薬事監視員
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医薬品や医療機器、化粧品等の製造業者・販売業者・輸入業者などに立ち入り、製品の品質、有効性、安全性が守られているかを検査した後、必要に応じて監視や指導も行う。基準を満たさない医薬品、承認内容とは異なる医薬品、あるいは変質した医薬品などは不良医薬品であり、薬事法によって販売が禁止されている。そのような薬品が発生していないか、あるいは表示が適正であるか、さらに虚偽や誇大な表現を含む広告物が出回っていないかを調査するのも薬事監視員の職務だ。医薬品メーカー、医療用具メーカー、化粧品メーカー、薬局、ドラッグストアなどのように適正な許可を受けた業者はもちろん、薬事法等に基づく承認を受けていない無許可業者も監視・指導の対象である。もしも不良医薬品などが見つかった場合は、回収・廃棄を行い、業者に対して改善命令・検査命令・一時業務停止などの処分を行う。最近では通信販売やインターネットサイトによる販売も成長しているため、薬事監視員による監視の範囲は年々拡大している。この職業解説について、感じたこと・思ったことなど自由に書き込んでね。
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