児童自立支援専門員・児童生活支援員


<< 編集部の職業解説 >>

「児童自立支援施設」で生活する子どもたちの生活や学習の指導を行い、社会的な自立を支援する。児童自立支援施設とは、非行経験のある児童や非行のおそれのある児童、ならびに家庭環境などに問題があって生活指導が必要な児童のための施設で、入所した児童は、児童相談所や家庭裁判所の判断で更生するまでの間、この施設で生活する。児童自立支援専門員、児童生活支援員は、子どもたちと生活を共にしながら、彼らが社会で生きる力を身に付けられるよう24時間体制で支援する。児童自立支援専門員が父親的役割、児童生活支援員が母親的役割を担い、親代わりとなって子どもたちと関わる仕事である。例えば食後の後片付けや掃除の仕方などの生活全般についての指導は、主に児童生活支援員の役割。一方、児童自立支援専門員は、子どもたちが施設内の学校で勉強する際に授業を担当したり、一緒にスポーツをして汗を流したりすることもある。また、教員や医師など外部専門家との連携や、家庭との連絡なども大切な仕事である。施設とはいえ、一般の家庭に近い小集団の中で生活を送りながら、繊細な子どもたちの心を受け止め、お互いの信頼関係を築いていくことが求められる。

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