作業指導員・職業指導員


<< 編集部の職業解説 >>

身体的・精神的・知的障害のために社会的自立が困難な人たちに対し、社会復帰と職業的自立を実現するために必要な技術指導を行う専門家。障害の種類や程度を考慮して作業内容を考え、効率を上げるための道具の開発や設備の改善、材料発注、売り上げ管理、さらには施設内外の連絡調整なども行う。具体的な指導内容は施設の形態や経営方針によって異なるが、例えば木工、陶芸、織物、農作業、食品製造、飲食サービスなどの作業を通じ、個々の潜在能力や労働意欲を引き出す援助を行う。また、障害者が働くことに喜びを見い出しながら、新しい人間関係を築き、社会的な体験を広げることができるようにするのも大切な役割だ。職場となるのは、障害者を対象とした更生施設や授産施設、福祉工場などの福祉施設で、特に資格は必要ないものの、技術指導を行うための一定の技能と、個性も心身状態もさまざまな入所者に寄り添う温かな心が求められる。

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