる能力が必要とされる。基本的には裏方の立場の仕事だが、腕のいいスタイリストは、タレントやスタッフなどから指名を受けたり、専属契約を得たりというケースも多く、イメージを重視する業界では欠かせない仕事と言える。スタイリストはファッション関係に限らず、食品、インテリア、雑貨などのスタイリングも行うこともあり、実力次第でさらに活躍の場は拡がっていくだろう。

スタイリストの正確な人数は分からないが、業界内でスタイリストを名乗る人は約2000人、そのうち常に仕事をしている人は800~1000人位とするデータがある(※1)。また、都内に事務所を構える著名なスタイリストだけでも数百人いるといわれている。ただし、タレントの専属スタイリストなど、売れっ子といわれる人はほんの一握りに過ぎない。(※2)

※1 「職業データベース」独立行政法人 労働政策研究・研修機構(1994年)より
※2 『現代「手に職」ガイド』実業之日本社よりp96

◆アシスタント時代は月収10万円程度。独立後は実力次第だが月収30~100万円程度。(※1)
◆スタイリストの年収は底辺で150万円、頂点で1億円。(※2)

※1 『現代「手に職」ガイド』実業之日本社よりp97
※2 『フリーランス図鑑』実業之日本社よりp204

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スタイリストが揃える洋服や小物は、メーカーやショップから無料で借りてくるのが基本だが、中には買い取りやレンタル料を取られる場合もある。けれど、現場のディレクターがスタイリストに求めるのは、センスはもちろん安く調達してくる能力。そのため、スタイリストは普段から幅広い店とお付き合いしたり親しくしておく必要がある。印象の華やかさとは違い、大きなバッグに詰め込んだ大量の借り物の管理や取り扱いに神経を使う仕事でもある。(※1)

※1『フリーランス図鑑』実業之日本社よりp204

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