国会議員政策担当秘書


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国会議員が取り組む政策立案・立法活動を専門的な立場からサポートし、研究調査、資料の収集・分析・作成などにあたる。具体的な職務は、その議員の活動内容によってさまざまだが、議員が所属する委員会に関連する時事問題や政策については、日ごろからの勉強が欠かせない。特に重要な仕事は、議員が国会に提出する法案の準備である。国会議員政策担当秘書は、国会図書館などに関係法令の調査を依頼したり、関係省庁や専門家に資料や意見を求めるなどして、法案の骨子・要綱を作成する。その後、法制局や党の機関等とのやりとりを経て、国会議員が国会に法案を提出する。さらに、その法案に対する委員会質疑の予定が決まると、国会議員政策担当秘書が中心となって、議員や党の意向を踏まえた質問案を起草し、関係省庁に質問の内容を告知する。国会議員の活動を陰で支える裏方的な立場ではあるが、国会議員が採用できる政策担当秘書は1名のみと法律で定められており、議員個人の評価にも影響するほどの重要な役目を担っている。

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