漢方コーディネーター
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漢方とは、中国医学の影響を受けて日本で発達した医学で、植物・動物・鉱物などの「生薬」を組み合わせた漢方薬によって、人間本来の自然治癒力を引き出す方法のこと。病気の予兆が見られたら、あるいはそうなる前から、天然の生薬のはたらきを利用して病気の予防や治療、体質改善などを目指す医学である。漢方コーディネーターは、漢方の知識を持つスペシャリストとして、一人ひとりの症状や体質に合った生薬の組み合わせなどをアドバイスする。また、食事や生活環境などにも幅広く気を配るのが漢方の考え方なので、漢方コーディネーターは、病気予防や体質改善につながる暮らし方の提案なども行う。何となく疲れやすい、食欲がない、冷えやむくみがつらいなど、病気未満の体調不良を感じている人の話に耳を傾ける必要があるので、細やかな気配りと親身な対応を心がけることが大切である。漢方コーディネーターとして働くためには特別な資格は必要ないが、漢方に関する知識は不可欠。薬剤師免許を取得していれば、漢方薬の調合や販売に携わることも可能だ。この職業解説について、感じたこと・思ったことなど自由に書き込んでね。
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