児童相談員(児童福祉司)
<< 編集部の職業解説 >>
各地の児童相談所で、18歳未満の子どもに関するあらゆる相談に応じ、問題解決のための調査や援助を行う。子育てやしつけの悩み、不登校やいじめ、心や体の障害の問題、保護者の事情による養育問題、虐待、非行などの相談内容に対し、環境面と心理面の双方から適切な解決策を探っていく。児童相談員の職務は「児童福祉司」と「心理判定員」に分けられる。寄せられた相談に対し、子どもを取り巻く環境面からアプローチするのは「児童福祉司」の役割。保護者や担任教師との面接などを行って、家庭環境や生育歴などを調査した上で問題の原因を探る。「心理判定員」は、子どもと面接して行動を観察したり、心理テストやカウンセリングを実施したりして、心の状態や知能・生活能力などを診断する。場合によっては医師や保育士、学校、警察などとも連携することもある。所長を交えた会議で最終的な指導や援助を決定した後も、必要に応じて子どもや保護者をサポートし、子どもの健全な成長を助ける大切な存在となる。子どもへの深い理解はもちろんだが、問題解決の熱意と判断力、他の専門職との協調性、そして個の秘密を漏らさない厳格さも必要である。この職業解説について、感じたこと・思ったことなど自由に書き込んでね。
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