国会図書館職員
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国会図書館は日本唯一の国立図書館で、国内で刊行されるすべての出版物を収集・保存している。立法府である国会に属しており、そこで働く国会図書館職員の身分は特別職の国家公務員となる。主な仕事は、「調査業務」「司書業務」「一般事務」の3つに分類される。「調査業務」では、国会議員の立法活動をサポートし、法案の分析・評価、国政審議にかかわる政治経済などの調査、さらに資料提供も行う。「司書業務」では、国内外から収集した膨大な書籍類を整理し、目録や索引を作成して国民に公開するとともに、そのデータベースも構築。行政・司法・国民に対する閲覧・資料提供・相談案内業務など、幅広い図書館サービスを行う。「一般事務」は、調査業務や司書業務をスムーズに遂行させるために総合的な業務を担う。国会図書館では、紙資料を主に扱ってきた従来の図書館サービスに加え、情報化に伴う電子図書館サービスの充実も進められており、国会図書館職員の職務の幅もいっそう広がっている。この職業解説について、感じたこと・思ったことなど自由に書き込んでね。
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