建築設備士
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建築工事で給排水・空調換気・電気配線といった建築物には欠かせない設備を担当する。これらはライフラインといわれるように、生活する上で重要なものばかりである。建築設備は年々、高度化・複雑化しており、建築設備士に求められる技術も上がってきている。建築設備士は建築士法によって定めれた国家資格であり、業務に従事するには資格取得が必要。
建築設備士として経験を積み、一・二級建築士の資格を取得できれば業務の幅は大きく広がる。
「建築設備は、建物の中や外で、皆さんが安全にそして快適にすごすために、なくてはならない働きをしています。私たちの身の回りを見ると、とても便利で豊かになりましたが、環境やエネルギーの問題をはじめ多くの課題が残されています。建築設備は、いろいろな分野の新しい技術が生まれ、多くの人たちが課題の解決に貢献しています。
建築設備にかかわる資格に建築設備士があります。高度化、複雑化した空調、換気、給排水衛生、電気などの建築設備全般に関する知識および技能に加え、省エネルギー化、地球環境問題、長寿命化、リニューアル、建物のゼロエネルギー化などの新しい、幅広い技術に精通したスペシャリストです。建築設備の設計や施工をはじめ、完成後のメンテナンスや使い方のアドバイス、災害に強く環境にやさしい建物や街づくりなどの様々な分野で活躍しています。」
- 一般社団法人 建築設備技術者協会
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