刑事


<< 編集部の職業解説 >>

警察の刑事警察部門で犯罪捜査を行う私服警察官を「刑事」と呼ぶ。事件発生の情報とともに現場へ急行し、鑑識係員と協力して現場検証を行い、被害者や目撃者の話を聞き取り、あらゆる証拠を積み重ねて犯人を検挙する。地道な捜査活動により被疑者を逮捕した後は、徹底した取り調べを行い、供述に基づく裏付け捜査によって事件の実態を明らかにする。それぞれの警察署によるが、担当する犯罪の種類によっていくつかの部門に分かれている。たとえば警視庁の刑事部には、殺人や強盗などの「強行犯捜査」ならびに誘拐や爆破事件等の「特殊犯捜査」を行う捜査第一課、詐欺や横領等の「知能犯捜査」を担当する捜査第二課、窃盗等の「盗犯捜査」を扱う捜査第三課があり、さらに事件発生とともに現場へ出動する「機動捜査隊」や違法薬物・拳銃犯罪の捜査を担当する「組織犯罪対策部」などもある。刑事には、積極的に情報を得るためのフットワークや冷静な判断力、そして地道な捜査を続ける粘り強さが必要だ。犯人から反撃を受けた場合は危険を伴うこともあるが、拳銃や防弾チョッキなど、刑事には身を守るための装備器財が用意されており、事件を解決したときの達成感は大きい。

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